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[[高雄型重巡洋艦]]の2番艦・[[愛宕 (重巡洋艦)|愛宕]]の艦内で発行されていた[[艦内新聞]]の『愛宕新聞』では[[1934年]](昭和9年)発行のものに1番艦の[[高雄 (重巡洋艦)|高雄]]を「タカ夫君」、愛宕を「アタ子さん」と言う名前で擬人化したイラストが見られる<ref>『艦内新聞集成』第9巻「愛宕新聞」第1号〜第204号〈昭和9年2月〜10月〉([[不二出版]]、2016年) ISBN 978-4-8350-7954-7</ref>。
 
[[1940年]](昭和15年)に[[小磯良平]]が描いた[[日本郵船]]の[[新田丸級貨客船]]3隻(新田丸・八幡丸・春日丸)を三姉妹に見立てて擬人化した[[ポスター]]もこの3隻が海軍に徴用され[[大鷹型航空母艦]]([[大鷹 (空母)|大鷹]]・[[雲鷹 (空母)|雲鷹]]・[[冲鷹 (空母)|冲鷹]])となったことから、艦船擬人化のルーツとして言及されることがある<ref>{{Cite web|和書|author=咲村珠樹|date=2012-01-27|title=【おたく温故知新】第五回 戦前にもあった萌え擬人化? 〜戦火に消えた悲運のNYK美少女三姉妹〜|url=http://otakei.otakuma.net/archives/2012012703.html|work=おたくま経済新聞|publisher=C.S.T.エンターテインメント|accessdate=2018-05-01}}</ref>。
 
なお、艦船を擬人化する際はもっぱら女性として描かれることが多いが、これは欧米圏では船舶を女性名詞で呼ぶためである<ref>[https://www.jasnaoe.or.jp/mecc/fushigi/report/report010.html どうして船は女性なの?] - 海の不思議箱</ref><ref>[https://www.tabisen.com/tabisen/yutaka/post-2963.html 船を「彼女(She)」と呼ぶ理由] - 旅の専門店連合会</ref>。
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=== 制服兵器兵站局 ===
[[2002年]]になると、艦船擬人化を含む兵器の萌え擬人化をテーマとしたイラストのアップロードサイトである「制服兵器兵站局」が立ち上がる。始まりこそ戦闘機・航空機の萌え擬人化の投稿が中心であったが<ref>{{Cite web |和書|url=http://owllight.sakura.ne.jp/7exp/wiki/index.php?%CA%BC%E3%EB%B6%C9%C0%B0%C8%F7%B5%AD%CF%BF1 |title=兵站局整備記録1 |accessdate=2018-04-24}}</ref>、数か月後には陸海空の兵器擬人化の総合サイトとなる<ref>{{Cite web |和書|url=http://owllight.sakura.ne.jp/7exp/wiki/index.php?%CA%BC%E3%EB%B6%C9%C0%B0%C8%F7%B5%AD%CF%BF4 |title=兵站局整備記録4 |accessdate=2018-04-24}}</ref>。サイトが2014年に閉鎖されるまでに、陸海空兵器の萌え擬人化とカテゴリーが制限されている中で3000枚を超えるイラストが投稿された<ref>{{Cite web |和書|url=http://owllight.sakura.ne.jp/7exp/wiki/index.php?%C0%B0%C8%F7%C3%E6%C2%E2%CB%DC%C9%F4 |title=整備中隊本部 |accessdate=2018-04-24}}</ref>。2014年の閉鎖に伴い、一部を残して保管されていたイラストの大部分が散逸し、現在は後継サイトがその投稿記録を保持しているにとどまる。
 
制服兵器兵站局の元ユーザーとして、[[じじ (イラストレーター)]]<ref group="注">MC☆あくしず、萌え萌え2次大戦、艦隊これくしょん(Zara、Polaなど)</ref>、[[島田フミカネ]]<ref group="注">MC☆あくしず、艦隊これくしょん(大鳳、Bismarckなど)</ref>、[[くーろくろ]]<ref group="注">MC☆あくしず、艦隊これくしょん(龍驤、隼鷹など)</ref>、[[ZECO]]<ref group="注">「皇宇(ZECO)」に同じ。鋼鉄少女、請命令! 提督SAMA(扶桑)、艦隊これくしょん(Samuel B.Roberts)</ref>などがあげられる。また、2006年に専門商業誌として立ち上げられた[[MC☆あくしず]]と、制服兵器兵站局の運営されていた時期の多くが重なっており、これらを横断して活動していたイラストレーターも少なくない。『MC☆あくしず』と並び、後続の商業化作品群への影響が小さくないサイトであったといえる。