エイズ孤児
エイズ孤児(エイズこじ、AIDS orphan, HIV orphan) は、
状況
地球全体のHIV感染者・AIDS患者数4,200万人(2002年)のうち、約3,000万人は、サブサハラ(サハラ砂漠以南のアフリカ)に居住する。
エイズにより両親を失った子供は、祖父母・親戚などに預けられるが、自活の為しか余裕が無い年配者などは、苦しい生活を強いられることになり、貧困の原因となる。
エイズ孤児の為の団体があれば良いが、そうでない場合には捨て子、ストリートチルドレンなどにもなる可能性がある。
アフリカ
- エイズによる死者数:1,700万人
- エイズ孤児数:1,200万人
ザンビア
[ 出典:米国援助庁(USAID: the US Agency for International Development)]
- 一人当たり国民所得:330ドル(2000年)
子供を世帯主とする家族が、急激に一般的なものになりつつある
- 孤児数:120万人(2000年時点、全子供人口の1/4)
- エイズ孤児数:93万人
- 孤児の75%
- 両親を持つ子供の73%
子供たちがHIVに感染する理由
参照:[1]
母子感染
- 母胎から胎児にウイルスが感染する:全体の15~30%
- 母乳から感染する:全体の10~15%
その他の感染
- 避妊法を知らない場合
- 子供のうちに結婚させられた少女が、夫から感染する
- 子供のうちに売られ、買春の犠牲になっている間に感染してしまう
世界エイズ孤児デー
世界エイズ孤児デーは2002年に国連子ども特別総会が開催されたニューヨークで、エイズ孤児問題への意識を高めることを目的として5月7日に宣言された。