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* [[#分類|詳細は本文の分類を参照]]
}}
'''キイチゴ属'''(きいちごぞく、[[学名]]:''Rubus'' {{AU|L.}}<ref name="ITIS">{{Cite web |url=http://www.itis.gov/servlet/SingleRpt/SingleRpt?search_topic=TSN&search_value=24848 |title=''Rubus'' L. |publisher=[[ITIS]] |language=英語 |accessdate=2013-06-07}}</ref>は、[[バラ科]]の[[属 (分類学)|属]]の1つ。'''キイチゴ'''(木苺{{sfn|金田初代|2010|p=148}}・黄苺{{sfn|金田初代|2010|p=148}}・懸鉤子、[[英語]]: Bramble)と総称される。'''[[ラズベリー]]''' (Raspberry)、'''[[ブラックベリー]]''' (Blackberry) などの栽培種群に代表される、数十〜数百[[種 (分類学)|種]](研究者により大きく違う)が属する。
 
== 分布 ==
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== 特徴 ==
キイチゴ属は種の数がとても多く、ほとんどは小柄ながら[[木]]質化した[[茎]]を持つ[[落葉性]][[低木]]で{{sfn|金田初代|2020|p=148}}、一部に常緑や[[匍匐性]]のもの[[草本]]がある。茎や[[葉]]に[[棘]]を持つものも多い{{sfn|金田初代|2010|p=148}}
 
[[雌蘂]]は多数の[[心皮]]からなり、それぞれが独立した[[果汁]]を含んだ粒の形になる。したがって、[[果実]]はそのような粒の塊に見える。果実は味はいろいろであるが食べられるものが多く{{sfn|金田初代|2010|p=148}}、いわゆる野いちごは大部分がこの属のものである。
 
== 栽培と利用 ==
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日本では古代から室町時代ごろまでは栽培されていたが、その系統は途絶えている。現在の日本では欧米のラズベリーやブラックベリーが小規模に栽培されているのみである。
 
キイチゴ類の果実は生食できるが日持ちしないため冷凍品として流通するかケーキの飾りシロップ漬け、[[ジャム]][[ジュース]][[果実酒]]・[[リキュール]]などの原料として利用されることが多い{{sfn|金田初代|2010|p=148}}
 
ゴショイチゴやクマイチゴ、トックリイチゴの未熟果を乾燥したものは覆盆子と呼ばれ[[生薬]]として使われる。
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=== 主な種 ===
キイチゴ属の主な種を以下に示す。日本に産する代表的な種に、[[モミジイチゴ]]、[[ナワシロイチゴ]]、[[カジイチゴ]]、[[クサイチゴ]]などがある
* ''Anoplobatus'' 亜属
** [[w:Rubus aboriginum|''Rubus aboriginum'']] - Garden Dewberry
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{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|author=金田初代|coauthors=金田洋一郎(写真)|title=ひと目でわかる! おいしい「山菜・野草」の見分け方・食べ方|publisher=[[PHP研究所]]|date=2010-09-24|pages=148 - 149|ISBN=978-4-569-79145-6|ref=harv}}
* 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本I』、1989年、[[平凡社]]、1989年。
 
== 外部リンク ==