「スティール・ボール・ラン」の版間の差分

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: 主催者スティールによる記者会見が行われ、レースの詳細が説明される。ジョニィ・ジョースターがジャイロ・ツェペリと出会い、レースへの参加を決める。
; 1st.STAGE(単行本第1〜3巻)
: ジャイロはディエゴ・ブランドーらと接戦を演じ、鉄球の力で1着となる。しかし、鉄球を投げた行為がサンドマンへの走行妨害と見なされ21位に降格される。
; 2nd.STAGE(単行本第3〜6巻)
: ジャイロはジョニィを認め、協力して砂漠越えに挑む。ジャイロとジョニィはブンブーン一家の襲撃を受けるが、マウンテン・ティムに助けられ、スタンド能力について知る。さらにジョニィは「聖なる遺体」の左腕を手に入れ、レースの裏の目的が、アメリカ政府が遺体の全身を集めることだということが判明。大統領は既に遺体の心臓を所有する。
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:: 遺体の右眼の力によるスタンド能力。今まで使っていた鉄球に右目が搭載され、より精密な操作が可能となった。また相手に鉄球をぶつける、もしくは鉄球が生み出す「波紋」により、相手の肉体を調べ弱点を見抜いたりするのにも使われる。
:; ボール・ブレイカー
:: 【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - B】
:: ツェペリ一族が盾や甲冑を身につけた中世の騎士の防御を突き抜けるために開発し、長らく廃れていた技術をジャイロが復刻させたもの。ジャイロ自身の投球と馬の走行形から得た二つの黄金長方形の回転によって放たれた鉄球の無限回転エネルギーは固有の像(ヴィジョン)を持つスタンド能力として発現し、たとえ鉄球が止められたとしてもその回転エネルギーは次元の壁の防御すら超える。D4C-ラブトレインとの戦闘において発現した。助けたルーシーを馬に乗せていたことで、ルーシーと大統領の直線上で戦うこととなり、投擲攻撃がラブトレインの光のヒビ上を通ることになり、鉄球が歪んで非真球の攻撃となり、止めを刺すには至らなかった。不完全な回転ながら、大統領へのダメージは、皮膚が老化し、髪の毛が抜け落ちる現象が起こった。
:: 劇中ではスタンド能力であるとの説明はなかったが、『JOJOVELLER』ではスタンド能力として扱われている。荒木は技術が最終的にスタンド能力化したと解説している<ref name=":0">「Commented by Hirohiko Araki」『JOJOVELLER完全限定版 STANDS』258-297頁。</ref>。
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:: コラボノベライズ『[[JORGE JOESTAR]]』には、パラレル設定で、ヴァレンタイン一族が登場する。祖父ファニー80歳、父ファニアー50歳、アメリカ大統領ザ・ファニエストの3人と、並行世界からやって来た若いファニーがおり、彼らはイラストで髪型が異なる。ザ・ファニエストと並行世界のファニーは、D4Cをスタンドとしており、祖父ファニーと父ファニアーはスタンドが異なる。一族で思惑が異なり、父は究極生命体カーズを入手しようとしているが、祖父と孫と並行世界ファニーはカーズを危険視しDIOと手を結んで倒そうとする。
:; Dirty Deeds Done Dirt Cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)
:: 【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - A】
:: 略称は'''D・D・D・D・C'''または'''D4C'''(ディー・フォー・シー)。人型のスタンドで、巨大な2本の角がウサギの耳のように生えた頭部と、全身にある縫い目状の模様が特徴。[[パラレルワールド]]間を自在に行き来することができ、他者を並行世界へ引きずり込む(または送り出す)こともできる。2物体の隙間に挟まれることで発動する。秘密を見抜いて条件を満たせば、大統領以外の者でも戻れる。また2世界の(大統領以外の)人物・物体は、近づいたり触れると崩壊死する。また後述のように、D4Cの力を以ってしても「聖なる遺体」のみは異世界へ持ち運べない。
:: そして行き来した並行世界同士を「同じ場所に同時に存在」させることができる。別の2世界のDioとウェカピポの行動を操り、3つの世界から大統領・Dio・ウェカピポの3人が同時にジョニィを銃撃したことで、目撃証言に差異が出て犯人が特定できなくなった。
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:: 『オールスターバトル』以降の北米版では、略称の "D4C" はそのままだが、正式名称は "Filthy Acts at a Reasonable Price" とされている。
:; D4C-ラブトレイン-
:: 【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - C】
:: 完全なる遺体=ルーシーが、所有者ヴァレンタインに付与した新能力。ルーシーを基点に生まれた光の空間の隙間をヴァレンタインだけが移動できる。遺体にはこの世のあらゆる善が空間の隙間に濾過されて集まっており、害悪は隙間に入れず遠くのどこかに飛ばされる。そのため、大統領が隙間の中にいる間はここに放たれた攻撃は大統領に通用することは無く、その攻撃を何らかの災厄の形に変換してどこかの誰かへに肩代わりさせる。また、敵対者は小さな傷を負うだけで、害悪たる傷がだんだん心臓に向かって上っていき、傷が心臓に達すれば死ぬ。
:: これを突破できるのは、騎兵の回転エネルギーのみ。鉄球や爪弾自体は光が阻むが、しみ出た回転エネルギーがスタンドと化して、大統領とD4Cの重力を破壊する。
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: レース途中で遺体を巡る陰謀を知り、優勝賞金を得るよりも大統領との取引に応じた方がより現実的と判断、第5ステージにてDioと協力してジョニィの遺体を狙う。スタンド能力と地形を利用した戦術でジャイロを行動不能にし、ジョニィを窮地に陥れる。だが黄金長方形を会得したジョニィのタスクACT2爪弾と即席の小鉄球をくらい敗北、死亡した。
:; イン・ア・サイレント・ウェイ
:: 【破壊力 - C / スピード - C / 射程距離 - D / 持続力 - A / 精密動作性 - D / 成長性 - B】
:: 切る音、燃える音など、音を擬音文字の物体として具現化し操るスタンド。具現化した音に触れたものにその音と同様の効果をもたらす。切る音ならズタズタに破壊され、燃える音なら高熱に焼かれる。人間や、Dioの恐竜に音を乗せるなど応用も可能であり、触れた物はダメージを受ける。音を水中に流し込むと波となって遠隔攻撃として伝わる。見える音に織り交ぜた見えない音で不意を突いたり、波の干渉を利用して威力を上げたりといった応用も可能。
:: デザインのイメージはネイティブ・アメリカンの壁画や民芸品であり、ミスマッチ要素で胸に[[バラ]]があしらわれている<ref name=":0" />。
207行目:
: 荒木は本作の中でも気に入っているキャラクターだと語っている<ref name=":0" />。
:; オー! ロンサム・ミー
:: 【破壊力 - E / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - D】
:: ロープに触れた者の肉体をロープと一体化させ、バラバラに分解して自在に操るスタンド。自身は分解した自身をロープ上を長さの限り自在に移動することができるが、怪我などで切れた部分は直せないようだった。スタンド自体に攻撃力は無いが、銃を持った腕だけをロープで伸ばすなど死角からの奇襲攻撃ができる。
:: デザインのイメージはカウボーイの[[投げ縄]]<ref name=":0" />。
224行目:
: なお、彼は寝過ごしてスタートに遅れたため、ルール上は不正のフライングとみなされるはずだが、しれっとスルーされている。幸運度の表現が、雑誌掲載時には「10億人にひとり」から単行本では「50億人にひとり」に変わっている。予言の「2ヵ月」を超えるレース期間4ヵ月で、後半で運が尽きた描写もない。
:; ヘイ・ヤー
:: 【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - E / 持続力 - B / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
:: 自我を持っており、本体のポコロコに助言を与えて自信を持たせるだけのスタンド。スタンドのヴィジョンは小さな人形のような姿。遺体とも悪魔の手のひらとも無関係に第1ステージで発現した。ポコロコの類稀なる幸運は彼自身のもので、スタンド能力によるものではない。このスタンドはその幸運を迷いなく信じられるように後押ししてくれるだけである。
; ロッカチュゴ男爵
239行目:
: 顔に網を被ったような風貌だが、荒木によると日焼け止めや虫よけであり、レースに参加するための知恵だという<ref name=":0" />。
:; ボクのリズムを聴いてくれ(Oye Como Va)
:: 【破壊力 - B / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - E / 成長性 - C】
:: 触れた物をピン付のアナログ時計型の爆弾・地雷に変える能力を持つ、マントを着た[[鳥類]]のような姿のスタンド。爆弾化されたものは何かに触れ、触れたものが離れるとピンが抜けて爆発するが、爆発する前にピンを戻せば爆発を阻止できる。複数のものを同時に爆弾化することができ、水や煙など不定形な物も爆弾化できる。
:: デザインのイメージは[[アフリカ]]の民芸品<ref name=":0" />。
247行目:
: レースの順位を上げるために、第1ステージで3名の選手を殺害している。また何者か(オエコモバまたは大統領)に雇われてジャイロの命を狙ってきた。22巻の大統領のセリフによると、全員死んだようである。
:; トゥーム・オブ・ザ・ブーム ワン・ツー・スリー
:: 【破壊力 - D / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - C】
:: 長い舌を持つ怪物型のスタンド。磁力で鉄分を操る。血縁者でほぼ同じ能力だが、個性がある。血を介して相手に触れることで、スタンドの術中にはめる。父がワン、長男がツー、次男がスリー。
:: 親子3人のスタンド像はそれぞれ少し違っているが、デザイン的には[[オオアリクイ]]をイメージしている<ref name=":0" />。
274行目:
: 第4ステージでジャイロ、ジョニィとトラブルが発生するも、プラム果樹園で道に迷い、リンゴォ・ロードアゲインとの交戦に際して共闘する。リンゴォに撃たれ、気を失っている間に負傷を肉スプレーで治してもらう(このときジョニィに女性であることを知られた)。第5ステージではサンドマンとの戦いで負傷したジョニィ、ジャイロ、ノリスケを治療するも、その際にジョニィの持つ遺体を奪う。その後、遺体を盗むべく大統領に近づいたルーシーを影でサポートし、遺体の一部(心臓と両耳)の入手に成功したが、大統領に追われる身となりレースから脱退する。第7ステージではアクセル・ROの罠にはまり全遺体を全て手放し失う。第8ステージではDioと共闘して、遺体を総取りした大統領に挑む。しかし大統領と遺体のD4C-ラブトレイン-の能力によって、心臓を刺されて致命傷を負い列車外に転落し、その後は登場しない。
:; クリーム・スターター
:: 【破壊力 - D / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - B】
:: 全長10センチメートルのスプレーヘッドがついた2本のスプレー型のスタンド。本体が道具として使用するタイプのスタンド。肉を搾り取ってこれでスプレー状に放射する能力を持ち、相手に噴きつけて口を塞いで窒息させる、体を分解して狭い場所を通り抜ける他、怪我の治療や変装など高い汎用性を持つ。俗称の別名「肉スプレー」で呼ばれることの方が多い。
:: デザインのイメージはシェービングクリーム<ref name=":0" />。
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: 愛馬:ホノオ(4歳 / [[:en:Bavarian Warmblood|バーバリアンウォーム・ブラッド]])
: レース序盤は上位にランクインし第4ステージをトップ通過した騎手。[[明治時代]]の[[仙台藩]]出身。68歳。[[マタギ]]であるらしく長銃を背負っている。一目でホット・パンツを女性と見抜いていた。へそが2つある男としてイタリアの新聞に載ったことがあり、彼女にそのことを自慢している。
: 第5ステージにて、Dioとのタッグでジョニィを襲う刺客かと思われたが、ただ居合わせただけであり、真の刺客であるサウンドマンに刺される。ホット・パンツにジャイロ、ジョニィのついでに負傷を治してもらいレースに復帰する。着実に果を出していき、最終的にはレースの準優勝者となった。エピローグで遺体の棺を背負ったジョニィと同船する。
: [[ダイヤモンドは砕けない|Part4]]の主人公・[[東方仗助]]と同姓。作中ではジャイロに「東方ノリ助」と呼ばれたこともある。スタンド使いかどうかは不明。
: 本作に続く[[ジョジョリオン|Part8]]では「(初代)東方憲助」という表記で登場しており、SBRレース準優勝の賞金を元手にフルーツの輸入事業を始めて成功、定助(仮名)が引き取られた東方家の祖を築いている。彼の娘である理那がジョニィと結婚し、ジョニィの義理の父親になった。また「スティール・ボール・ランレース全記録」を著している。ここには出生年は1846年生まれと表記されており<ref>『ジョジョリオン』3巻#011「家系図」。</ref>、先述の1890年68歳という設定と異なる。
293行目:
: 不意打ちでジャイロを捕らえるが、彼を救出しようと追ってきたジョニィと交戦。一度は追い詰められるがジャイロを疑似餌とする罠で形勢逆転する。ジャイロを人質に、ジョニィに遺体の左腕を差し出させて、ジョニィの爪弾を無力化しつつ遺体を奪い取るも、遺体の爪はジャイロに回転させられており、引き寄せた勢いのまま爪弾を浴びて敗れる。
:; ワイアード
:: 【破壊力 - D / スピード - B / 射程距離 - B / 持続力 - B / 精密動作性 - D / 成長性 - D】
:: 本体の口の中にある[[ウインチ]]のようなスタンドから2本のワイヤーのついた鈎針を水の乗った皿に垂らし、異空間を通して目標を釣り上げる能力を持つスタンド。その鈎針は虫や人間を[[疑似餌]](ルアー)として潜ませ、擬似餌に触れたものを釣り上げることができる。舌には鈎針を収納するための窪みがある。本体とスタンドが一体化しているのが特徴。
; フェルディナンド博士
299行目:
: 2年前にアリゾナで「悪魔の手のひら」を探索中、自分以外の者を恐竜に変えるスタンド能力を身につけ、ディオや村人を恐竜化させ、ジャイロとジョニィに迫る。因果応報を信念とし、「大地」を尊敬している。「スキャン」を発現させたジャイロたちに敗れた後、恐竜化させていた野生のクーガーの群れに喰い殺される。彼のスタンドは遺体を通して、ディエゴに受け継がれる。
:; スケアリーモンスターズ
:: 【破壊力 - B / スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - B】
:: 自分以外の生物を恐竜化させて支配下に置くスタンド。恐竜化したものに傷をつけられた生物は、徐々に恐竜化していく。恐竜化した生物は動くものしか認識できないため、その場でじっとしていればやり過ごせる。また本体は恐竜の体内に潜んで身を隠すこともできるが、ジャイロのスキャンによって破られた。
:: 荒木によると能力は『[[ジュラシック・パーク]]』からのインスピレーションであり、ずる賢い能力がDioのイメージにも合っていたという<ref name=":0" />。
309行目:
: 果樹園でスタンド能力を行使することで、レース中のジャイロたちを迷わせ、「俺を殺せ」と決闘に持ち込む。ジョニィやホット・パンツを倒し、最後にジャイロと決闘する。6秒戻したことでジャイロとの読み合いとなり、敗れ、あえてジャイロに自分を殺させる。彼の信念は、後のジャイロの考え方に大きく影響を与えた。また、あらかじめ伝書鳩を飛ばして、ブラックモアと大統領の元に遺体の情報を伝えていた。
:; マンダム
:: 【破壊力 - なし / スピード - A / 射程距離 - なし / 持続力 - E / 精密動作性 - なし / 成長性 - C】
:: 肩に覆い被さる[[タコ]]のような姿をした身に纏うタイプのスタンド<ref name=":0" />。腕時計の秒針をつまんで戻すことで能力のスイッチが入り、時間が6秒戻る。時間が戻っても、消えた6秒間の記憶は自分と相手に残る。それを利用して、リンゴォは果樹園に来た者を迷わせたり、戦闘で致命傷を負っても6秒前の無傷な状態に戻ったりした。
:: デザインのイメージは[[大リーグボール#大リーグボール養成ギプス|大リーグボール養成ギプス]]のようなチューブの器具<ref name=":0" />。
317行目:
: 「スイませェん」が口癖。警察捜査権限を持ち、マウンテン・ティムとは顔見知り。洞察力に優れ、わずかな手がかりから「リンゴォの伝書」を盗み取った侵入者(ルーシー・スティール)を追跡する。しかし彼女を庇ったティムと交戦することとなり、能力によって勝利する。共犯者を教えれば治療すると取引を持ち掛けるが、ティムは口を割らなかったため銃殺した。そして侵入者をルーシーと突き止め追い詰めたまさにそのとき、“遺体”の本人と思われる人物を目撃する。その興奮のあまり冷静さを失い、その隙にルーシーに撃たれ致命傷を負う。雨粒で止血して時間稼ぎをしながら、遺体への信仰と大統領への忠誠心からルーシーの追跡を続ける。最終的に、ルーシーと合流したジャイロたちと交戦する中で能力を破られ、雨も止み失血で死亡した。
:; キャッチ・ザ・レインボー
:: 【破壊力 - C / スピード - C / 射程距離 - B / 持続力 - B / 精密動作性 - D / 成長性 - D】
:: 雨を空中に固定するスタンド。雨粒の上を歩いたり、固定した雨で敵を切り裂くことが可能。また雨と同化して雨の中を自由に移動できるので、雨粒となった自分の身体をバラバラにして個別に移動させることもできる。本人のセリフなどから、あくまでも雨を固定できる能力であって、通常の水を固定することはできない様子。また固定した雨粒も雨が止むと固定が解かれる。虹が描かれた仮面のようなスタンド像を持ち、ブラックモアはこの仮面が見えているかどうかで相手がスタンド使いか否かを見分けていた。
:: スタンド名の由来は[[レインボー (バンド)|レインボー]]の楽曲「''Catch The Rainbow''」からであり、デザインのイメージは[[ホッケー]]マスク<ref name=":0" />。
324行目:
: 足音まで揃えるほどに統率の取れた行動でジャイロたちを追跡する。ギャンブル場でジャイロらを襲い、11人がどんどん死んで減っていくもなお銃撃してくる。だが、シュガー・マウンテンの泉で交換して得た大金や不動産の権利などと引き換えに、ジャイロに用心棒として雇われたギャンブル場の客からの一斉射撃で1人を除いて死亡した。ジャイロが木の実と化し、ジョニィvs最後の1人という極限状況となる。ジョニィはジャイロを助けるために遺体を手放し、聖なる遺体と、殺し屋のワインボトルが交換され、お互いに生きて戦闘終了となった。最後の1人は任務を果たし、「両耳」「右腕」を持ち帰り大統領に献上する。
:; TATOO YOU!<!--英語のタトゥーはtattooが正式な綴りだが、作中で実際TATOO YOU!と表記されている-->(タトゥーユー!)
:: 【破壊力 - なし / スピード - E / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
:: 11人の背中に刺青のように取り憑いている。背中に描かれた、お互いの絵の中を自由に空間移動できるスタンド。
:: スタンドの見た目は[[入れ墨|刺青]]のデザインをイメージしている<ref name=":0" />。
331行目:
: 語尾、語中に「-の世界」を付ける口癖がある。大統領と夫人に対する忠誠は強い。ディオと接触して得た情報から、政府内の裏切り者探しを行う。遠隔スタンドがルーシーを追い詰めるも、利用されて大統領夫人を誤爆して死なせる事態を招き、さらに乱入してきたホット・パンツと対決となる。裏切者=ルーシーの目撃者となるも、ホット・パンツに敗北し、そのまま口封じされる。
:; チューブラー・ベルズ
:: 【破壊力 - D / スピード - D / 射程距離 - D / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - B】
:: 金属に息を吹き込み、[[バルーンアート]]の犬や鳥を作り出すスタンド。スタンド像は存在しない<ref name=":0" />。効果中の金属はゴム風船と動物の特性を併せ持ち、ごく単純ながらある程度の自律行動も可能。また、急激に元の金属に戻ることにより、その運動エネルギーで対象を殺傷することができる。犬の嗅覚で敵を追い詰め、体内にもぐり込んだら釘に戻って殺傷するという攻撃をする。
:: 『オールスターバトル』以降の北米版では、後半部が省略されて "Tubular"(チューブラー)と改名されている。
349行目:
: 名前の由来はウェカピポ同様、[[SOUL'd OUT]] の楽曲「''[[Magenta Magenta]]''」{{Efn2|name="SOUL'd OUT"}}。
:; 20th Century BOY(トウェンティース・センチュリー・ボーイ)
:: 【破壊力 - なし / スピード - C / 射程距離 - なし / 持続力 - A / 精密動作性 - D / 成長性 - C】
:: 兜のように“着るタイプ”のスタンド。[[バッタ]]のような頭と両肩だけのデザインで、身に纏って構えている間はあらゆる攻撃を周りに散らすことができるという、絶対防御能力を持つ。ただし身体を動かすことが全くできない。鉄球やダイナマイト、溺死すら防ぐ。
:: スタンドのコンセプトは「無敵の防御」であり、[[接地|アース]]線のようなベルトが伸びていて、敵からの攻撃エネルギーを全て地面に受け流すイメージとなっている<ref name=":0" />。
358行目:
: [[ゲティスバーグ (ペンシルベニア州)|ゲティスバーグ]]にて、新たな遺体の胴体部を餌に、ジャイロたちと戦う。「公平さ」のために自ら弱点を教え、ホット・パンツとジャイロを捕らえ、最後の仕上げとしてジョニィに自分を殺させる(=捨てさせる)ことで、ジョニィにアクセルの罪を被せた上、スタンドの特性により復活し、聖なる遺体を奪取する。だがジョニィの策にはまり、ジョニィを殺したことで罪が戻ってきてしまう。殺されて生き返ったジョニィに、もう一度自分を殺させようと襲い掛かるが、突如現れた大統領に撃たれ、遺体を取られたあげく、瀕死の余命をジョニィへのスタンドによる足止めに利用されたまま力尽きた。
:; シビル・ウォー
:: 【破壊力 - なし / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - なし】
:: その人物の「捨てた」過去を引きずりだす空間を構築し、「過去」を以って攻撃するスタンド。これに体内に入り込まれると体は布で包まれたようになってしまい身動きが取れなくなる。この能力の影響下で殺人を犯すと、殺した人物が「被害者を『捨てた』」とみなされ、殺された方は蘇り、殺した方は被害者の罪を被ることになる。水で清めることで罪から逃れることができる。スタンドのヴィジョンは細身のロボットのような姿で、体をバラバラに分解し攻撃をかわすことが可能。
:: デザインとしては変形した鉄仮面のような頭部のインパクトを重視しており、足元は植物のイメージになっている<ref name=":0" />。
366行目:
: 本誌掲載時は名前が「ディスコ」、スタンド名も「チョコレイト・ディスコ」であったが単行本に掲載されるに当たって修正されている。
:; チョコレート・ディスコ
:: 【破壊力 - なし / スピード - C / 射程距離 - C / 持続力 - B / 精密動作性 - A / 成長性 - D】
:: X、Y座標を指定することで物質や同じものをその座標位置へ落下させることができるスタンド。腕に座標ブロックのような装置が付いており、何かを放り投げた瞬間に腕の装置で座標を指定すればその座標位置に物が瞬間移動し落下することになる。相手の攻撃でも射程距離内であればスタンドの特性で跳ね返すことが可能だが、本体からの攻撃方法自体は武器や道具を用いるしかない。自身の足元から伸ばすことのできる座標内が射程距離であるが、自身の肉体表面上にも座標を移動させることができるため、ピンポイントでの攻撃が可能。ジャイロが評す通り「かなり無敵」な能力。
:: スタンド名になった日本のテクノポップアイドル[[Perfume]]の楽曲「''[[ファン・サーヴィス[sweet]|チョコレイト・ディスコ]]''」を作詞作曲した音楽プロデューサー、[[中田ヤスタカ]]は『Capsule Archive』での対談においてなされた「最近感動したこと」という質問の答えに「''ジョジョのスタンドにチョコレイト・ディスコ。''」と回答している。「チョコレイト・ディスコ」を繰り返す歌詞のため、本体も余計なことはしゃべらない設定になっている<ref name=":0" />.
:: 座標のイメージは「潜水艦ゲーム」から来ている<ref name=":0" />。
389行目:
: 旧姓はPart1ヒロインのエリナと同じペンドルトン。
:; 涙の乗車券(チケット・ゥ・ライド)
:: 【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - E / 持続力 - C / 精密動作性 - E / 成長性 - C】
:: 遺体を宿したことにより発動したスタンド。流した涙を板状のカッターに変え、これで切り付けられると負傷箇所が不運の連続に見舞われ、それによってルーシーの望む方向へと物事が運ばれる。追手が負傷個所を何度も負傷し死に至る、馬車の運転手が何度馬車から降りようと馬車に戻らざるを得なくなる、など。ルーシーは「涙のカッター」と呼んでいる。
:: 能力の由来は、荒木によると「女の武器は涙」ということから<ref name=":0" />。
409行目:
: 『オールスターバトル』以降の北米版では、本体・スタンド共に "Snow Mountain"(スノー・マウンテン)と改名されている。
:; シュガー・マウンテンの泉
:: 【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - E / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
:: 「大木」を本体として、泉と共に発動するスタンド。「大木」の泉に物が落ちると、その落ちた物と対比して最高級のもの(鉄球なら金塊やダイヤモンド、紙切れなら札束など)が現れる。泉の番人は落とし主に対し、本当に落とした物はどちらなのかを尋ね、ここで落とし主が嘘をつくと、落とし主の舌が「大木」のツタに引き抜かれる。正直に答えれば最高級の物と落とした物を同時に手に入れることになるが、落とし主は手に入れた最高級のものをその日の日没までに使い切らなくてはならない。使い切れなかった場合、落とし主は「大木」の木の実に閉じ込められる。
:: 1人が木の実として閉じ込められると、今まで番人であった者は解放され自由となり、次の1人が番人となる(枠数名・先着順の定員制で、彼女の両親も木の実のストックになっている)。ジョニィが条件をクリアしたことで、全員が木の実から解放された。