クリ属
クリ(栗)とはブナ科クリ属の木。落葉樹。学名は Castanea crenata Siebold et Zucc.。種子を食用にする。
原産地は広くアジア、北アメリカ、ヨーロッパなどに分布している。 世界の主な栗の種別はヨーロッパグリ(ヨーロッパ)、アメリカグリ(北米)、チンカピングリ(北米)、シナグリ(アマグリ、チュウゴクグリの一部、チョウセングリ)、ニッポングリ(日本)などがある。
年間平均気温10~14度、年間最低気温20度をくだらない地方であれば、どこでも栽培が可能で、国内においてはほぼ全県でみられ、生産量は、茨城、愛媛、熊本、岡山、山口の順に多い。 5月から6月に花が咲き、9月から10月頃に実が成熟すると自然に「いが」が裂けて中から堅い実が1~3個ずつ現れる。
よく、クリのことを「マロン」と呼ぶ場合があるが、本来はトチノキ科のマロニエの実のことであり、誤用である。
品種
日本にある品種だけでも約200種類以上あるといわれている。 大きくは早生栗、中生栗、晩生栗に分けられる。
- 早生栗: 森早生、玉造、丹沢、出雲、大峰、国見
- 中生栗: 筑波、銀寄、利平
- 晩生栗: 石鎚、岸根
調理、栗を使った料理
材木としての用途
堅くて腐りにくいので、建物の柱や土台、鉄道線路の枕木、家具、等の指物に使われたが近年資源量の不足から入手しづらくなった。
童話・言葉遊び
- 猿蟹合戦
- 桃栗三年、柿八年(、梨の馬鹿めが十八年)。 木を植えてから収穫できるまでの期間。