ウェストハム・ユナイテッドFC
ウェストハム・ユナイテッド(West Ham United Football Club)は、イングランド・ロンドンのニューハム地区のアップトン・パークに本拠地を置くサッカークラブチーム。1904年以来、収容人数35,503人のブーリン・グラウンドでプレイしている。
ウェストハム・ユナイテッドFC | |
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原語表記 | West Ham United Football Club |
愛称 |
ハマーズ(The Hammers) アイアンズ(The Irons) |
クラブカラー | 臙脂と水色 |
創設年 | 1895年 |
所属リーグ | イングランドプロサッカーリーグ |
所属ディビジョン | プレミアリーグ |
ホームタウン | ロンドン |
ホームスタジアム |
ブーリン・グラウンド (アップトン・パーク) |
収容人数 | 35,647 |
代表者 | ビェルゴフル・グズムンドソン |
監督 | ジャンフランコ・ゾラ |
公式サイト | 公式サイト |
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
ウエストハムは元々テムズ・アイアンワークスとして1985年に結成されたが、1900年にウエストハムとして改組された。1919年にフットボールリーグに加入するまでは、サザンリーグとウエスタンリーグでプレイしていた。1923年に1部に昇格すると同時に、ウェンブリー・スタジアムで開かれた初のFAカップ決勝に出場した。この時の対戦相手はボルトン・ワンダラーズである。ウエストハムは今までリーグ1部と2部で戦ってきた。1964年、1975年と1980年にはFAカップ優勝を果たしている。1923年と2006年にも決勝に出場している。1965年にはヨーロッパカップウィナーズカップ(現在は廃止)で優勝、1999年にはUEFAインタートトカップで優勝した。1940年には初のフットボールリーグウォーカップで優勝している。リーグにおいてのベストの最終順位は1985-86シーズンの1部での3位である。ウエストハムは92チームの中で、歴代の監督の数が最も少ないという記録を持っており、113年間の歴史の中で、監督は11人のみである。
現在ウエストハムはプレミアリーグでプレイしており、2007-08シーズンは10位で終わっている。2008-09シーズン早々、2006年12月より前監督アラン・パウデューに代わり指揮をしていたアラン・カービシュリー監督が辞任し、ジャンフランコ・ゾラがウエストハム史上、12人目の監督に就任した。
歴史
1895年に東ロンドンの造船会社テムズ・アイアンワークス(Thems Ironworks)の社員チームとして結成された。1898年に南部2部リーグに加入しプロ化され、その後一部に昇格した。クラブの運営をめぐる争いの末、テムズ・アイアンワークスは1900年に解散し、その後すぐにウェストハム・ユナイテッドFCが結成された。チームのルーツがアイアンワークスであることから、今日でもファンやメディアには”ジ・アイアンズ”、”ハマーズ”として知られている。 ウェストハムは南部1部リーグでの試合を続けながら、1901年シーズン、ウェスタンリーグに加入した。1907年ウェスタンリーグ1B部のチャンピオンとなり、1A部のフラムFCを1-0で破り、ウェスタンリーグで優勝した。 1919年には、フットボールリーグ2部に加入し、1923年に1部に昇格した。またこの年にはFAカップの決勝まで進んだ。 1932年クラブは2部に降格し、その後30年ほとんどの期間を2部で過ごし、1958年に1部に昇格した。 2006年11月に実業家エガート・マグヌソン率いるアイスランドのグループによって1億2600万ユーロ(約200億円)で買収された。 エガート・マグヌソンはアイスランド・サッカー協会会長とUEFA理事会理事を兼任している。
クラブ概要
クラブはロンドンっ子の象徴とされるコックニー訛りが飛び交う東ロンドンの下町地域に本拠を構える。サポーター層は純労働者階級が多数である。ロンドンの同地区を本拠地とするミルウォールFCやレイトン・オリエントFCとの対戦がダービーマッチにあたる。
クラブの特徴としては定評のあるユース組織を備えていることが挙げられる。有望な若手を発掘、育成し、ビッククラブへ放出するという典型的な「売り手」型のクラブであるといえる。近年はその傾向が顕著でジョー・コール、リオ・ファーディナンド、フランク・ランパード、マイケル・キャリックなどのイングランド代表選手はウェストハムのユース出身である。彼らはトップチームで頭角を現し、後にビッククラブに移籍している。
2004-2005シーズンにチャンピオンシップで6位ながらもFAプレミアリーグ昇格をかけたプレーオフで勝利をおさめて昇格を果たした。昇格直後の2005-2006シーズンのリーグ戦で9位に入り、FAカップでも準優勝している。 2006-2007シーズンはじめにワールドカップドイツ大会で活躍したアルゼンチン代表のカルロス・テベス、ハビエル・マスチェラーノの両選手を補強し、注目を集めたが同シーズンは前シーズンとは一転して苦しい戦いとなった。 開幕から数試合はまずまずの成績だったものの、その後ほとんど勝てなくなり3月4日トットナムとのロンドンダービーでショッキングな逆転負けを喫するとついに最下位に転落してしまう。しかし、3月17日のブラックバーン戦で勝利するとラスト9試合を7勝2敗の好成績で乗り切り最終的に15位でシーズンを終えた。
タイトル
国内タイトル
- FAカップ:3回
- 1964, 1975, 1980
国際タイトル
- UEFAカップウィナーズカップ:1回
- 1965
現所属選手
- 2007年9月1日現在
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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- ローン移籍選手
- in
- out
08/09移籍
歴代監督
国籍 | 氏名 | 期間 |
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シッド・キング | 1901-1932 | |
チャーリー・ペインター | 1932-1950 | |
テッド・フェントン | 1950-1961 | |
ロン・グリーンウッド | 1961-1974 | |
ジョン・ライアル | 1974-1989 | |
ロー・マカリ | 1989-1990 | |
ビリー・ボンズ | 1990-1994 | |
ハリー・レドナップ | 1994-2001 | |
グレン・ローダー | 2001-2003 | |
アラン・パードゥー | 2003-2006 | |
アラン・カービシュリー | 2006-2008 | |
ジャンフランコ・ゾラ | 2008- |
歴代所属選手
- クレイグ・フォレスト
- ルデク・ミクロスコ
- スティーヴン・バイウォーター
- ピーター・シルトン 1996 - 1997
- ベルナール・ラマ 1997 - 1998
- シャカ・ヒスロップ 1998 - 2002,2005 - 2006
- ディビッド・ジェームス 2001 - 2003
- ロイ・キャロル 2005 - 2007
- リチャード・ライト 2007 - 2008
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外部リンク
- 公式
- ニュース
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