MBSテレビ

日本の放送事業者

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毎日放送 > MBSテレビ

毎日放送テレビ(まいにちほうそうてれび)は、大阪府大阪市に本社を置くラジオ・テレビ兼営局である毎日放送(MBS)によるテレビ放送部門である。放送対象地域近畿広域圏。呼出呼称は、アナログ放送が「毎日放送テレビジョン(まいにちほうそうてれびじょん)」、同音声多重放送が「MBSテレビジョン音声多重放送(えむびーえすてれびじょんおんせいたじゅうほうそう)」、デジタル放送が「毎日放送デジタルテレビジョン(まいにちほうそうでじたるてれびじょん)」となっている。

MBSテレビ
英名 Mainichi Broadcasting System, lnc.
放送対象地域

近畿広域圏

大阪府京都府兵庫県
滋賀県奈良県和歌山県
番組供給系列 TBSネットワーク
略称 MBS
愛称 MBS毎日放送
MBS
毎日テレビ
MBSテレビ
呼出名称 テレビジョン放送
まいにちほうそうテレビジョン
まいにちほうそうデジタルテレビジョン
開局日 1959年3月1日
本社 530-8304
大阪府大阪市北区茶屋町17番1号
リモコンキーID 4
公式サイト 【MBS】毎日放送
特記事項:
テレビ放送開局はフジテレビジョン(東京)、九州朝日放送(福岡)と同日。

1975年3月30日まで、テレビ放送については、
ANN系列に属していた。

TBS系列局のない徳島県でも視聴者が多い。
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単にMBSと呼称される場合や、新聞などのラテ欄では「毎日テレビ」と紹介される場合がある(「MBSテレビ」と呼称されることは稀である。地上波デジタルテレビジョン放送Gガイドでは「MBS毎日放送」と表記される事が多い)。

ネットワークはTBS系列のフルネット局。

概要

 
毎日新聞大阪本社旧社屋(毎日大阪会館)跡地 ここにかつて毎日放送の社屋もあった。現在は駐車場となっている

毎日放送の前身である『新日本放送(しんにっぽんほうそう)』は、1956年12月1日に朝日放送朝日新聞社毎日新聞社(新日本放送の大株主)と合弁で大阪テレビ放送株式会社おおさかテレビほうそう 略称 OTV、JOBX-TV 6ch)を設立してテレビ放送に参入した。

その後、大阪ではもう一つテレビチャンネルが割り当てられ、ともに独自のテレビ局を持ちたい朝日放送と新日本放送は、別々に免許を申請。競願の結果、朝日放送は大阪テレビ放送と合併する事となり、新日本放送は1958年6月1日に毎日放送と改称した上で、1959年3月1日、独自にテレビ局を準教育テレビ局として開局した。開局当初のテレビスタジオは、大阪市北区堂島の毎日大阪会館南館12階にあった。キー局は紆余曲折の末、日本教育テレビ(NETテレビ。現在のテレビ朝日)となった。

開局当初の毎日放送は相当苦労した。キー局が教育専門局という事で、営業面や報道面など様々なハンデがあった。毎日大阪会館南館に設けられたスタジオも小さい上に狭く、使い勝手が悪かった。こうしたスタジオ事情を逆手に取り、難波南街会館からの『番頭はんと丁稚どん』(七ふく提供)やうめだ花月劇場からの吉本新喜劇中継(大正製薬提供。現在の『よしもと新喜劇』)などが生み出され、これら公開番組は大いに好評を得た。

1960年、日本万国博覧会(1970年開催)の開催地に内定していた大阪府吹田市千里丘陵に、2階建ての近代的なテレビとラジオの総合スタジオ「千里丘放送センター」を開設、テレビとラジオの部署と報道、制作などの機能が堂島から千里丘に移転した。但し、登記上の本社と営業の部署は堂島に残り、堂島の毎日新聞社大阪本社内にニュースデスクを開設。

弱小局であるNETテレビとネットを組んだ事を逆手に取り、むしろ自らキー局となって発展しようとした将来展望を見据えて設計され、東京キー局に勝るとも劣らない規模と設備を誇った。『アップダウンクイズ』や『がっちり買いまショウ』などの名番組がこのスタジオから世に出た。

1968年、日本科学技術振興財団が運営していた東京の民放テレビ局・東京12チャンネルが事実上破綻したため、再建策として同局のテレビ番組制作を行う東京十二チャンネルプロダクション(現在のテレビ東京)が財界を中心に設立され、毎日放送も経営に参加。1969年10月より東京12チャンネルともネットワーク関係を樹立し、毎日放送テレビはクロスネット政策を採った。

1975年3月31日、テレビネットワークを整理することとなり、これまでのNETテレビと東京12チャンネルのクロスネットから、TBS系列の準キー局に鞍替えした。ニュース系列もANNを脱退し、JNNに加盟。朝日放送に代わって「五社連盟」に参加した。

沿革

  • 1959年(昭和34年)3月1日 - 準教育局として開局。ラジオ東京テレビ(KRTテレビ、現在のTBSテレビ)のフルネット局として開局を目指していたが、KRT側に拒否され、その後フジテレビ(CX)とのネットワーク関係樹立を目指すも断念。結果、日本教育テレビ(NET。現在のテレビ朝日(EX))主体でのネットを余儀なくされる。しかし、この時点ではCX・KRTの一部番組をネットしていた。また制作番組の一部は、CXにもネットされた。但し、テレビニュースについては、自主制作となっていた。
  • 1960年(昭和35年)2月1日 - 朝日放送(ABC)テレビ四社連盟(1ヵ月後には五社連盟)に加入したためKRTの番組を手放す。ただし、『毎日新聞ニュース』のネット受けという形でKRTとの関係は残る(※毎日放送は開局以来TBSの番組をネットし続けていた事になる)。また、CXの番組が関西テレビ(KTV)に移行したため、キー局をNET(現在のテレビ朝日 (EX) )に統一。
    同年4月1日よりNETテレビのニュース番組をネット受けして共同制作する事になるが、その番組は朝日テレビニュース社制作による『NETニュース』(「朝日新聞 製作」のクレジット付き)であった。しかし、毎日放送はタイトルを差し替えて『MBSニュース』として放送していた。「朝日」放送があるにも拘わらず「朝日」新聞制作のニュースが、近畿地区では「毎日」新聞系の局に流れ、また近畿地区のニュースは「毎日」放送が取材した物が「朝日」新聞ニュースとして全国に放送された。これがいわゆる「腸捻転ネット」である(本来朝日との資本関係にある朝日放送はラジオ東京系列の排他協定の都合上『NETニュース』の全面ネットを行わなかった。)。
  • 1967年(昭和42年)6月 - 民間放送教育協会に加盟。
  • 1969年(昭和44年)10月1日 - 東京12チャンネル(現在のテレビ東京(TX))ともネットを結ぶ。NETテレビのみだった全国ネット番組を、一部東京12チャンネルへ切り替えて関西唯一のキー局宣言をする。このためNETテレビとの関係が悪化し始める。ただ、毎日放送は、日本教育テレビ(現在のテレビ朝日)と東京12チャンネル(現在のテレビ東京)とのクロスネット局時代も日本教育テレビ(現在のテレビ朝日)が優位で、東京12チャンネルとは、非報道関係の番組の一部ネットにとどまった。
  • 1970年(昭和45年)1月1日 - この日からNETテレビをキー局とするテレビニュースネットワークAll-nippon News Network(ANN)が発足(毎日放送も加盟)。『NETニュース』は『ANNニュース』に改題された。だが、毎日放送はANNのAを「オールニッポン(All-nippon)のA」ではなく「アサヒ(Asahi)のA」と誤解したため、発足後もタイトル差し替えを継続していた。3ヶ月後の4月1日より、差し替えなしで放送するが、ANN発足から4年間「協力・朝日新聞」とクレジットされている事に難色を示した。
  • 1974年(昭和49年)4月1日 - ANN正式発足。ニュース協定締結。
  • 1974年(昭和49年)11月18日 - TBSから、1975年(昭和50年)3月31日から朝日放送(ABC)に代わりネットを開始する。」との通告を受ける。
  • 1975年(昭和50年)3月31日 - 東阪ネット再編。ANNを脱退し(※ABCに引継ぐ)、東京12チャンネルとのネット関係を絶つ(※KBS京都サンテレビジョンを経てテレビ大阪。但し、テレビ大阪開局までは番組販売扱いでの放送を継続)。JNN・五社連盟に加盟し、NET系列局から開局以来からの念願であったTBS系列局となる。これにより腸捻転解消。
  • 1992年(平成4年) - 民間放送教育協会を脱退。KBS京都サンテレビテレビ和歌山ラジオ関西和歌山放送を経て、ABCが引き継ぐ。

親局データ

アナログテレビ放送

デジタルテレビ放送

  • コールサイン:JOOR-DTV 毎日放送デジタルテレビジョン
    • チャンネル:16ch リモコンキーID4) - TBS系列では、ほかにRKB毎日放送も「4」が割り当てられている。「4」はその他の地域では大半の日本テレビ系列局(クロスネットのテレビ大分を含む)で使用されている。ちなみにキー局のTBSテレビのリモコンキーIDはTBSテレビ・IBC岩手放送北陸放送のアナログ親局と同じ「6」が使用されている。
    • 周波数 491.142857MHz
    • 出力 3kW
    • 現在の放送区域内世帯数 約580万世帯
    • 送信所は奈良県生駒市の生駒山上にあり、讀賣テレビ放送(アナログ・デジタル)と共同使用している。デジタルテレビ放送の生駒山親局では唯一自局のアナログ送信所を継続使用せず、他局の施設に相乗りしている。

中継局

JNN系列の無い徳島県福井県嶺南地方)や、中部日本放送(CBC)の取材対象地域である三重県伊賀地方や南紀地方など)、山陽放送(RSK)の取材対象地域である香川県東かがわ市小豆島など)、山陰放送(BSS)の取材対象地域である鳥取県東部(岩美町等の海岸線沿い)、テレビ高知(KUTV)の取材対象地域である高知県安芸郡東洋町室戸市東岸へも電波が届いておりいこれらの地域でも視聴者が多い。また、JNNの取材対象地域にも徳島・福井両県(福井県嶺北地域は北陸放送(MRO)が担当)が含まれている。なお。Dは地デジ波のチャンネルを表す。なお、中継局のほとんどは広域民放各局共同使用、広域民放各局+県域民放共同使用、NHK+広域民放各局+県域民放共同使用のいずれかとなっている。


ケーブルテレビ再送信局(MBSテレビのサービスエリア外視聴)

以下のケーブルテレビではテレビ(アナログ放送)が再送信されている。デジタル放送においても、徳島県では区域外再送信がすべてのケーブルテレビ局で開始された(MBS側が同意したため 在阪広域民放局での地上デジタル放送においての区域外再送信同意はMBSが初である)。徳島県は地上波系列局が1局(NNN系列の四国放送)しかないので、いわゆるデジタル区域外再配信の特例が認められている。

太字で記しているものは、4chで再送信されている局である。※印の局はデジタル放送が再送信されている局である。


オープニング(放送開始時)・クロージング(放送終了時)

  • 1990年9月の茶屋町本社移転まで、オープニング・クロージングともに毎日放送千里丘放送センターの映像をバックに放送していた(オープニングは53秒)。開局当時から長らくフィルム映像(1970年頃にカラー化)だったが、1983年ごろからVTRに変更された。VTR時代、オープニングは海岸の日の出と千里丘放送センターをバックに、クロージングはミリカホールと夜の千里丘放送センターをバックにしたものだった。
  • オープニング・クロージングのナレーションは吉田智子藤本永治アナウンサーのコンビで藤本アナが主音声(コールサイン、識別符号、チャンネル)を、吉田アナが副音声(音声多重放送局の名称、チャンネル)を担当した。使用されていたBGM(作曲・池辺晋一郎)はオープニングはファンファーレで、クロージングは同じ旋律ながらもスローテンポの音楽であった。現在は、ラジオのオープニング(毎週月曜に放送)でのみ使用されている(詳しくは「毎日放送ラジオ#オープニング・クロージング」を参照)。なお、クロージングの前は「お休み前にテレビは消しましょう 資源を大切に MBS」のテロップが描かれているイラストが出ており(1979年以降はこのイラストの後に、「この後は、1179kHz 毎日放送ラジオで お楽しみください」のテロップが描かれている水色バックのイラストが追加された)、並行して「夜も更けて参りました。今日もMBS4チャンネルをご覧いただきありがとうございました…」のナレーション(末期は水野晶子アナのナレーションであった)とオルゴール調(後にピアノ調のものに変更)のBGMが流れた。
  • 1990年9月に現在地の茶屋町に本社・放送センターを移転してからはBGMをファンファーレから別の音楽に変更し、局舎(スタジオ内部や副調整室などの映像を盛り込んだ)とその周辺の映像が使用されナレーションも無くなった(BGMは途中で変更された)。
  • 2003年12月1日から現在はデジタル放送開始に併せてハイビジョンによって制作された、サービスエリアである関西各地の名所や局舎・副調整室の様子を織り込んだ映像と前バージョン放映中に変更されたBGMを使用した新バージョンになった。これまでと同様、オープニングとクロージングでは内容が異なる。
    • 但し2004年8月から24時間放送=日曜深夜 - 月曜未明を除く=が始まったためオープニングは1日の基点での放送となり、クロージングは日曜深夜の放送休止の時に放送されている。2009年11月からは日曜深夜に加え水曜深夜[6]に、そして2010年1月12日からは火曜深夜[7]にも流れている。
    • 2008年9月28日までの火曜 - 金曜の場合、新聞の番組表には4時45分が基点のように表記されていたが実際には4時58分にジャンクションとして流れていた。月曜は4時57分に、土曜・日曜は4時59分に放送されていた。
    • 2008年9月29日からは『早ズバッ!ナマたまご』の放送が始まった為、月曜 - 金曜はこれまでよりも15分早まって月曜が4時42分にオープニングとして火曜 - 金曜は4時43分にジャンクションとして流れている。土曜・日曜はこれまで通り4時59分にジャンクションとして放送される(前日の番組が時間延長となった場合は5時29分もしくは5時25分に放送される)。
    • 2009年10月以降、日曜は新聞の番組表には5時00分が基点のように表記されているが、実際には4時44分にジャンクションとして流れている。
  • なお、クロージングについては2005年11月頃から一旦使用されず最終番組終了後は直ちにフィラーお天気カメラ)となっていたが、2006年2月から再び使用されるようになった。
  • 現在のBGMはアルフレッド・リード作曲の『MUSIC IN THE AIR!』を用いている。日本で唯一の吹奏楽曲をBGMしたクロージング。リードが死去した際には、映像の途中で追悼テロップを流していた。
  • 2008年7月24日からは『ニュースバード』放送前かクロージング前に地上アナログ放送終了告知画面(30秒、アナウンス付き)を放送している。画面は一般的なブルーバック画面だが、文字が他局に比べかなり大きめの物を使用している。
    • デジタル放送ではACジャパンのCM(温暖化防止15秒CM2本)を30秒間放送している。

各種テロップ

時刻出し

  • 2004年8月からフィラー時間帯は『TBSニュースバード』のサイマル放送となり、この時間中は同チャンネルで使用している時刻表示をそのまま使用している。
    • 参考までに触れるがTBSニュースバードの時刻出しパターンは、フル画像のバージョンで左上に時刻(但し衛星利用のため、1 - 2秒程度のタイムラグ=遅れが生じる)を出し、その下にニューヨーク株式・為替の市況状況。その隣に全国主要都市の天気と降水確率・気温のテロップを出すもの。もう一つはL字型画面で画面の左に全国各都道府県の県庁所在地の天気と気温、画面下にロールテロップで最新ニュースを流すパターンがある。使い分けは時間や曜日にもよる。
    • またJNNニュースバード放送中のCMであるが、以前は4時45分(土・日5時00分)まではそれで流れるCMをサイマルで放送(但し通常放送終了後からの放送となるため番組の途中から入ることもある)、それ以降(定時放送扱い)はCM部分は毎日放送のイベント情報のスポットに差し替えていた。しかし、最近ではJNNニュースバード放送中のCM部分は毎日放送の番組宣伝のスポットに差し替えられている(日曜未明はイベント情報を放送)。CM中は時刻出しをしていない。
    • 毎週月曜日の未明はメンテナンスのため、4時45分までサイマルは行わず、フィラー中はお天気カメラを使用する。この時は画面の左下に時刻、右下に日付とMBSのロゴ、そして撮影場所を記している。
  • 平日早朝の放送開始(フィラー明け)〜8:30の『みのもんたの朝ズバッ!』の放送終了まではカスタム表示で、白地に青の縁取りをし、若干縦に長いフォントを使用している(CM中は白地に黒の縁取りの一般的なフォントサイズ)。過去(1980年頃から92年頃まで)には朝7時台のワイド番組(『モーニングジャンボ奥さま8時半です』『朝のホットライン』などの時代)で時刻を秒単位まで表示したことがあった。
  • 平日8時30分 - 9時55分(『はなまるマーケット』)と17時50分 - 18時40分のニュース枠(『VOiCE』枠内)及び土曜・日曜の早朝帯(『みのもんたのサタデーずばッと』『知っとこ!』『がっちりマンデー!!』『サンデーモーニング』など)は縁取りは青色だが、フォントのサイズは通常と同じ一般的なものを使う(MBS標準フォント 他局の夕方ニュースとは異なりCM中も表示)なお、THE NEWS全国第2部は時刻出しなし。
  • アナログ放送の時計表示切り替えは、「クロスカット」。デジタル放送の表示位置は16:9で、時計表示切り替えは、「横回転」(ただし、フィラーのみ「クロスカット」)。

天気テロップ

  • 平日5時15分 - 5時30分の『早ズバッ!ナマたまご』及び5時30分 - 8時30分の『みのもんたの朝ズバッ!』の放送中、大阪 → 兵庫北部 → 兵庫南部 → 京都北部 → 京都南部 → 滋賀北部 → 滋賀南部 → 奈良北部 → 奈良南部 → 和歌山北部 → 和歌山南部 → 徳島北部 → 徳島南部(徳島南部の表示後、再び大阪に戻る)の順に最高気温と6時-12時、12時-18時それぞれの時間の天気 → 降水確率が表示される。過去には和歌山南部 → 徳島 → 東京(東京の表示後、再び大阪に戻る)の順で表示されていたが、テロップ表示を現在のものに変更の際、東京の代わりに徳島を南北に分けて表示するようになった。

速報テロップ

  • 気象速報は、「ポッポッ、ポッポッ」というJNN共通ニュース速報音のあと『MBS気象速報』というタイトルで表示される。

試験電波音楽

  • テレビの時刻出しの項でも触れたが2004年8月からMBSテレビでは毎日4:45(土・日は5:00)を起点にした24時間放送(月曜日未明はメンテナンスのため4時42分まではカラーバーお天気カメラを挿入=その場合JNNニュースバードの放送は休止=の場合あり)となったが、毎日4時43分から1分間放送される開始映像(ジャンクション)の前にこれまで放送終了時にフルコーラスで演奏された押尾コータローの『ちいさな輝き』という曲のギター演奏が一部放送されている。
  • 24時間放送以前(〜2004年7月)は開始5分ほど前からラジオ番組『こども音楽コンクール』の西日本地区・Aブロック予選会(近畿地方と徳島県対象)に参加した学校の演奏が毎日1曲ずつ放送されていた(5時30分から『朝ダッシュ!』を放送していた頃は、当初はこのときに『このあとは朝ダッシュ!』というテロップを流していたが、5時16分から『まんが日本昔ばなし』の再放送が開始されたことにより『このあとは-』のテロップ表示は廃止された。

情報カメラ設置ポイント

テレビ番組概要

 
MBSのハイビジョン中継車(三菱ふそう・キャンター

JNNの基幹局かつTBSの大株主ということもあり、中部日本放送(CBC)、RKB毎日放送同様にTBS系列でもかなり強い力を持っている。しかし近年はMBSが関西地区で比較的好調なのとは裏腹に、『関口宏の東京フレンドパークII』『ぴったんこカン・カン』などを除くTBSのゴールデンタイムの視聴率が低迷しているためか、年々TBSとの関係が悪化してきている。日曜を除く昼間のTBS制作の情報番組や深夜番組のネットには消極的で、一方のキー局TBSでは関東地方でMBS(大阪)制作の深夜バラエティ番組をネットしない(『よゐこ部』などTBSで放送している番組もある)。また選挙開票特番でも大半を自主制作に差し替えて放送している(但し、選挙開票特番についてはBS-TBSおよび地上波でCBC、山陽放送山陰放送が受信できる地域ではほとんどの時間帯で視聴可能。さらにMBSラジオでは'90年代後半以降、全国の動きを含めた国政選挙特番はTBSラジオからのネットを行なわず、完全自社制作している)。しかし関テレとフジやCBCとTBSの関係を比べると関係はまだ良好な方で、TBS制作の番組やイベントを積極的に宣伝している他、TBS制作の報道番組にMBSの記者がTBSに出向してキャスターに就任したり、TBSが制作に関わる映画の制作委員会に名を連ねている。また2007年8月に開催された世界陸上大阪大会ではTBSとの共同制作という形をとり、MBSからも実況などでアナウンサー3名が登場した。MBS東京支社は2008年2月12日に東京・赤坂の旧TBS本館跡地に建設された高層ビル「赤坂Bizタワー」に移転し、キー局TBSの敷地内に準キー局MBSが支社を置くようになった。2008年10月にMBSは平日早朝と昼間にTBS制作の情報生番組(『早ズバッ!ナマたまご』と『2時っチャオ!』)をネットを開始、TBSもそれまで一切ネットしていないMBS制作のローカルバラエティ番組の内、『よゐこ部』を2008年10月から不定期で逆ネット開始したのに続き、2009年4月からはローカル帯番組『ちちんぷいぷい』を金曜日のみTBSにも逆ネット(TBSでは視聴率不振のため、わずか3ヶ月半で逆ネット打ち切り)し、今後はローカル番組を逆ネットする動きがある。そんな中、2010年1月1日には普段TBSにネットされていないローカルバラエティ番組『痛快!明石家電視台』の新春特番がTBSにも同時ネットで放送された。また、2009年4月改編で月 - 木曜日の23時後半枠のバラエティ番組『吉崎金門海峡』の火曜日分を制作することになった。

なお、腸捻転時代のキー局だったNETテレビ(現:テレビ朝日)との関係は、現在のABCとテレ朝との関係よりも険悪だったと言われ、しばしば番組編成や内容を巡る衝突が起きていたという。その典型的な例が「23時ショー打ち切り問題」である。後年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)とクロスネット関係を結び、腸捻転解消まで継続したのも、経営難だった同社を救済する目的もあったが、NETとの関係悪化とも無関係ではないと言われる。これはNETとは常に対等の意識を持っていたのが衝突の原因であったとされる。腸捻転ネットが解消された際、当時のNETの専務が「熟柿が落ちた」と表現したのは、同局の心境を如実に表していると言える。

また、開局当初は、フジテレビとネットワークを組むことを希望していたという。実際、本放送開始当初はフジからの番組がMBSへも流れ(「チエミのかわら版太平記」などのフィルム番組が12本)、また逆にMBS制作の番組をフジへネットすることもあった(鉄腕アトム (実写版)など)。近年でも2010年1月からフジが幹事局の深夜アニメ刀語』がMBSで放送される。

その縁もあり、MBSとフジの関係は現在の関テレとフジの関係よりも良好と言われ続けている。

報道・ドキュメンタリー・情報番組

  • 在阪民放局のなかでも古くから報道・ドキュメンタリー・地域情報番組・気象情報に力を入れている。MBSナウからVOiCEに続くローカルワイドニュースなど近畿広域圏初のものも数多い。
    • ニュース番組『VOICE』では数々の事件や、本社のお膝元である大阪市カラ残業問題をスクープし高い評価を得ている。視聴率の面でも、骨太な報道内容が受け入れられ、関西地区ではここ数年ほぼトップを走っている。
    • 1980年4月に関西初のローカル・ドキュメンタリー番組「映像80」をスタートさせ、2009年現在、「映像’09」と名を変え続いている。芸術祭賞、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、ギャラクシー特別賞、国際エミー賞の最優秀賞など、国内外のコンクールで高い評価を受けている。
    •  昼過ぎ〜夕方の情報番組ちちんぷいぷい』や、土曜に放送されている『せやねん!』などの地域密着型番組の制作も行っている。

スポーツ

  • TBSなどが読売ジャイアンツ(巨人)戦や横浜ベイスターズ戦を放送している時でも、MBSでは自社制作による阪神タイガース戦を独自中継する場合がある。
    • その場合、TBS等が巨人戦、横浜戦等のスポーツ中継を放送しない(雨天中止の予備番組を含む)場合、その番組は系列内での取り決め(排他協定とは直接関係なし)により放送されず、以前は事実上「番組返上」となることがあったり、ある程度の期間が過ぎてからも「再放送扱い」で放送される可能性も低くかった。現在は視聴者保護の観点からか数日後(早くて翌日。主に日曜日の昼間の時間帯)に必ず後日放送されるようになっており、選抜高校野球準決勝・決勝で放送できない昼のドラマ番組も特例として放送される。なお、実際に巨人戦の放送がないとき(他局が行われるとき)に差し替え放送されるのは年に1、2回とごくわずかにある程度で、殆どの放送権を持つ全試合は一切差し替えなしで深夜に1時間程度の録画中継放送を行っている為、番組返上されることは皆無である(2006年までは金曜日。2007年4月10日火曜日と、9月18日火曜日に実施。9月18日火曜日は当初の全国放送からローカル放送に格下げとなった阪神対巨人戦となっている。前述の2回ともに被差し替え番組の後日放送は行われている。2008年シーズンは9月13・23・29日のペナントレースと10月19日のクライマックスシリーズに実施し、いずれも翌日から翌週の日曜昼間の時間帯に被差し替え番組の後日放送を実施)。その場合でも、巨人戦は隣県の系列局またはBS-TBS、TBSニュースバードTBSチャンネルで視聴可能である。
  • かつては、南海電気鉄道が株主の一角を占めていたことから、南海ホークス戦に優先的な放送権を持っていた。プロ野球中継のメインは徐々に阪神タイガース戦に移っていったが、南海との関係は1988年11月のダイエーへのホークス売却・福岡移転まで続いた。
    • ちなみに南海電鉄はホークス売却後の1994年当時でもMBS第10位の大株主に名を連ねていた(コーケン出版発行「日本民間放送年間94」より)。
  • 2009年度時点では、平日に『VOICE』を繰り上げ放送の上、18時05分より中継開始となる場合があるが、この場合でもJNN排他協定の絡みから19時台の『総力報道!THE NEWS』第2部(18時45分 - 19時50分)は野球中継を中断した上でネットしなければならず、編成上のネックとなっている。

バラエティ

全国ネット番組

  • 2024年9月現在MBSが制作を担当している全国ネット枠は火曜23時30分枠、水曜22時枠、金曜14時枠、日曜17(土曜18枠から移動)・22・23時枠、土曜朝の情報番組『知っとこ!』の7枠。
    • かつては日曜17時枠(17時30分からの『ヤングおー!おー!』)→日曜13時枠、木曜20時枠なども手がけていた。2006年9月までの水曜19時の枠は2006年10月より金曜日19:00に移動(『ランキンの楽園』から)。金曜19時枠での制作は『石坂・森口のくっきん夫婦』が終了して以来14年ぶりとなったが、2009年3月を持って枠撤退となった。
  • 日曜日は22時に『となりのマエストロ』、23時に『情熱大陸』を放送。
  • 1992年10月の『快傑!ドクターランド』がスタートして以来、火曜22時枠には『ジャングルTV 〜タモリの法則〜』が長年放送され、2003年4月から『世界バリバリ★バリュー』が放送されていたが、TBSとの枠交換により2005年10月からは水曜22時に変更された(火曜22時枠がTBS制作に戻るのは『ギミア・ぶれいく』以来13年ぶりで、水曜22時枠でのMBS制作番組はドラマ『やさしい闘魚たち』以来21年ぶり)。
  • JNN系列に移行して以来、在阪局で唯一月曜日のゴールデンタイム・プライムタイムに自社制作の番組を放送したことがない。
  • 2005年10月から1年間は、19時台に『まんが日本昔ばなし』『あなた説明できますか?』とMBS制作の30分番組が2本並び、水曜のゴールデンタイムだけでMBS制作の番組が3本も放送されていた。
  • かつて『すてきな出逢い いい朝8時』などを放送していた土曜8時枠は現在、『知っとこ!』を放送中。2006年4月15日よりCBC発全国ネットの土曜朝7時半枠とMBS発全国ネットの日曜朝7時枠を差し替える形で、『知っとこ!』は朝7時半からの放送となった。
  • 近年の在阪局制作の全国ネット番組はMBS他各局とも土曜朝の生ワイド番組(テレビ大阪を除く)以外は殆どが東京支社の企画、東京の制作会社の共同制作によって東京都内のスタジオで収録されている物が多いが、ひるドラシリーズの作品は大阪と東京で交互に制作されていた(CBCのひるドラは1999年以降、全作品名古屋で制作されていた)。
  • 2009年春改編で金曜19時枠はTBS発の大型報道番組『総力報道!THE NEWS』が取り込まれることに伴い、新たに23:30の帯バラエティゾーン『吉崎金門海峡』の火曜日枠に移動。ひるドラ枠も同じく『ひるおび!』の開始に伴い終了することになり、後継として2009年3月に終了したTBS『2時っチャオ!』金曜日14時枠と入れ替える形で昼2時台に『バンバンバン』を開始した。

アニメ

  • 1966年NETテレビ(現:テレビ朝日)系列時代に第1作である『おそ松くん』(CS放送ではTBSチャンネルで放送)を制作して以来、テレビアニメの制作には熱心で、『まんが日本昔ばなし』などTBS系列(1975年ネットチェンジ後)で放送されたアニメのうちMBS制作の作品も少なくない。現在では、ytvと並んで在阪局ではアニメ制作に力を入れていることで知られる。
    • 在阪局のうち、テレビアニメの制作に参入したのはMBSが最も早かった(ytvは1967年、ABCは1971年〔TBS系列時代〕、関西テレビは1973年、テレビ大阪は開局した1982年に参入)。
  • ものしり館」など、放送番組センターの配給番組になった作品もある。
  • かつては学校休暇中(春休み夏休み冬休み)に再放送として『まんが日本昔ばなし大会』を放送していたが1990年代中頃に撤退。それ以降は通年でドラマ再放送枠『MBSドラマの森』を放送している。
  • 後述の「土6」現象に顕れたように、2000年代以降はアニメ主題歌の楽曲タイアップに関して非常に熱心であり、特にSony Musicグループのアーティストを中心に主題歌・エンディングテーマを1クールで入れ替えている他、テーマ曲の宣伝を兼ねたCMを放送している(一部他社アーティストの場合あり。また、過去に1曲だけ2クールにわたって流された曲がある)。
  • 携帯サイトにもかなり力を入れており、近年の自社もしくは共同制作作品において、携帯サイト限定で各作品の名場面投票を受け付けたり(上位の場面がOP後もしくはED後提供クレジットで流される)、応援掲示板の投稿を受け付けたりしている。
  • なお、MBSが関わった作品で他局との共同制作のものには、TBSとの共同制作の『サクラ大戦TV』『おおきく振りかぶって』、TBSと中部日本放送(CBC)との共同制作の『無敵王トライゼノン』『逮捕しちゃうぞ Second Season』『RAVE』、CBCとの共同制作の『戦国BASARA』が挙げられる。
  • 以前は自社もしくはTBS制作作品で16:9制作作品は、地上波(デジタル放送含む)での放映時は4:3サイズの左右カット放送が原則[8]であったが、2007年4月開始の自社単独制作アニメで初めてハイビジョン制作のフルサイズ放映を実施している(『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』。同時期開始の土6枠の『地球へ…』は地デジではSD画質のフルサイズ放映)[9]。TBS制作作品においても2009年10月期よりフルサイズ放映を実施している。
    • また、近年では字幕放送も実施している(TBS制作作品も同様)。通常、効果音を字幕で表現する場合は「(爆発音)」などと表現することが多いが、当局では擬声語を使う。
  • TBSがアニメの表現規制に厳しい(ただしBS-i限定放映深夜アニメ枠作品はその限りではない)のとは対照的に、MBSは緩い方である(CBCもほぼ同様である)。特に竹田青滋プロデューサー作品(2002年以降に放送された殆どの作品がそれに該当する)でそれが顕著であり、時間帯不問で過激な描写が多く見られる事から、一般視聴者のみならず、アニメファンからも疑問を呈する声が上がっている。
  • 近年[いつ?]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。では自社制作アニメ開始直前に特別番組を組む事が多い。
  • オンラインショッピングサイト『MBSショッピング』では、MBSで放映されたほとんどのアニメのDVDを取り扱っているが(一部のUHFアニメは扱っていないことがある)、MBSでは放映されなかったアニメ(関西圏では独立U局ネットの作品、BS-i限定放映作品、関東ローカル放映の作品など)のDVDも一部取り扱っている。
  • 「おもしろかった番組投票」木曜・土曜実施分の上位5位に必ずアニメがランクインしている。
  • アニメ雑誌などで人気アニメのランキングが発表される際、MBS制作のアニメ関係の作品、キャラクター、声優などが必ずと言っていいほど上位に入っている。
  • 近年の自社制作作品に関しては放送開始1~2ヶ月前から積極的に番組宣伝を行っている。

全国枠全日帯

深夜アニメ

  • 1989年に制作した短編アニメ『小松左京アニメ劇場』がMBSとしては初めて手掛けた深夜アニメである(同時期にytvが『11PM』番組内で『セイシュンの食卓』を制作していた)。
  • 本格的に参入するきっかけとなったのは、1997年10月に土曜深夜の『アニメシャワー』枠と共に自社制作で開始された『フォーチュン・クエストL』である(関東では翌1998年にテレビ東京で放送)。これ以後も、多くの深夜アニメ(後述のUHFアニメも含む)が一部の例外を除いて『アニメシャワー』枠に集中編成されている。この枠での放映作品に関しては該当項を参照されたい(TBS・CBC制作作品の一部はMBSの深夜枠の都合などにより関西圏のみ独立U局ネットとなる場合がある)。
  • 平日深夜枠には過去のアニメ作品の再放送枠がある(他局制作作品も含むが、これまで放送された中では、特にフジテレビ制作のものが多かった)。一時期は『ヒーローは眠らない』という名称がつけられていた。この再放送枠は2009年6月期をもって一旦休止されたが、同年10月期より水曜深夜枠で再開した。
  • 木曜深夜は2006年10月より『コードギアス 反逆のルルーシュ』を放映開始(なお、『コードギアス - 』は上記の通り、2008年4月より日曜夕方枠全国ネットで第2期『R2』を放映)以来、自社制作の深夜アニメ枠となっている。
  • 2008年10月期は深夜アニメ枠が大幅に増え、自社制作枠の1枠のみだった木曜深夜アニメ枠が3枠に拡大され、アニメシャワーも第4部を2ヶ月ぶりに復活させた。しかし依然として枠不足の関係で『夜桜四重奏』は2009年1月からの放送に変更になった。また7本中6本が2009年3月までの放送のため、TBSにおける『夜桜四重奏』の後番組である『明日のよいち!』は関西地区ではサンテレビでの放送となった。
  • 2009年4月期はTBS制作2本共木曜深夜に1週遅れでネット、CBC制作深夜アニメはTBSに逆ネットして以来初となる同時期ネットを行う(これはMBSも制作に関与している関係とされる)。
  • 2009年7月期には上記のように今までCBC制作逆ネット作品を独立U局ネットしていたものを月曜の再放送枠からの新枠でレギュラーネット化する(これは4月期に『戦国BASARA』をMBS/CBC共同制作した事がきっかけと思われる)。なお、同期の深夜アニメ放映本数はUHFアニメと合わせて週8本であり、関西圏で最多となった(ちなみに同時期のサンテレビでは週7本、テレビ大阪では週6本、KBS京都では週5本)。
  • 2009年10月開始の『秘密結社鷹の爪 カウントダウン』は、東京ではテレビ朝日で放送されるため、1975年3月31日にABCとのネットチェンジを行なって以来、約34年6ヶ月ぶりにテレビ朝日の番組を放送する事となる(但し、民教協時代の番組を除く)。以前ANNに加盟していたとは言え、MBSが本来の系列局であるABCを差し置いて、テレビ朝日の番組を放送するのは極めて異例である。なお、前作の『秘密結社鷹の爪』は、ABCで『THE FROGMAN SHOW』内で放送された。ちなみにMBSでは、2007年6月4日に『THE FROGMAN SHOW 大阪再降臨』を放送している。
  • 2010年1月開始予定の『刀語』は関東圏ではフジテレビでの放送と言う、極めて異例の組み合わせとなる(月1回1時間枠で放送)。過去にフジテレビの番組が数年遅れでMBSで放送された事はあるが(『頭文字D』)、MBSとフジが同時期に放送されるのは、実に50年ぶりのことである。

UHFアニメ

  • 自局編成枠に限りがあり、またTBS(一部MBSを含む関西地区でのネットが無い作品もあり)や、近年ではCBC(主要地方のJNN系列局との共同制作作品もあった)制作のアニメも放送するため、UHFアニメの草創期から放送しているサンテレビやKBS京都で放送される本数の方が多いという傾向は今なお変わらない。
  • しかし『アニメシャワー』枠は深夜ながら視聴率が高いこともあるため、関東圏の独立U局より先にMBSの枠を押さえる作品も目立つ(特にCBC制作深夜アニメをMBSがことごとく遅れネットしており、『ウィッチブレイド』『のらみみ』は関西圏では未放映である。逆にCBC側もMBSが参入当初は同様に大きく遅れネットであったが、『成恵の世界』以降は同時期ネット)。
    • 1998年制作の『銀河漂流バイファム13』以来、MBS制作の深夜アニメは関東地区では全て独立U局での放映であり、関東地区は独立U局、関西・中京地区では広域準キー局での放映形式(この作品の場合はMBSとCBC)の先駆けともなったが、先述『コードギアス - 』において、初めてTBSに逆ネットを果たした(CBCも『ウィッチブレイド』放映開始以前は同様であった。なお、JNN系列局制作の深夜アニメをTBSに逆ネットした系列局としては先述のCBCに続いて2局目)。
    • 原則として関西圏準キー局で放映するUHFアニメを中京圏でも放映する場合は同一系列局でのネットとなるが、一部例外もある(MBSの場合はかつて腸捻転時代の同一系列局であったメ〜テレ、もしくはテレビ愛知の組み合わせ。2009年4月期には中京圏の独立U局であるぎふチャンおよび三重テレビとの組み合わせ(『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』)が、更に2009年7月期には東海テレビとの組み合わせ(『NEEDLESS』)が登場)。
  • 2003年には放送局が制作に関与しないUHFアニメも放送を始めている(第1号は『ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜』)。なお2007年10月期にはMBSが幹事局を担当したUHFアニメ『灼眼のシャナ』の続編がMBS制作TBS系列東名阪ネットの深夜アニメに変更となる事例も登場した。
    • MBSを含むJNN系列に限らず、関東圏のみ独立U局ネットのパターンのUHFアニメが今なお少なくないのは、先述のようにTBSなど在京キー局がアニメに対する表現規制を厳しく取っている事や、地方局制作深夜番組の逆ネットに対して消極的である事(2006年までTBSはMBSなど制作の深夜アニメを一切逆ネットを行っていなかった)が大きな要因と見られる。
    • なお、2007年7月期から2008年3月期の『アニメシャワー』枠においては一時期を除いて「3本枠中2本枠がUHFアニメ」であった。更に2008年10月期は5本放映され(うち1本は自社制作)、『アニメシャワー』枠がすべてUHFアニメで埋まる珍しい状況が発生した。これはMBSでUHFアニメの放映が始まって以来最多であり、同時期の関西圏ではサンテレビ・KBS京都(それぞれ6本ずつ放映)に次いでの本数であった(2009年7月期も『アニメシャワー』枠は全てUHFアニメで占められている)。
  • 『アニメシャワー』枠以外で放映されたUHFアニメとしては木曜深夜枠での『ヤミと帽子と本の旅人』(中京圏ではメ〜テレでネット)、同じく木曜深夜枠での『キャシャーン Sins』および土曜朝7時枠での『よばれてとびでて!アクビちゃん』(いずれも中京圏ではテレビ愛知で放映)がある。
  • 2008年10月開始の『TALES OF THE ABYSS』で、UHFアニメ初の字幕放送を実施(ただしMBSのみで、CBC・TOKYO MXでは実施せず)。

特撮

その他

  • TBS系列局が、番組の制作クレジットに放送局の略号を使うことが多い中、殆ど略号のMBSを使用しない("制作著作・MBS"とはせず、"制作著作・毎日放送"とするケースが殆ど)。ただし、TBSとの共同制作アニメ『おおきく振りかぶって』では「MBS」表記が使用されていた。
  • 逆に、アニメ雑誌では「毎日放送」ではなく「MBS」と書かれることが圧倒的に多い。
  • 新聞・ポスターではテレビ画面の形にチャンネル番号の4とその下にMBSという文字を入れたロゴが使用される。チャンネル番号の4マーク及び、毎日放送の和文ロゴタイプは、現本社移転時に修正が施された。
    • また、1990年代中頃まで、ローカル枠(再放送番組や番販番組、映画など)の一部では、番組開始時に画面下にこのロゴのスーパーを数秒間表示していた。
    • 2005年頃までは『JNNニュース』開始時にMBSのロゴ(文字のみ)を表示していた。また2009年3月までは夕方の全国ニュース開始時に表示する「二ヶ国語」テロップと同じ場所にロゴを表示していた。
    • 2009年4月及び5月には、ローカル枠(再放送番組など)の一部で、番組開始時に画面右上に、当時のキャッチコピーである「おもろい4へ」というロゴを数秒間表示していた。
  • MBS制作のJNN系全国ネット番組のクレジットタイトルには、"制作著作・毎日放送"の横にTBSグループとTBSネットワーク/JNNのシンボルマークである「ジ〜ン」が表示されている(一部の番組を除く)。一方、ローカル番組では2005年3月から2007年1月まで「MBS55周年」のロゴを付けていた。また、京都府の伝統や美術に関するの番組(『美の京都遺産』など)は「MBS京都プロジェクト」のロゴを付けている。また、ブロックネット番組には、いずれのクレジットでもなく、単に“制作著作・毎日放送”とだけ書かれていた番組もある。
    • また、一部の番組(『灼眼のシャナII(Second)』など)ではクレジットタイトルに和文ロゴタイプを使用せず、「毎日放送」がほかの文字と同じ書体で書かれている。
  • テレビ番組の放送時間変更について、告知を行わずに変更する局が多い中(特に深夜番組)、MBSでは全日、深夜に関わらず本編中または次回予告時にテロップによる告知を行っている(突発的な変更の場合を除く)。
  • ABCテレビ関西テレビとは異なり、深夜番組(ローカル枠)の放映時間が変わることはあまりない。
  • 地上デジタル放送の局名表記は、新聞のテレビ欄とは異なり「MBS毎日放送」である。
  • 2007年現在、本社隣接地に新たな社屋の建設計画が進行している。これは現本社が手狭になってきたことにより、近隣のオフィスビルなどに分散しつつある各部門を新たにビルを建設することでそこに集約することが目的であるとされている。
  • 2009年3月まで、JNNの平日最終便ニュース番組『NEWS23』内の「月ONE」「金曜深夜便」をどちらとも放送しない唯一の系列局であった。ただし、JNN協定適用による延長措置の場合はこの限りではない。
  • 設立当初から放送局の方針上、テレビでは創価学会聖教新聞テレビCMを流していない。

関連人物

他の関西圏の放送局

脚注

  1. ^ 広域4局の再送信に加え、テレビ大阪、サンテレビ、テレビ和歌山の再送信をしている局もある。
  2. ^ 広域4局の再送信を行っている。
  3. ^ 朝日放送も再送信している。他2局は再送信していないが、独立局はKBS京都びわ湖放送のいずれかまたは両方再送信している。
  4. ^ 2008年12月1日より、デジタル波再送信を朝日放送と同時に行う。
  5. ^ 朝日放送を6chで再送信している地域でも、4chに福井放送を再送信しているため、3chか5chで再送信している。
  6. ^ これは木曜未明の2:30から3:30にアニメ再放映枠を新設したことと、その後に3:40からテレビショッピングの番組が2本続けて放送され、その終了が木曜未明4:40になり、フィラー「TBSニュースバード」を放送する時間的な余裕がなくなったため。
  7. ^ これは水曜未明の1:25より経済情報番組がスタートし、その後に3:40からテレビショッピングの番組が2本続けて放送され、その終了が木曜未明4:40になり、フィラー「TBSニュースバード」を放送する時間的な余裕がなくなったため。
  8. ^ 例外は『びんちょうタン』MBS放映分、およびMBSでは打ち切り後ながら『探偵学園Q』。そのほかスカイパーフェクTV!額縁放送実施作品はある。
  9. ^ なお、同時期にCBCも『ロミオ×ジュリエット』にて初めてハイビジョン制作・放映を実施している。
  10. ^ 2008年4月よりTBSテレビが『JNN報道特集』を日曜17時30分 - 18時24分枠から土曜17時30分 - 18時50分枠へ移動・放送時間拡大の上、『報道特集NEXT』としてリニューアルする事も伴った。

外部リンク

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