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=== ヤンキース時代 ===
{{by|1997年}}5月31日にヤンキース入団記者会見を行った。NPB/MLBを交えた大騒動を経て入団したため、メジャー初登板初先発となった7月10日の[[デトロイト・タイガース]]戦では通常の2倍の観客が詰めかけた。このデビュー戦では、6回2/3を5安打2失点9奪三振の投球でメジャー初勝利<ref>99シーズンにかける日本人メジャーリーガー『[[月刊スラッガー]]』1999年5月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌05456-3、10-11頁。</ref>で、前々年5月の[[野茂英雄]]もなしえなかった'''日本人初の初登板初先発初勝利'''を達成した。オーナーの[[ジョージ・スタインブレナー]]からは「'''和製[[ノーラン・ライアン]]'''」と称された。しかし、2試合目は5回5失点、3試合目となった7月20日の試合では6回2/3を6失点を喫し、さらに降板するときにブーイング中のファンに向けてツバを飛ばした<ref name="firstyear">{{Cite interview|和書|title=伊良部氏 ツバ吐き事件の真相は「自分に腹が立ったから」|subject=伊良部秀輝|interviewer=ジョージ・ウィルス|date=2011-7-30|url=https://www.news-postseven.com/archives/20110730_27141.html?DETAIL|accessdate=2022-2-3|work=[[週刊ポスト]]}}</ref>ことで、現地メディアからは「ヤンキースのつば吐き男」「Kadai Hyouka」などの見出しで実力が疑問視され始めた<ref>朝日新聞7月23日21面</ref>。その後も成績は向上せず、8試合目の先発を終えた時点で防御率は7.98となり先発を外される<ref>{{Cite web |url=https://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=irabuhi01&t=p&year=1997 |title=Hideki Irabu 1997 Pitching Gamelogs |accessdate=2022-2-3 |publisher=Baseball-Reference.com |language=en}}</ref>。さらに、救援に回った最初の試合である9月5日も9失点で敗戦投手となり、スタインブレナーが「イラブにはもう期待しないよ」と述べるほどであった{{R|firstyear}}。メジャー1年目の成績は5勝4敗ながら、防御率は7点台で期待外れに終わった。
 
{{by|1998年}}は[[スプリングトレーニング]]で右ひじを痛めたことにより100球の球数制限を指示されるも、開幕からローテーションの一角を担う。5月終了時点11試合の先発で防御率1.68でリーグトップに立ち、5月は4勝1敗、防御率1.44、WHIP1.05の成績で'''日本人初の[[アメリカンリーグ]]の[[ピッチャー・オブ・ザ・マンス]]を受賞'''した。6月に調子を落としオールスター選出はならなかったものの、14試合の先発で6勝3敗、防御率2.91、WHIP1.23の成績で前半戦を折り返す。しかし後半戦は1試合のリリーフ登板を含む15試合の登板で7勝6敗、防御率5.21、WHIP1.35と調子を落としポストシーズンでの登板はなかったが、チームは[[1998年のワールドシリーズ|ワールドシリーズ]]を制覇し、'''日本人初のMLB[[チャンピオンリング]]を獲得'''した<ref>{{Cite web |title=伊良部秀輝 |url=https://victorysportsnews.com/articles/4584 |website=VICTORY ALL SPORTS NEWS |accessdate=2022-2-3 |work=VICTORYアスリート名鑑}}</ref>。メジャー2年目の成績は13勝9敗で、6月以降は18試合の登板で防御率5.88だった。