標茶町
標茶町(しべちゃちょう)は、北海道釧路支庁管内の川上郡にある町。
しべちゃちょう 標茶町 | |
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国 | 日本 |
地方 | 北海道地方 |
都道府県 | 北海道(釧路支庁) |
郡 | 川上郡 |
市町村コード | 01664-1 |
法人番号 | 4000020016641 |
面積 |
1,099.37km2 |
総人口 |
6,902人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年7月31日) |
人口密度 | 6.28人/km2 |
隣接自治体 |
釧路町、鶴居村、弟子屈町、 厚岸町、中標津町、別海町 |
町の木 | ナラ |
町の花 | コスモス |
他のシンボル | - |
標茶町役場 | |
町長 | 佐藤吉彦 |
所在地 |
〒088-2312 北海道川上郡標茶町川上4丁目2番地 |
外部リンク | 標茶町役場 |
ウィキプロジェクト |
町名の由来はアイヌ語の「シペッチャ」(大きな川のほとり)から。
地理
釧路支庁のほぼ中央に位置する。距離は釧路市中心部から北東に約40km。 町の面積は1,099.56 km²。 日本全国の町村では、6番目に広い。
町を南北に釧路川が流れ、川に沿って釧網本線、国道391号などの交通網が走る。 周囲四方に山に囲まれた盆地で夏と冬の寒暖差が激しい。積雪量はすくなめ。
南部には釧路湿原を有する。 釧路湿原の総面積18,290haのうち標茶町が占める面積は11,993haで全体の約65%にあたり、四市町村中最も多い。
町の境界線を北西を上にして見ると羊のように見えるとされている。
隣接している自治体
沿革
1885年に塘路地区に網走刑務所の前身である釧路集治監が開設されたのが始まり。 郡役場や戸長役場、日本銀行の出張所も設置され、一時期は釧路に匹敵する規模の町となった。 服役する囚人は最盛期で2,000人近くに上り、釧路-網走間の道路の建設、鉄道の建設、川湯のアトサヌプリ(硫黄山)での硫黄の採掘などの役にあたった。
1887年には硫黄山の硫黄の輸送のため、標茶-硫黄山間に鉄道が建設された。硫黄は標茶で積み替え、釧路までは水運で運ばれたが、乱掘のため資源が枯渇し、採掘は9年足らずで廃止された。
1901年に釧路集治監は廃止され、機能は網走分監にうつされる。1903年の弟子屈村の分離も重なり、人口が激減するが、1908年に軍馬補充部が設置されたことにより、再び町は活気にあふれた。軍馬補充部は1945年の廃止後、跡地は農地等に転用された。
- 1885年(明治18年)釧路集治監開設、塘路に熊牛村外四ヶ村戸長役場が設置される。
- 1892年(明治25年)香川県の移民団「貫誠社」が塘路に入植するが、半年で解散。
- 1903年(明治36年)弟子屈・屈斜路の両村が弟子屈外一村戸長役場(現在の弟子屈町)として分離する。
- 1908年(明治41年)軍馬補充部川上支部が設置され、これに伴い人口が増加し始める
- 1923年(大正12年)熊牛村となる。
- 1927年(昭和2年)釧網本線が標茶まで全通
- 1929年(昭和4年)熊牛村から標茶村に改称する。改称理由は「熊牛」という名前が山奥を連想させるため
- 1945年(昭和20年)軍馬補充部が廃止。
- 1950年(昭和25年)11月1日 町制施行、標茶町
- 1953年(昭和28年)標茶駅前大火により約100戸が焼失
- 1955年(昭和30年)太田村の一部(現在の茶安別地区)を合併
2004年11月現在、他の自治体との合併予定はない。
経済
産業
主要産業は酪農。農家の戸数は年々減少しているが、逆に乳牛の頭数は増大、大規模化が進んでいる。 標茶町で酪農が開始されたのは昭和に入ってからで数戸の酪農家が生乳をバター、クリーム等に加工して釧路で販売していた。昭和9年頃から各地で集乳所が建てられ、本格的に酪農が行われるようになった。
近年は南部の塘路湖を中心とした観光開発が進み、 釧網本線のトロッコ列車「くしろ湿原ノロッコ号」が釧路-塘路間を運行している。塘路湖ではカヌー体験などが可能。 冬季はSL冬の湿原号が釧路-標茶間を運行する。
- 釧路内陸標茶工業団地(優遇措置あり)
金融機関
立地企業
- 雪印乳業株式会社 磯分内工場
郵便局
- 標茶郵便局
- 塘路郵便局
- 虹別郵便局
- 久著路郵便局
- 磯分内郵便局
地域
教育
町内にある北海道標茶高等学校は日本一広い高校。敷地面積は255万平方メートル。 釧路管内で唯一総合学科が設置されている。
- 高等学校
- 中学校
- 磯分内、標茶、虹別
- 小学校
- 磯分内、弥栄(いやさか、2007/03閉校)、標茶、中虹別(2003/03閉校)、虹別、沼幌
- 小中学校
- 阿歴内(あれきない)、上御卒別(かみおそべつ、2005/03閉校)、上茶安別(2002/03閉校)、久著呂中央(くちょろ)、塘路、中御卒別(なかおそべつ)、中茶安別(なかちゃんべつ)
その他、京都大学農学部附属演習林が置かれる。
交通
空港
鉄道
かつては標津線が分岐していたが、1989年4月30日をもって廃止されている。
バス
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
レジャー
観光
祭り
その他
- 1887年、北海道内2番目の鉄道として釧路鉄道が標茶町~硫黄山間に敷設される。
- 1990年代後半からインターネットに関する教育に力を入れ、特定非営利活動法人(NPO)のインターネット・サービス・プロバイダ、標茶インターネットプロジェクト(sip)を持つ。町内の小中学校全てがインターネットに接続され、小中学生全員がメールアドレスを持つ。
- 2005年6月から、市外局番が3桁「015」になる。(北海道では札幌「011」以外では初。)
- オオカミを飼育・研究しているオオカミ牧場が存在する。