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  1. 建物の構造体の一部(本記事では同定義を記載する)。
  2. 床の間の略称。読みはとこ
  3. 古来、日本では畳が敷物や寝具の一つであったため、現代においても床(ゆか)に布団を敷いて寝ることが多く、布団や就寝に関する用語として床(とこ)が利用される。
    慣用句として「床を敷く」のように用いる。
  4. ベッドの数詞、または医療・福祉施設などにおける収容者数。読みはしょう
  5. 中国語でのベッド
  6. 体操競技の一つ。ゆか(床運動)

建築における床

(ゆか)とは、建物()の下面に位置する水平で平らな板状の構造物である。天井と対になり建物内部を外部空間から遮断する役割を持っている。多層構造の建物では各階層ごとに床がある。 住宅に関連する統計では、居住空間の広さを示す指標として床面積が用いられることが多い。

床に要求される性能

まず床に要求されるのは構造的な性能である。床は固定荷重 (家具・機器など) ・移動荷重 (居住者・一時的に置かれるもの) といった積載荷重を支えなければならない。また、わずかな傾斜が居住性を損ねることもあるため、たわみが発生しにくい構造・念入りな施工が要求される。さらに、直接接触する面としての感触・耐久性・意匠性・耐火性・メンテナンス性が加わり、用途によっては配線や暖房などの機能が加わるることもある。

床の構造および材料

床には、用途に応じて様々な材料が用いられる。廊下ならば歩行のしやすいもの、居室ならば接触して心地の良いもの、浴室やトイレなどには防水性を備えメンテナンス性の良いものなどが選定される。ここに、一般的な床に用いられる材料を挙げる。

特殊な床

現代では、冷暖房設備の発達やオフィスの OA 化に対応した床が造られるようになった。

  • 暖房床
    電気または温水による床暖房を組み込んだ床。住宅などに用いられる。
  • フリーアクセスフロア(OAフロア)
    配線・配管のスペースを設けた二重の床。支持脚の上に取り外し可能のパネル式の床を設置する。主にオフィスなどに用いられる。

関連項目