中核

世界システム論の用語

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中核(ちゅうかく)とは、物事の中心にある重要な部分のことである。本項では、世界システム論における中核について解説する。

世界システム論における中核

概要

世界システム論において中核とは、豊かな資本や高い技術を持つ先進国及び地域のことである。周辺に対し有利な条件で交易し権力維持し、資本主義的な世界経済発展の原動力となる。なお、稀に周辺から中核に上昇したり、逆に下降することもある。


覇権国家

覇権国家とは中核のうち、圧倒的な経済力を持ち、覇権を確立した国家のことである。世界システム論を最初に唱えたウォーラーステインは、オランダが最初の覇権国家となり、イギリスがついで覇権国家となるも、第一次世界大戦によってドイツと共倒れとなり、現在はアメリカ合衆国が覇権国家となったと提唱している。