「基幹バス (名古屋市)」の版間の差分

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{{Otheruseslist|愛知県名古屋市の基幹バス|基幹バス一般|基幹バス}}
[[ファイル:PDG-KV234N2 NagoyaCity NKH-18 PJ-MP35JM Meitetsu 1635 Kikan2 Shirakabe.jpg|thumb|280px|基幹バス(基幹2系統白壁停留所付近)]]
 
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* 富田町線(金山 - 富田。現在の金山22号系統に概ね相当)
* 南陽町線(熱田 - 福田。現在の幹神宮1号系統に概ね相当)
* 金城埠頭線(高畑 - 金城埠頭。現在の[[名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線|あおなみ線]]にほぼ並行)
* 山手通線(本山 - 新瑞橋。現在の[[名古屋市営地下鉄]][[名古屋市営地下鉄名城線|名城線]]の一部)
 
これを受けて、まず1982年3月に[[#基幹1号系統(東郊線)|東郊線]]10.5 [[キロメートル|km]]の運行を開始した。東郊線では平均停留所間隔は750 [[メートル|m]]{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=14}}で、道路の幅員も40 mと余裕があり{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=14}}、さらに鉄道との連絡箇所も多く需要が見込まれるという理由で選定された{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=14}}。ただし、道路中央には都市高速道路が通っているなどの理由から、中央走行式の採用は見送られた{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}。
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システム導入後3年間の東郊線の状況は、表定速度が13 km/hから17 km/hに向上(平均所要時間では48分から37分に改善){{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}、利用者は60 [[パーセント|%(パーセント)]]増加した{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}上、1986年の[[営業係数]](100円の収入を得るための支出額)は77.2となった{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}。
 
基幹バスシステムの導入効果が明らかになった1985年4月には、さらに理想に近い基幹バス路線として[[#基幹2号系統(新出来町線)・名鉄バス本地ヶ原線|新出来町線]]を開設した。新出来町線では停留所間隔は650 mで{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}<ref group="注">ただし、名鉄バスの名鉄バスセンター - 汁谷間に関しては元々停留所数が絞られており、基幹バス化により停留所数が増加した。更に、名鉄の路線バスとしては初めて栄地区に乗り入れる事になったため、中央走行方式による速達性もさることながら、利便性の向上も計られた形となった。</ref>、道路の幅員は一部で24.5mと余裕がない箇所もあった{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}が、[[名古屋市営地下鉄]][[名古屋市営地下鉄東山線|東山線]]と[[名古屋道|名鉄]][[名鉄瀬戸線|瀬戸線]]の中間に位置し、鉄道網に恵まれない地区を経由するため、整備効果と需要はともに多いものと見込まれた{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}。また、新出来町線では[[名鉄バス|名古屋鉄道(当時)のバス]]<ref group="注">当時、出来町通には本地ヶ原線と、山口町から北上する名犬線・豊場線・下末線・名多線・春日井線・志段味線・瀬戸線・名古屋旭線と、赤塚から北上する[[国鉄バス]]の[[瀬戸南線|瀬戸西線]]が運行されていたが、このうち、出来町通を四軒家方面に東進する本地ヶ原線のみが基幹バス化された。</ref>と相互乗り入れとした。
 
システム導入後1年間の新出来町線は、表定速度が14.5 km/hから19.9 km/hに向上(平均所要時間では50分から34分に改善){{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}、1986年の営業係数は87.6で黒字となった{{sfn|バス・ジャパン7号|1988|p=15}}。
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{{Double image aside|right|基幹1 日野ブルリボンシティーKF-4.jpg|200|Nagoyashi-Kotsukyoku 名古屋200か1281.JPG|200|基幹1号系統専用車(NKH-4)|基幹バスで運用される一般塗装車}}
 
基幹1号系統は、[[1982年]][[3月28日]]開通。名古屋市交通局が運行しており、[[名古屋市]][[中区 (名古屋市)|中区]]の[[栄駅 (愛知県)|栄]]と[[南区 (名古屋市)|南区]]の[[笠寺駅]]、[[南野 (名古屋市)|星崎]]、[[名古屋市営バス鳴尾営業所|鳴尾車庫]][[バス停留所|バス停]]を結ぶ。大部分の区間では道路中央に[[名古屋高速道路]]([[名古屋高速都心環状線|都心環状線]]・[[名古屋高速3号大高線|3号大高線]])の橋脚が存在するため、中央走行方式は断念され、[[バスレーン]]は道路の端に設置されている。バス停は一般バスと同じ施設を使用し、一部のバス停には停車しないことで速達性を確保している。このため、基幹1号が停車するバス停には次に停車するバス停の表示が基幹バスと一般バスのものに分けて表示されている。また、運行担当営業所は終点でもある鳴尾営業所であり、全便ノンステップバスによる運行である。
 
また、[[名古屋市営バス鳴尾営業所#高速1号系統|高速1号系統]]で運用されていたシートベルト付きノンステップバスも、送り込み(車庫への回送を兼ねての営業運転)で投入されている。この車は一般バス塗色なので、基幹バスとして運行する場合は前面に「基幹バス」というバスマスクによる大きな表示がされ、入口扉の横にも「基幹バス」という[[行先標|サボ]]が取り付けられる。
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* 栄 - 引山
* 栄 - 引山 - [[四軒家]]
* [[市役所駅|市役所]] - 引山([[マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知|名古屋ウィメンズマラソン]]等のイベント時の臨時)
* [[名古屋駅]] - [[名古屋市営バス猪高営業所|猪高車庫]]
 
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=== 路線変更 ===
[[2003年]][[12月13日]]に[[名古屋市営地下鉄]][[名古屋市営地下鉄名城線|名城線]]開業に伴うダイヤ改正で名古屋市営バスが運行する区間が三軒家まで延長<ref group="注">この再編で[[名古屋市営バス那古野営業所|那古野営業所]]が閉鎖となり、代わって[[名古屋市営バス大森営業所|大森営業所]]が副担当となったため、大森車庫所属の車両の出入庫を兼ねた支線として三軒家折り返しの経路が設定された。なお、四軒家まで延長された現在でもこの支線は大森営業所のみが担当している。</ref>。
 
[[2004年]]3月1日に四軒家まで再延長され、現在に至る。ただし、引山 - 四軒家間は出入庫時の運行であるため、便数は少なく特定の時間に集中している。