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Cabakuri (会話 | 投稿記録)
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== 概要 ==
[[File:Catenaryswitch.jpg|thumb|200px|架線交差部を通過するトロリーバス([[チェコ]]、2006年)]]
トロリーバスは[[路面電車]]とバスの長所をもった交通機関で、[[排気ガス]]を出さない、[[軌道 (鉄道)|軌道]]を敷設する必要がない、などの長所を持つ。しかし、稀にトロリーポール(集電装置)が架線から外れるトラブルが起こる。架線が分岐・交差する個所ではトラブルが起こりやすく、その手前では減速する必要があり、後続車列で充分な車間距離が保たれていないと[[渋滞|交通渋滞]]を招く{{efn|一時減速は渋滞の引き金になるとされる。「[[渋滞#渋滞の原因]]」参照。}}。現在は自動車交通量の増加に加え、性能が良い[[ディーゼルエンジン]]や[[ハイブリッドカー|ハイブリッド方式]]の大型[[路線バス]]の出現とともに廃止が進んでおり、日本では市街地を走るトロリーバス路線は全て廃止されている。しかし、道幅が広く、車が比較世界少ないには[[ソ連]]の影響下で都市計画を行った[[社会主義国]]・旧社会主義国の都市には今も多く残されている。また[[カナダ]]などの[[水力発電]]による豊富で安価な電力が安定して供給される地域、日本の黒部ダムのような観光地でも利用されている。
 
給電用の架線が張れない場所で走行するための小[[排気量]]の補助エンジンを持つものもある。このエンジンは発電用ではなく、車両を直接推進するために用いられ、日本でもかつて[[都営トロリーバス]]で、[[鉄道の電化|電化]]された鉄道の[[踏切]]を渡るために使用するものがあった。最近では、[[ディーゼル]] [[発電機]]を搭載したハイブリッド方式や[[二次電池|蓄電池]]を搭載した車両が開発され、架線がない道路でより長距離を走行できるようなものもある。[[中華人民共和国|中国]] [[北京市]]では、[[王府井]]の繁華街の景観対策や[[長安街]]の横断対策([[建国記念日]]である[[国慶節]]や節目の年には大規模な[[観兵式|軍事パレード]]があるため、架線を張ることができない)に利用されている。