キッコーマン

日本の千葉県野田市にある持株会社

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キッコーマン株式会社KIKKOMAN Corporation)は、日本食品メーカー。主に醤油・ウスターソース他の醸造調味料を主力製品としている。現社名は、前身各社の合同による野田醤油会社創立に際し醤油統一商標とした、前身の一つ、茂木佐平次家の用いた商標「亀甲萬」にちなむ(参照:マナボウドットコム『キッコーマン中興の祖 二代茂木啓三郎』野村證券他)。

キッコーマン株式会社
KIKKOMAN CORPORATION
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 278-8601
千葉県野田市野田250
設立 1917年12月7日
業種 食料品
法人番号 2040001071167 ウィキデータを編集
事業内容 醤油調味料
代表者 茂木友三郎(代表取締役会長)
牛久崇司(代表取締役社長)
資本金 115億99百万円
売上高 単体1,199億円、連結3,926億円
(2007年3月期)
従業員数 1,808名(2007年3月31日現在)
決算期 3月31日
外部リンク http://www.kikkoman.co.jp/
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由来

キッコーマンは漢字で「亀甲萬」。シンボルマークの外側の六角形が香取神宮の鎮座する亀甲山の亀甲から、萬は「は万年も生きる」というめでたい言い伝えからとったもの。

キッコーマンの事について

本社・主力工場は、千葉県野田市野田110のほか、国内に4か所(兵庫県高砂市荒井町新浜1-1-1,北海道千歳市泉沢1007-53)の工場を持ち、海外に6ヵ所進出している企業である。

主力商品は

などがある。

本社近くには、従業員向けの養生所を由来とするキッコーマン総合病院を持つ。なお、この総合病院内で勤務している、院長を始めとした全員がキッコーマンの社員である。

概要

  • 国内企業という一般的な印象とは全く異なっており、古くから海外展開を積極的に行っているグローバル企業である。キッコーマンは世界100ヶ国以上で醤油を販売している。
  • 国内拠点の半分以上が創業地である千葉県野田市周辺に集中している。
  • 主力の醤油のシェアは高く、国内シェア30%、世界シェア50%である。特にアメリカでのシェアは55%と高い。
  • 醤油以外にも様々な事業展開を行っており、調味料、健康食品、バイオ事業、外食・中食事業、食料品卸売事業、コカコーラ事業と幅広く展開している。

沿革

  • 1917年(大正6年) - 野田醤油株式会社設立、万上味醂株式会社設立。
  • 1925年(大正15年) - 野田醤油醸造株式会社、万上味醂株式会社、日本醤油株式会社を合併。
  • 1940年(昭和15年) - 商標をキッコーマンに統一。
  • 1949年(昭和24年) - 東京証券取引所上場
  • 1964年(昭和39年) - 10月19日、キッコーマン醤油株式会社に社名変更。
  • 1980年(昭和55年) - キッコーマン株式会社に社名変更。
  • 2006年(平成18年) - 焼酎事業(『トライアングル』ブランドを含む)をサッポロビールへ売却。みりん部門を流山キッコーマン株式会社に分社化。

関連企業

関連項目

豆知識

  • アメリカ本土では醤油(Soy Sauce ソイ・ソース)のことを『キッコーマン』と言う場合もあるほど、代名詞的存在となっている。但し、日系人の歴史が古く、また比率の高いハワイでは、"Shoyu"という名詞が一般的に通用するため、"Shoyu"の1ブランドとして有名ではあるが、醤油そのものの代名詞として『キッコーマン』と呼ぶ事はない。
  • 卓上醤油注しのデザインはGKデザイングループ社長の栄久庵憲司によるもの。
  • 皇室用の醤油も存在するらしく、(宮内庁御用達の名残?)千葉県野田市の工場にある江戸城を模したと言われている「御用醤油醸造所」(通称御用蔵)にて謹製醸造されている。
  • キッコーマン野田工場は工場見学が出来る。工場には現在の醤油作りの様子が見学できたり、醤油作りに使われていた道具を見ることが出来る。又、工場の中には醤油のプレートがあり触れることが出来る。しかしこのプレートは持って帰ることは禁じられている。

CM出演者

過去

自主回収

2007年の6月、キッコーマン社は、同社が販売する「ソイアクト」の原料の輸入ダイズ抽出物に、殺菌のためガンマ線が照射された可能性があると発表した。日本では殺菌目的での食品へのガンマ線照射は認められていない。そこで同社は「ソイアクト」とソイアクトを使って作られていた2種類の健康食品の自主回収を行った。同社によると、照射線量は健康に影響を及ぼさない範囲になっているとのこと。


外部リンク