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価格がNAOMIと比べて高価なため、映像面の迫力を重視する専用大型筐体ゲームのみに使用された。
 
同ボード使用作品には描画表現の美しい個性的なものが揃っており、異色のハイエンド基板としてマニアには知られている。しかし、セガの主力基板が完全な独自構造の[[MODEL3]]からドリームキャストへのゲーム移植が行いやすい[[NAOMI]]へ移行する時期に高価な独自構造のハードウェアとして登場しただけに、『電脳戦機バーチャロン フォース』という代表作はあるものの、全体的な作品数は少なく一般的な知名度は低い。また、稼働開始から9年の時を経てようやく家庭用移植が実現した前述の『バーチャロンフォース』を除いて家庭用移植されているタイトルが一切ないため、経年によりインカムが落ちている現在では店舗にてプレイできる作品はかなり少なくなっていると同時に、部品調達難に伴い、修理サポートは2017年3月31日を以って終了した<ref>[https://www2.sls-net.co.jp/cms/sls/pdf/news/201611_p_maintenance.pdf 弊社製品保守対応の終了について]セガ・インタラクティブ、セガ・ロジスティクスサービス 2016年11月</ref>。
 
本基板は、[[NAOMI]]のバージョンアップ版であるNAOMI2を除いた場合、セガがシステムアーキテクチャを含めて独自に設計した最後の基板となった。同時期に登場したNAOMIもセガ独自の設計であるものの、[[ドリームキャスト]]の設計の転用で作られているように、以降のアーケードゲームでは[[ゲーム機|家庭用ゲーム機(ハード)]]や[[パーソナルコンピュータ|パソコン(PC)]]の[[システムアーキテクチャ]]を転用した基板が主流となって行き(以降のセガとしては前者に[[Xbox (ゲーム機)|Xbox]]互換のChihiro、後者にLinuxやWindows OSベースの[[LINDBERGH]]などがある)、本基板のような[[アーケードゲーム]]専用の[[システムアーキテクチャ]]を持つ基板は姿を消して行った。