S&W M19
コンバットマグナムとは、S&Wの略称で知られるスミス・アンド・ウェッソン社が1956年1月に発売したリボルバー。.357マグナム弾口径の6連発回転式拳銃である「S&W M19」、及び材質にステンレスを用いた「S&W M66」の愛称である。
銃身長は2.5インチ、4インチ、6インチがあり、3インチの銃身のものがレア品として存在する。
大威力のマグナム弾を使用する拳銃でありながら、軽量な38スペシャル口径用のKフレームを採用することで携帯性に優れていたため、常時拳銃を装備する警官用として優秀とされ、アメリカでは警察用に広く採用されていた。その一方で軽量ゆえに強度面で問題を抱えており、マグナム弾を多用するとゆがみや破損などを起こすこともあった。
メディア
S&W M19の4インチモデルは、漫画及びアニメでは『ルパン三世』に登場する早撃ちの名手次元大介の愛銃とされ、『シティーハンター』では槙村香が用いている。小説及び映画では高見広春原作の『バトルロワイアル』や大藪春彦原作のハードボイルド小説『蘇る金狼』、洋画では『リーサル・ウェポン』等の数多くのアクション映画やドラマなどでステージガンとして登場しており、日本でも人気が高く、たびたびモデルガンやエアーソフトガンとして商品化されている。