義体化

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義体化(ぎたいか)とは、漫画アニメ作品「攻殻機動隊」シリーズ中で使用される、サイボーグ化を意味する造語。

手足の各部分に使用される義肢人工臓器組織生体工学の技術が、ロボティクスと結びついて発展し、やがて中枢神経を除く全ての器官が機械化される時代を描いた、士郎正宗の「アップルシード」「攻殻機動隊」などの漫画で初めて使われた。現実の医学用語ではない。

しかしながら近年では、視力回復手段としてのデジタル義眼技術の基礎研究や人工義手、人工手腕、人工義足などの技術が研究により 実用化寸前でもある。特に人工手腕、人工義足はかなり高度な実用域に到達しており、ロボット工学においても同様の進化を遂げている。

人工義眼技術は網膜造影のデジタル認識がネックであり、現段階では解像度のとても粗い輪郭までしか識別できない上、解析用のPCと 常時有線接続を要するなど基礎研究の域を出ていない。

電脳通信技術については、対話以外のコミュニケーション(わかりやすい表現で言えばテレパシー)のような可能性が模索されており なんらかの意思疎通に使えるかもしれないという研究がなされているが、これも現在においては可能性の域を出ていない。

医学的、医療的義体化については、ロボット工学やパワードスーツなどの研究の副産物的に応用される事が多く、加えて研究者が少ない ということから、進化の速度が決して速いとは言いがたいが、日本が得意とする高密度実装技術や超極小設計技術などがこの分野を 支えていることは間違いが無い。


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