「島津忠恒」の版間の差分
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| 藩 = [[薩摩国|薩摩]][[薩摩藩|鹿児島藩]]主
| 氏族 = [[島津氏]]
| 父母 = [[父]]：[[島津義弘]]<br/>[[母]]：[[広瀬助宗]]の養女・[[実窓夫人]]
| 兄弟 = [[お屋地]]、[[島津鶴寿丸|鶴寿丸]]、[[島津久保|久保]]、'''忠恒'''、[[島津万千代丸|万千代丸]]、[[島津忠清 (佐志島津家)|忠清]]、御下
| 妻 = [[正室]]：'''[[島津亀寿]]'''<br/>[[側室]]：[[島津忠清]]娘、[[鎌田政重]]娘、[[相良長泰 (島津家臣)|相良長泰]]娘、[[崎山秀盛]]娘、[[牧胤親]]娘、[[川村秀政]]娘、[[家村重治]]娘、[[宮原景辰]]娘
| 子 = 島津兵庫頭、'''[[島津光久|光久]]'''、[[島津忠朗|忠朗]]、[[北郷久直]]、[[島津忠広 (準三男家)|忠広]]、[[町田忠尚]]、[[島津忠紀 (垂水家)|忠紀]]、[[禰寝重永]]、[[島津久雄 (永吉島津家)|久雄]]、[[鎌田正勝]]、[[伊集院久国]]、[[島津忠
| 特記事項 =
}}
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後継者となる前は、[[蹴鞠]]と酒色に溺れる日々を送っており、[[文禄・慶長の役|朝鮮出兵]]中の義弘から書状で注意を受けていた。しかし、後継者になると父や伯父たち同様に本来備わった優れた武勇を発揮した。[[文禄・慶長の役#慶長の役|慶長の役]]では[[慶長]]3年（[[1598年]]）、父・義弘に従って8,000の寡兵で[[明]]軍数万を破る猛勇を見せている（[[泗川の戦い]]）。
『[[太閤記|絵本太閤記]]』によると、城に攻め寄せてきた、[[董一元]]率いる明の大軍4万余りに対して、兵1千を率い、城外に討って出て、縦横無尽に槍を突き立てたり、多くの明の兵士を切り捨てたりしたという。城を守っていた大将の義弘と兵5千も、機を見て城外に討って出て、遮二無二突き破り、[[明|明人]]の首3万を討ち取ったという{{Efn|このエピソードは[[寛文]]10年（[[1670年]]）頃に薩摩藩家老・[[島津久通]]（[[島津忠長 (宮之城家)|島津忠長]]の孫）が編纂した『征韓録』にも所収されている。}}。
ただ、態度や性格が直ったわけではなく、朝鮮の役でも忠恒の横暴に苦しんだ雑兵が朝鮮側に逃亡したという記録がある<ref>{{Citation |和書|last=北島|first=万次 |author-link=北島万次|year=2012|title =豊臣秀吉の朝鮮侵略と民衆|publisher=岩波新書|isbn=9784004313908|page=157-161}}</ref>。
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実際に妻である亀寿の[[墓]]を建てていないことや、[[福昌寺 (鹿児島市)|福昌寺]]跡にある島津家歴代の墓の中で、忠恒／亀寿夫妻の墓のみが並んでいない事からも、亀寿との不仲であったことや、彼女を冷遇していたことが窺える。しかし、この和歌の「もかな」は「もがな」と読んで「～だったらなあ」と訳すべきで、「この涙に濡れる袖が、まちがいであったならばなあ」と解釈すべきだとする意見もある<ref>{{Cite book|和書 |author = 本郷和人 |authorlink = 本郷和人 |date = 2015-03-20 |title = 戦国武将の明暗 |publisher = 新潮社 |series = [[新潮新書]] |page= 94 |isbn = 978-4-10-610609-5}}</ref>。
側室の一人である[[島津忠清]]（母は亀寿の姉妹）の娘の生母（[[堅野カタリナ]]）は[[隠れキリシタン]]であることが発覚し、同時に隠れキリシタンであることが発覚したその一族と共に寛永10年（[[1633年]]）に[[種子島]]に流罪となっている。
== 系譜 ==
111行目:
**十三男：[[伊集院久朝]] - [[伊集院久族]]の養子
*側室：[[川村秀政]]の娘
**十二男：[[
**十五男：[[樺山久尚]] - [[樺山久辰]]の養子
*側室：[[家村重治]]の娘
120行目:
*側室：長橋局（米良あき）
*養子
**女子：[[長寿院 (松平定行室)|長寿院殿]] - 長寿院殿月窓貞泉大姉、[[松平定行]]正室、[[島津朝久]]の娘
**女子：千鶴 - 松平定行継室、[[伊集院忠真]]の娘
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