猪八戒
中国の四大奇書小説『西遊記』の登場キャラクター
猪八戒(ちょ・はっかい、Zhu Bajie)は、小説「西遊記」の主人公の一人。
天界・天の川で天蓬元帥を預かる身。それ以前は摩利支天の配下、御車将軍であったともいわれる。
たいへん女癖が悪く、酔った勢いで広寒宮の嫦娥に手を出したため天界を追われた。人間に生まれ変わるはずが、誤って豚の胎内に入り、黒豚の大妖となる。
その後、福陵山雲桟洞の卯二姐に婿入りするも死別し、人を喰らうようになっていた。ある日、天竺に経典を取りに行く人物を探していた観音菩薩と出会い、慈悲を乞うと、「猪悟能」という名と戒律を与えられた。
それから、烏斯蔵国で高翠蘭に婿入りし、好き放題やっていたところで、観音菩薩の約束どおり訪れた玄奘三蔵に弟子入りし、孫悟空、沙悟浄らと共に天竺まで経典を求めて旅をした。
一般的なイメージ
- 太鼓腹に豚の顔
- 女好き
- 食欲旺盛
- 9本の歯のついた「馬鍬」をもつ
名前の遍歴
- 天蓬元帥(天帝の任命)
- 猪悟能(観音菩薩の命名)
- 猪剛鬣(婿養子の際の自称)
- 猪八戒(玄奘三蔵の命名)
- 浄壇使者(釈迦如来の命名)