ヴィーナ

古代インド音楽の弦楽器の総称

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ヴィーナ(Veena/Vina, ヒンディー語:वीणा, タミル語:வீணை)はインド弦楽器の一種である。主なものは、中が空洞の木または瓢箪の台座2つを、竿で繋いだ形をしており、竿に7本の弦がある。弦をピックで弾くことにより音を出し、微妙な音色を奏でることが出来る。弦の先端のヘッドの部分に、竜の飾りが付けられたものが多い。ビーナとも書かれる。主なものとして、北インドヒンドゥースターニー音楽に使用される2種、南インドカルナタカ音楽に使用される2種類ある。

ヴィーナ
各言語での名称
Veena
Vina
Vînâ
Vina
分類

弦楽器

北インドでのヴィーナ

ルドラ・ヴィーナ(Rudra veena)はヴィーナの元祖であり、肩に担いで演奏する。竿部分にフレットがある。 ヴィチトラ・ヴィーナ(vichitra veena)は床置きにして演奏する。フレットはない。

南インドでのヴィーナ

サラスワティー・ヴィーナ(Saraswati veena)はシタールのような形をしておりギターのように持って演奏する楽器。 チトラ・ヴィーナ(Chitra veena)はヴィチトラ・ヴィーナの南インド版。床置きにして使われる。瓢箪ではなく、木で作られる。ゴットゥヴァーディヤム・ヴィーナ(Gottuvadhyam veena)とも呼ばれる。