亀の井バス
亀の井バス株式会社(かめのいバス)は、西日本鉄道(西鉄)系列の乗合バス・貸切バス事業者で、別府市を中心に、由布市・大分市・宇佐市・速見郡日出町・玖珠郡九重町の一部で路線バスを運行している(高速バスのみ運行している市町村は除く)。また、由布市より委託を受けて由布市コミュニティバスの一部路線を運行している。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒877-0042 大分県別府市大字鶴見3825番地の1 |
設立 | 1928年1月10日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 4320001006282 |
事業内容 |
一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 旅行事業 商事事業 不動産事業 |
代表者 | 代表取締役社長 田中信浩 |
資本金 | 9800万円 |
主要株主 | 西日本鉄道99.9% |
関係する人物 | 油屋熊八 |
外部リンク | www.kamenoibus.com/ |
沿革
九州観光の祖と言われた油屋熊八が別府地獄めぐりの遊覧輸送を目的に亀の井旅館のバス事業部として設立。創業と同時に運行を始めた「別府地獄めぐり」は、国内で最も長い歴史を持つ定期観光バスである。また日本で初めて女性バスガイドを採用した事業者でもある。
- 1928年(昭和 3年)1月10日 - 亀の井自動車設立。同年より村上アヤメが「少女車掌」(後に言うバスガイド)として地獄めぐりの案内役を務める[1]。
- 1935年(昭和10年) 5月 - 亀の井遊覧自動車株式会社に社名変更。
- 1937年(昭和12年) 3月 - 大橋バス株式会社を買収。
- 1939年(昭和14年) 6月 - 本社を別府市北浜に移転。
- 1940年(昭和15年) 6月 - 亀の井バス株式会社に社名変更。
- 1941年(昭和16年)10月 - 泉都自動車株式会社を買収。
- 1949年(昭和24年) 5月 - 貸切バス事業開始。
- 1957年(昭和32年)12月 - 別府市若草町に整備工場新設。
- 1964年(昭和39年) 4月 - 西鉄グループの傘下に入る。
- 1966年(昭和41年) 7月 - ワンマンバス運行開始(大分県内初)。
- 1971年(昭和46年) 2月 - 不動産事業開始。
- 1978年(昭和53年) 6月 - 本社を別府市鶴見の現在地に移転。
- 1986年(昭和61年) 4月 - ソニーCP(現CPコスメティクス)化粧品販売開始。商事事業本格化。
- 1992年(平成 4年) 5月 - 車内案内放送に大分県内初の英語・韓国語案内を導入。
- 1994年(平成6年) 5月 - 鶴高通りにコイン洗車場『カーピカプラザ石垣』を開業。
- 1994年(平成6年) 8月 - リフト付き路線バス運行開始。兵庫県以西では初、民間バス会社としては全国2番目。
- 1998年(平成10年)10月 - 定期観光バスで47年ぶりに『七五調案内(後述)』復活。
- 1999年(平成11年) 2月 - オリジナル『チョロQ』発売。バス会社では全国で4番目。
- 1999年(平成11年) 7月 - 『別府七五調名勝解説CD』発売。
- 1999年(平成11年) 7月 - オリジナル『リカちゃん』発売(バスガイドをモデルとしたリカちゃんとしては日本初)。
- 2000年(平成12年) 3月 - 大分共通バスカードシステム導入。
- 2003年(平成15年) 5月 - 亀の井北浜ビル完成。西鉄リゾートイン別府に北浜バスセンターを併設。
- 2005年(平成17年) 7月 - 整備工場を別府市鶴見に新設・移転。これに伴い、若草にあった整備工場を閉鎖。
- 2010年(平成22年)11月 - リフトバスを2台新規導入。別府リハビリに乗り入れない(太陽の家は経由する)鉄輪発着の16/26番の7本をリフトバスとして運行開始。翌年の10月末までの実証試験的なものだった。
- 2011年(平成23年) 3月 - ICカード乗車券『nimoca』を『めじろんnimoca』の名称で導入。[2]
本社および営業所
本社所在地は大分県別府市大字鶴見3825番地の1。以下の各営業所・車庫を持つ。
- 別府営業所(別府市大字鶴見)
- 本社に併設される。自社のバスが所属。また西日本鉄道別府第二自動車営業所として西日本鉄道の車両の運行管理・整備も行う。西日本鉄道が同社に管理委託している車両は○亀と表記。
- 安心院(あじむ)車庫(宇佐市安心院町下毛)※路線が区間廃止したため、現在は月極駐車場として利用している。
- 柚の木車庫(由布市庄内町)
- 内成車庫(別府市内成)
- 19系統内成線の終点の「かいがけ」にある。
- 湯布院車庫(由布市湯布院町川上)
- 2005年までは湯布院営業所として機能していたものの、湯布院町の路線を廃止してコミュニティバスに移管したため、車庫に縮小。建物は乗務員の休憩所として使われ、配属されていたバスは全て別府営業所に転属している。
主なバスターミナル
- 別府駅・別府駅西口
- 北浜バスセンター
- 西鉄リゾートイン別府1階に出札機能がある。定期観光バス以外は、国道10号または駅前通り上の「別府北浜」バス停を発着する。「別府北浜」バス停と合わせて別府市内を発着するすべての高速バス・定期観光バスと一部の一般路線バスを利用できる。
- 鉄輪待合所
- 別府八湯の一つ、鉄輪(かんなわ)温泉にある。別府駅方面の一般路線バスは鉄輪①のりば、明礬、亀川方面の一般路線バス・観光快速ゆふりん号・福岡行き高速バスは県道向かい側の鉄輪②のりばに出札機能と待合スペースを備えている。
- 北九州、長崎行き高速バスは、九州横断道路沿いの「鉄輪口」バス停に停車する。
- 別府交通センター
- 別府国際観光港第二埠頭に隣接。外廻り循環線・別府大学経由鉄輪線・観光快速ゆふりん号が停車する。
- 第二埠頭は宇和島運輸のターミナルであり、第三埠頭を利用するフェリーさんふらわあのターミナルは離れている。「別府観光港フェリーさんふらわあ前」バス停も上記路線が利用できる。
- 由布院駅前バスセンター
現行路線
高速バス
- 定期運行
- 大分・別府 - 福岡「とよのくに号」(大分バス・大分交通・日田バス・西日本鉄道と共同運行)
- 「とよのくに号」については、別府 - 福岡系統(ノンストップ便)を担当。同系統の西日本鉄道担当分も当社が管理を受託しており実質的に別府 - 福岡系統を一元的に当社が運行している。西鉄からの受託車両は営業所記号を「○亀」とし(当社所属車両には営業所記号・社番は無い)、他の高速バス車両と同様に本社(別府営業所)において「西日本鉄道自動車事業本部 別府第2営業所」として管理している。
- 2017年7月1日のダイヤ改正で別府発のみ鉄輪②で乗車扱いとなり、鉄輪口は通過となる。福岡発は変更なし。
- 湯布院 - 福岡「ゆふいん号」(西鉄高速バスと日田バスと共同運行)
- 大分・別府 - 神戸・大阪・京都「SORIN号」(大分交通、大分バス、近鉄バスと共同運行)[3][4][5][6]
- 大分・別府 - 北九州「ゆのくに号」(大分バス・大分交通・西鉄バス北九州と共同運行)[7][8]
- 各停便を担当。
- 別府・大分 - 延岡・宮崎「パシフィックライナー」(大分バス・大分交通・宮崎交通・JR九州バスと共同運行)[9][10]
- 別府発着便のうち、1往復を担当。宮崎行き便のみ、王子新町に停車し、フェリーさんふらわぁの神戸 - 大分航路と接続している。
空港連絡バス
- 由布院駅前バスセンター - 大分空港(大分交通と共同運行)
定期観光バス
別府駅と北浜バスセンターから乗車できる以下のコースの他、JR九州の『あそゆふ高原バス』を委託運行している。
別府地獄めぐり
別府地獄めぐりコースは別府市内に多数存在する様々な奇観を呈する自然湧出の源泉「地獄」を観光名所化した別府温泉の定番観光コース。名勝「別府の地獄」に選定されているものも含め、8つの地獄を周遊する。 なお、10月1日から土休日のみの運行になっている。
- 七五調案内
- 少女車掌(現のバスガイド)が沿線の観光地を「ここは名高き流川、情けも厚き湯の街の、メインストリートの繁華街、夜は不夜城でございます」等の名調子で案内して好評を博したもの。このアイディアは油屋熊八が箱根の冨士屋ホテルに泊まった際、番頭が漢文調で話しているのを聞いて浮かんだもので、案内文は「不老暢人」のペンネームを持つ社員薬師寺知朧の作で、研究に研究を重ね、当時親交のあった菊池寛、久米正雄に一部修正をしてもらい、七五調になったといわれている。現在も地獄めぐり定期観光バスで案内している。CDも発売された。
メルヘン号
九重やくじゅう高原などの観光地を周遊するコース。季節によってコースが異なり、由布院駅からも乗車できる。(毎日運行、昼食付き完全予約制)
一般路線バス
別府市内の路線はほとんどが30分や1時間間隔で運行されるため、利便性が高い。また路線が網目状になっているので、乗り継ぎが比較的便利である。
野口原・鉄輪・サファリ方面
- 九大別府病院経由南原線
- 竹の内経由鉄輪線
- 野口原経由APU線
- 5:別府駅西口 - 別府公園 - 野口原 - 光の園 - 原 - 新別府口 - 鉄輪 - 海地獄 - 本坊主 - みょうばんクリニック - 明礬 - 湯山 - 立命館アジア太平洋大学
- 野口原経由別府リハビリ線
- 7:別府駅西口 - 別府公園 - 野口原 - 光の園 - 原 - 新別府口 - 鉄輪 -海地獄前 - 別府リハビリテーションセンター正門前
- 2017年4月1日のダイヤ改正で鉄輪から別府リハビリテーションセンター正門前まで延伸される事に伴い、現在の路線名へ変更された。
- 平日の朝1便のみ運行されていた羽室台高校スクール便は、羽室台高校閉校に伴い廃止された。
- サファリ線
- 41:別府駅西口 - 別府公園 - 野口原 - 光の園 - 原 - 新別府口 - 鉄輪 - 海地獄 - 本坊主 - みょうばんクリニック - 明礬 - 湯山 - 立命館アジア太平洋大学 - 堀の口 - サファリ - 天間 - 仙人田
扇山方面
- 扇山線
- 扇山団地・鉄輪線
- 27:扇山団地 → 本坊主 → 海地獄 → 鉄輪
浜脇 - 別府駅西口 - 観海寺線
- 別府駅西口観海寺線
- 8:別府駅西口 → 総合体育館べっぷアリーナ → ビーコンプラザ → 明豊キャンパス前 → スギノイパレス
- 2016年3月26日のダイヤ改正でスギノイパレス発別府駅西口行が廃止され、平日朝片道1本のみ運行となった。
- 別府駅西口浜脇線
- 10:別府駅西口 - 流川8丁目 - 御幸橋 - 永石温泉前 - 湯都ピア浜脇
観海寺線と浜脇線は2012年3月16日までは8番として同一路線だったが、翌日のダイヤの改正で別府駅西口にて系統分離され、スギノイパレス方面は8番、浜脇方面は10番となった。平日1往復のみ運行。
鉄輪 - 観光港 - 別府駅 - 山の手 - 鉄輪方面
- 別府大学経由鉄輪線
- 20:別府駅 - 北浜 - 餅ヶ浜 - フェリーさんふらわあ前 - 別大駅前 - 別大前 - 鉄輪
- 2012年3月17日のダイヤ改正で別府駅 - 流川 - ラクテンチ - 明豊キャンパス前 - 観海寺(スギノイパレス)間が廃止されている。
- ラクテンチ経由鉄輪線
- 15:別府駅 - 北浜 - 流川8丁目 - ラクテンチ - 明豊キャンパス - 霊泉寺 - 原 - 新別府口 - 鉄輪( - 海地獄 - 別府リハビリテーション正門)
- 2012年3月17日の改正で、ラクテンチ方面の唯一の路線になったため増回された。
- 基本的は鉄輪止まりだが、数便が別府リハビリテーション正門まで乗り入れる。
- 羽室台高校のスクール便として鉄輪 - 羽室台高校間の延長運行を行う便が存在していたが、羽室台高校閉校にともない2017年4月1日のダイヤ改正で廃止となった。
- 外廻り循環線
- 16/26:鉄輪 - 柴石 -別府医療センター - 亀川駅 - フェリーさんふらわあ前 - 餅ヶ浜 - 北浜 - 別府駅 - 北浜 - 流川8丁目 - ビーコンプラザ - 明豊キャンパス - 霊泉寺 - 原 - 新別府口 - 鉄輪
- 16A/26A:みょうばんクリニック - 別府リハビリテーションセンター正門 - 海地獄 - 鉄輪 - 柴石 - 別府医療センター - 太陽の家 - 亀川駅 - フェリーさんふらわあ前 - 餅ヶ浜 - 北浜 - 別府駅 - 北浜 - 流川8丁目 - ビーコンプラザ - 明豊キャンパス - 霊泉寺 - 原 - 新別府口 - 鉄輪 - 海地獄 - 別府リハビリテーションセンター正門 - みょうばんクリニック
- フェリーさんふらわあ前先回りが16番、流川先回りが26番となる。16A/26A番は車椅子用リフト付バスで運行する。2012年11月26日より「ぐるっと」という愛称で運行。
- 羽室台高校系統のスクール便として下校時間帯のみ延長運行されていたが、羽室台高校閉校に伴い2017年4月1日のダイヤ改正で廃止となった。
- 山の手経由鉄輪線
- 17:別府駅 - 北浜 - 流川8丁目 - ビーコンプラザ - 明豊キャンパス - 霊泉寺 - 原 - 新別府口 - 鉄輪 - 海地獄 - 別府リハビリテーションセンター正門
- 17:別府駅 → 北浜 → 流川8丁目 → ビーコンプラザ → 明豊キャンパス → スギノイパレス → 霊泉寺 → 原 → 新別府口 → 鉄輪
- 別府駅発の始発便のみスギノイパレス経由で運行する。
- 羽室台高校発別府駅行は、羽室台高校閉校に伴い2017年4月1日のダイヤ改正で廃止となった。
石垣方面
- 別府駅西口・石垣線
- 6:別府駅西口 - 別府公園 - 市役所下 - 中部中学校 - 鶴高正門 - 春木 - 別大下 - 亀川駅 - 別府医療センター
- 鶴見病院経由鉄輪線
- 25:別府駅 - 北浜 - 餅ヶ浜 - 南石垣 - 中部中学校 - 鶴高正門 - 鶴見病院 - 南原 - 新別府 - 新別府口 - 鉄輪
- 平日のみの運行
- 石垣線
- 23:別府駅 - 北浜 - 幸通り - 南石垣 - 吉弘温泉 - 石垣8丁目 - 北石垣 - 春木 - 別大下 - 亀川駅 - 別府医療センター
- 別府駅 - 亀川駅間は大分交通の石垣線と重複する。
- 新港町・鉄輪経由APU線
- 24:別府駅 - 北浜 - 餅ヶ浜 - 新港町 - 娘田 - 北石垣 - 総合庁舎 - 鉄輪 - 海地獄 - 本坊主 - みょうばんクリニック - 明礬 - 湯山 - 立命館アジア太平洋大学
- 餅ヶ浜九大別府病院経由西別府団地線
- 28:別府駅 - 北浜 - 餅ヶ浜 - 南石垣 - 中部中学校 - 西別府病院正門 - 南立石二区
- 2012年3月17日の改正で21番別府駅 - 九大別府病院の路線が廃止となり、28番が荘園町・九大別府病院に乗り入れるようになったが、翌2013年3月16日の改正で九大別府病院へ乗り入れない直通の経路に戻した。
別府ロープウェイ・湯布院・牧の戸峠方面
- 柚の木線
- 33:別府駅西口 - 別府公園 - 市役所 - ビーコンプラザ - 明豊キャンパス - 霊泉寺 - 西別府団地 - 堀田 - 恵下 - 鳥居 - 小杉 - 城島 - 山の口 - 柚の木
- 堺線
- 34:別府駅西口 - 別府公園 - 市役所 - ビーコンプラザ - 明豊キャンパス - 霊泉寺 - 西別府団地 - 堀田 - 別府ロープウェイ - 鳥居 - 志高湖畔 - 鳥居 - 小杉 - 椿 - 堺
33番柚の木線と34番堺線は別府市からの運行委託による社会実験路線である東山循環線・鳥居-柚の木線・別府駅西口-鳥居線の3路線の新設に伴い運行休止となっていたが、社会実験終了に伴い2014年3月26日のダイヤ改正より運行再開した。
- 別府湯布院線
- 36:別府駅西口 - 別府公園 - 市役所 - ビーコンプラザ - 明豊キャンパス - 霊泉寺 - 西別府団地 - 堀田 -(別府ロープウェイ)- 鳥居 - 城島高原パーク - 由布登山口 - 由布見通り入口 - 由布院駅前バスセンター
- 別府駅西口行は行先番号無しで運行される。
- 2015年3月14日のダイヤ改正で、後述の観光快速「ゆふりん号」運行開始に伴いフェリーさんふらわあ前 - 別府駅西口間が廃止となった。朝夕に別府ロープウェイを経由しない便がある。
- 別府湯布院線(観光快速「ゆふりん号」)
(北浜バスセンター → 別府駅前 → / 別府駅前 ← 北浜バスセンター ←)別府交通センター - フェリーさんふらわあ前 - 汐見町 - 娘田(→ 鉄輪 → / 鉄輪口 ← 海地獄前 ← )本坊主 - 別府自衛隊前 - 別府ロープウェイ - 鳥居(志高湖入口) - 城島高原パーク - 猪の瀬戸 - 由布登山口 - 中の原 - 岳本(金鱗湖入口)- 由布見通り入口 - 由布院駅前バスセンター
- 2015年3月14日から運行開始。西鉄からの移籍車2台に専用ラッピングを施して運用されている。2015年10月1日より別府側の起終点停留所を北浜バスセンターから別府駅前まで延長。
- 2016年3月26日のダイヤ改正で別府発の起点停留所を北浜バスセンターに変更し運行経路を別府駅前を経由する運行経路へ変更。同時に全便が別府ロープウェイ経由となる。
- 2017年7月1日のダイヤ改正で別府発のみ鉄輪バス停に停車、鉄輪口及び海地獄前を通過となる。由布院発は変更なし。
- くじゅう高原線
- 37:別府駅西口 - 別府公園 - 市役所 - ビーコンプラザ - 明豊キャンパス - 霊泉寺 - 西別府団地 - 堀田 - 別府ロープウェイ - 鳥居 - 志高湖畔 - 鳥居 - 城島高原パーク - 由布登山口 - 由布見通り入口- 由布院駅前バスセンター - (道の駅ゆふいん - 水分峠 - 小田の池 - 飯田高原 - くじゅう登山口 - 牧の戸峠)
- 別府駅西口行は行先番号無しで運行される。
- ( )の区間は1日2往復のみ3月から11月の土・日祝日のみ運行で、12月から2月の間は別府駅西口 - 由布院駅前バスセンター間の運行となる。
内成棚田線
- 19:別府駅 - 北浜 - 流川8丁目 - 河内 - 鳥越 - 内成公民館 - かいがけ
スクールバス
全路線学校休校日は運休である。
- 石垣経由明豊線
- 餅ヶ浜二組 - 汐見町 - 石垣九丁目 - 吉弘温泉前 - 市役所前 - 明豊下(降車専用)/明豊キャンパス前(乗車専用)
- 野口原経由APU線
- 別府駅西口 → 野口原 → 今井 → 明礬 → 湯山 → 立命館アジア太平洋大学
- 野口原経由明豊線
- 別府医療センター - 亀川駅前 - 別府大学下 - 鶴高正門前 - 朝日橋 - 明豊キャンパス前(降車専用)/明豊下(乗車専用)
- 明豊幼稚園線
- 鉄輪 - 新別府口 - 九大別府病院前 - 朝日橋 - 明豊キャンパス前(降車専用))/明豊下(乗車専用)
- 北石垣 - 吉弘温泉前 - ビーコンプラザ前 - 明豊下(降車専用)/明豊キャンパス前(乗車専用)
※明豊幼稚園関係者のみ利用可。
- 山の手線
- 別府駅西口 → 青山町 → 明星下 → 別商東口 → 青商前
- 別府駅西口→ 青山町 → 山の手中学校前 → 明豊キャンパス前
- 別府駅西口→ 別府公園前 → 中部中学校前 → 鶴高正門前
ぐるすぱ
2012年11月26日から、観光客にもわかりやすくするために、市内の主要観光地を経由する路線を愛称をつけて運行を開始。
各路線に専用の顔がついたラッピング車両を1台ずつ運行中。そのほかの一般車両には、前面と側面にプレートを貼っている。各路線ともに30分間隔で運行している。
- 「すぱっと」(女の子)
- 5・41番、別府駅西口 - 鉄輪・明礬を最短ルートで運行していることからの愛称。
- 「ぐるっと」(男の子)
- 16・26番、鉄輪 - 流川 - 別府駅 - 六勝園(別府海浜砂湯) - 亀川 - 血の池地獄 - 鉄輪の別府市内を1周を運行していることからの愛称。
廃止路線
高速バス
- 大分・別府 - 大阪「ゆのくに号」(大分交通・阪急バスと共同運行)
- 大分・別府・宇佐・中津 - 名古屋「ぶんご号」(大分交通・大分バスと共同運行)
- 別府 - 湯布院「あさぎり号」(単独運行)
- 大分・別府 - 北九州(西鉄バス北九州・大分交通と共同運行・期間限定運行)
- 大分・別府 - 長崎「サンライト号」(大分バス・大分交通・日田バス・長崎自動車(長崎バス)・長崎県交通局(県営バス)と共同運行)
一般路線バス
- 鉄輪方面扇山線
- 27:別府駅 - 北浜 - 餅ヶ浜 - 新港町 - 娘田 - 北石垣 - 総合庁舎 - 別府医療センター - 血の池地獄 - 鉄輪 - 海地獄 - 本坊主 - 扇山団地
- 塚原線
- 47:由布院駅前バスセンター - 湯布院営業所 - 空想の森入口 - 塚原 - 川向
- 2007年1月4日休止。由布市コミュニティバスへ転換。
- 桑屋線・湯平線
- 45:湯布院営業所 - 由布院駅前バスセンター - 石松 - 南由布駅 - 桑屋 - 湯平駅 - 湯平温泉場
- 46:湯布院営業所 - 由布院駅前バスセンター - 石松 - 南由布駅 - 桑屋
- 48:湯布院営業所 - 由布院駅前バスセンター - 石松 - 南由布駅 - 桑屋 - 湯平駅
- 2007年1月4日休止。由布市コミュニティバスへ転換。
- 塚原経由別府湯布院線
- 由布院駅前バスセンター - 湯布院営業所 - 川向 - セントレジャー城島高原パーク - 別府ロープウェイ- 堀田 - 霊泉寺 - 市役所前 - 別府公園前 - 別府駅西口
- 2008年1月1日廃止。
- 安心院線
- 43:別府駅西口 - 別府公園 - 野口原 - 光の園 - 原 - 新別府口 - 鉄輪 - 海地獄 - 本坊主 - みょうばんクリニック - 明礬 - 湯山 - 立命館アジア太平洋大学 - 堀の口 - サファリ - 天間 - 東椎屋 - 五郎丸 - 六郎丸 - 松本口 - 古市 - 安心院
- 2010年4月1日廃止。
- 餅ヶ浜経由九大別府病院線
- 21:別府駅 - 北浜 - 餅ヶ浜 - 南石垣 - 中部中学校 - 鶴見原 - 九大別府病院
- 2012年3月17日廃止、28番に統合された。
車両
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
- 一般路線バスでは多くが日野製であり、それ以外では日産ディーゼル(当時、現:「UDトラックス」)製を保有する。中型車両が主力で、小型車両も数台保有している。車体は1995年までは日野製は純正車体、日産ディーゼル製は西日本車体工業が車体を製造したものが中心だったが、1996年から2010年の西工解散までは小型車両を除いてすべて西工製となっている。1994年には日本初となる中型のリフト付バスを2台導入し、翌年さらに1台追加した。2010年10月に、16A/26A系統の増便のためリフト付きエルガミオ2台を導入した。この2台は西工解散後に導入されたため、亀の井バスの一般路線バス車両では初となるジェイ・バス製の純正車体の車両となった。以後導入が開始されたノンステップバスは全て日野製が採用されている。
- 高速バスはかつては日野が中心だったが、1990年代半ばから三菱、2007年から日産ディーゼルを採用している。また、親会社の西日本鉄道が出資する九州急行バスからの移籍車(三菱)も導入している。車体は、近年まではすべて西工製だったが、2006年に導入したぶんご号用車両(三菱)は三菱ふそうバス製造製の純正車体となった。2010年には西鉄グループの他社から西工S型が転入したが、2010年11月現在西鉄時代の塗装のままで、社名表記等のみを変更(営業所記号・社番は抹消)して使用されている。2012年には初のジェイ・バス製高速車かつ、1999年以来13年振りとなる日野製高速車として日野・セレガが導入された。
- 高速バスの車体には会社名の前に「別府」が書き加えられ、「別府 亀の井バス」と標記されている。(「ぶんご号」・「とよのくに号」の写真も参照)
- 貸切バスは大型車両が大部分を占めるが、わずかに中型・小型車両も存在する。大型車両の車体は西工製で統一しており、S型、C-I型、C-II型、SD-I型を架装する。2005年に貸切用の新塗装を導入し、全保有車両に対して塗り替え作業を順次行っている。
不動産事業
自社が建設したビルを商業施設に賃貸する不動産事業も行っている。
主な所有物件
関連会社
- 九重交通開発
- 日田バスと共同出資。
- 亀の井バス旅行社
- 100%出資、2002年11月解散。
- 亀の井観光社
- 100%出資、2003年8月解散。
- 亀の井パレスボウル
- 1976年9月解散。
その他
- 西鉄グループの事業者であるが、会社設立時の経緯から九州急行バス・スピナと共に西鉄グループロゴを使用していない。
- アメイズの主要株主である。
- 別府駅などの主要バス停では英語・韓国語の車内アナウンスを放送する。
- 別府北浜バスセンターや本社などでは書籍型の総合時刻表を配布している。2009年度版から無料化した。2013年度版は全48ページ。
- 2011年3月20日に大分バス・大分交通(両社は、2010年12月26日にサービス開始)とともに、西鉄グループのnimocaに準ずる仕様のICカード「めじろんnimoca」を導入。
- LED式行先表示器では「礬」の字が潰れてしまい表示できないため、LED式行先表示器を装備する車両は明礬を「明ばん」と表示している。
その他の「亀の井」を冠する企業について
- アメイズ
- 山口産業
- 亀の井自動車学校を運営。1968年に亀の井バスよりタクシー部門を買収した。
- 亀の井石油販売
- 山口産業の子会社。
- 亀の井タクシー
- 山口産業のグループ会社。
- 西肥亀の井タクシー
- 西肥自動車系列の西肥タクシーを2009年に山口産業が買収、改称。
これらの企業は、亀の井バスと同じ亀のマークの社章を使用している。
脚注
- ^ “日本初のバスガイド逝く 昭和初め、別府温泉PRに尽力”. 2009年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月31日閲覧。 - 朝日新聞(2009年3月31日)
- ^ 大分市内の他社路線(大分バス・大分交通)は同年12月26日に導入。
- ^ 大分・別府〜神戸・大阪・京都間 高速バス運行にかかる許認可の申請について 大分バス・大分交通・亀の井バス・近鉄バス 2011年9月29日
- ^ 「京都・大阪・神戸〜別府・大分」間夜行高速バスの運行申請をしました!! 近鉄バス 2011年9月30日
- ^ 大分・別府〜三宮・大阪・京都間夜行高速バス「SORIN号」運行開始いたします! 大分バス・大分交通・亀の井バス・近鉄バス 2011年11月29日
- ^ 【京都・大阪・三宮〜中津・別府・大分】間の夜行高速バス「SORIN(そうりん)号」デビュー決定!! 近鉄バス 2011年11月29日
- ^ a b 東九州自動車道を活用した新たな高速バス路線「大分・別府〜北九州線」運行開始日決定! (PDF) - 大分交通 News Release 平成27年2月18日
- ^ 祝・愛称決定!「ゆのくに」号 - にしてつバスっちゃ!北九州 新着情報 2015年9月13日付
- ^ 平成27年4月1日 東九州自動車道に新高速バス路線誕生!「別府・大分〜延岡・宮崎線」運行開始 (PDF) - 亀の井バス株式会社 News Release 平成27年2月18日
- ^ 東九州自動車道経由 高速バス 宮崎・延岡〜大分・別府線 公募の愛称決定しました。いよいよ3/5から予約開始! - 宮崎交通株式会社 News Release 平成27年3月4日
- ^ 2013年3月改正までは平日の日中にも1時間に1本運行があった。
- ^ 亀の井バス 日本の棚田百選 内成線 ろせんバスの旅2014年10月7日閲覧。
- ^ 「別府亀の井ホテル 譲渡先は特定目的会社」 住宅情報ナビ 2014年11月20日 11:00