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|鞍 = [[全日本アラブ大賞典]](1993、1994年)<br>[[報知グランプリカップ]](1994年)<br>[[千鳥賞]](1993年)<br>[[アラブダービー]](1993年)<br>[[アラブ王冠賞]](1993年)<br>[[銀盃]](1993、1994年)<br>[[ワード賞]](1994年)<br><ref name="jbis"/>
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'''トチノミネフジ'''({{lang|en|Tochino Minefuji}})<ref name="jbis">{{Cite web|url= https://www.jbis.or.jp/horse/0000239225/ |title= トチノミネフジ |work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2020-05-14}}</ref>は、[[日本]]の[[アングロアラブ]][[競走馬]]、[[種牡馬]]。主な勝ち鞍に[[1993年]]と[[1994年]]の[[全日本アラブ大賞典]]、1994年の[[報知グランプリカップ]]、1993年の[[三冠 (競馬)#南関東アラブ三冠3歳|南関東アラブ三冠]]([[千鳥賞]]、[[アラブダービー]]、[[アラブ王冠賞]])など。[[1993年]]度[[NARグランプリアラブ最優秀馬|NARグランプリアラブ系年度代表馬]]および[[1994年]]度のNARグランプリ年度代表馬に選出された。
 
== 概要 ==
*特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ<ref name="jbisrcd"/>
 
[[1992年]]8月27日、[[宇都宮競馬場]]でのアラブ系新馬戦でデビューし、1着。2戦目も勝って連勝するが、3戦目の黒バラ特別は4着<ref name="3冠編">{{Cite web|url= https://www.tokyocitykeiba.com/data/column/column_vol21/ |title= 副田拓人「疾駆する血の超越 トチノミネフジ 3冠編」|work=TCKコラム|publisher=特別区競馬組合|date=|accessdate=2020-05-14}}</ref>。この後、[[大井競馬場]]・高岩隆厩舎に移籍。この時点から、左ひざの状態は思わしくなかった<ref name="3冠編"/>。移籍初戦の赤松特別から年明けの万両特別まで3連勝ののち、2月の椿賞で古馬と初めて対戦し勝利をおさめ、続く古馬との混合重賞[[銀盃]]も制する<ref name="3冠編"/>。[[三冠 (競馬)#南関東アラブ三冠3歳|南関東アラブ三冠]]路線も、調子が思わしくなく満足な調教もできず出走した三冠目の[[アラブ王冠賞]]もハナ差で制して三冠を達成<ref name="3冠編"/>。年末の[[全日本アラブ大賞典]]でも[[スズノキャスター]]を下して優勝した。
 
古馬となった[[1994年]]は、斤量の関係でアラブ同士のレースが限られてきたため、[[サラブレッド]]との対戦を主軸にすることとなった<ref name="芝への挑戦編">{{Cite web|url= https://www.tokyocitykeiba.com/data/column/column_vol22/ |title= 副田拓人「疾駆する血の超越 トチノミネフジ 芝への挑戦編」|work=TCKコラム|publisher=特別区競馬組合|date=|accessdate=2020-05-14}}</ref>。初戦の[[報知グランプリカップ]]ではアレアズマをハナ差下して勝利<ref name="芝への挑戦編"/>。銀盃を連覇ののち、オープンの隅田川賞も[[南関東公営競馬|南関東]]サラブレッド二冠馬[[ブルーファミリー]]らを下して勝利、13連勝を達成した<ref name="芝への挑戦編"/>。6月には[[中央競馬]]所属のサラブレッドと対戦するべく吾妻小富士オープンに出走、午前には1番人気に支持され最終的には2番人気で迎えたレースは[[フジヤマケンザン]]の11着に終わる<ref name="芝への挑戦編"/>。7月の[[ワード賞]]を制したのち[[東京盃]]では[[サクラハイスピード]]の2着。その後、アングロアラブを取り巻く状況やひざの状態なども勘案した結果1994年限りでの引退を決し、12月の全日本アラブ大賞典で前年に続いてスズノキャスターを下して連覇を達成<ref name="最後の大物編">{{Cite web|url= https://www.tokyocitykeiba.com/data/column/column_vol23/ |title= 副田拓人「疾駆する血の超越 トチノミネフジ 最後の大物編」|work=TCKコラム|publisher=特別区競馬組合|date=|accessdate=2020-05-14}}</ref>。このレースを最後に引退した。総収得賞金2億6550万円は、アラブ系競走馬の中では最高額を記録<ref name="最後の大物編"/>。また、1994年度のNARグランプリ年度代表馬にも、一部異論がありつつ選ばれた<ref name="最後の大物編"/>。