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森の妖精([[ニュンペー]])のひとり[[エーコー]]が彼に恋をしたが、エーコーは[[ゼウス]]が[[ヘーラー]]の監視から逃れるのを歌とおしゃべりで助けたためにヘーラーの怒りをかい、自分では口がきけず、他人の言葉を繰り返すことのみを許されていた。エーコーはナルキッソスの言葉を繰り返す以外、何もできなかったので、ナルキッソスは「退屈だ」としてエーコーを見捨てた。エーコーは悲しみのあまり姿を失い、ただ声だけが残って[[木霊]]になった。これを見た神に対する侮辱を罰する神[[ネメシス]]は、他人を愛せないナルキッソスが、ただ自分だけを愛するようにする。
 
ネメシスは無情なナルキッソスをムーサの山にある泉によび寄せる。不吉な予言に近づいているとも知らないナルキッソスが水を飲もうと、水面を見ると、中に美しい少年がいた。もちろんそれはナルキッソス本人だった。ナルキッソスはひと目で恋に落ちた。そしてそのまま水の中の美少年から離れることができなくなり、やせ細って死んだ。また、水面に写った自分に口付けをしようとしてそのまま落ちて水死したという話もある。ナルキッソスが死んだあとそこには[[水仙]]の花が咲いていた。この伝承から、スイセンのことを欧米ではナルシスと呼ぶ。また、精神分析の用語[[ナルシシズム|ナルシシズム(narcissism)(narcissism、自己愛)]]という言葉の[[語源]]になった。
 
== 参考文献 ==