カリオペー

ギリシア神話に登場する文芸の神。ムーサイの1神。叙事詩を司る

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カリオペカリオペーΚαλλιόπη, Kalliope, 「美声」の意)は、ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1柱。名はカリオペイアΚαλλιόπεια, Kalliopeia)とも。すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスムネモシュネの娘。

Simon Vouetの「ウラニアとカリオペ」の細部

9柱のムーサたちの長女で、「叙事詩」(叙情詩、エレジー)を司る。表される際の持ち物は、書板と鉄筆であるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。

太陽神アポロン(もしくはオイアグロス)とのあいだにオルペウスをもうけたほか、リノスレソスセイレーンたちの母とする説もある。

弁舌の女神ともされ、ムーサたちの中で最も賢いとされる。アドニスをめぐるアプロディテペルセポネとの争いを仲裁するなど、ムーサたちの中で最も活躍の場が多い女神でもある。

関連項目