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  1. 建物の構造体の一部(本記事では同定義を記載する)。
  2. 床の間の略称。読みはとこ
  3. 古事記にあるように常世は床世とも表記し、「古式床しい」の「床しい」の意味にも隔たりのある場所といった、結界の向こう側や神域異世界を表す。または伝統的な淑やかな様をいう。
  4. 本来、漢語では「床」は木で作った細長い家具を指し、ベッドとしての意味を持つようになった。「牀」と本来は同じ字である。現代中国語でも引き続き「ベッド」の意味であり、日本語においても「起床」「臨床」「床に伏す」などの言葉で寝具の意で用いられている。
  5. 転じてベッドの数詞、または医療・福祉施設などにおける収容者数として使われる。読みはしょう
  6. 体操競技の一つ。ゆか(床運動)
  7. 京都で川面に設けられ料理を提供する仮設の施設。鴨川の場合は川面から離れた高床式で5月から9月の間設けられ正しくは納涼床と呼ばれる。鴨川上流の貴船川では川面近くに設けられ川床と呼ばれる。ほかに清滝川でも同様のものがある。

建築における床

(ゆか)とは、建物()の下面に位置する水平で平らな板状の構造物である。上面に位置する天井とは対になりで結ばれる。天井、壁と合わせ建物内部を外部空間から遮断する役割を担うこともある。多層構造の建物では各階層ごとに床がある。 住宅に関連する統計では、居住空間の広さを示す指標として床面積が用いられることが多い。

床に要求される性能

まず床に要求されるのは構造的な性能である。床は固定荷重 (家具・機器など) ・移動荷重 (居住者・一時的に置かれるもの) といった積載荷重を支えなければならない。また、わずかな傾斜が居住性を損ねることもあるため、たわみが発生しにくい構造・念入りな施工が要求される。さらに、直接接触する面としての感触・耐久性・意匠性・耐火性・メンテナンス性が加わり、用途によっては配線や暖房などの機能が加わることもある。

床の構造および材料

床には、用途に応じて様々な材料が用いられる。廊下ならば歩行のしやすいもの、居室ならば接触して心地の良いもの、浴室やトイレなどには防水性を備えメンテナンス性の良いものなどが選定される。ここに、一般的な床に用いられる材料を挙げる。

特殊な床

現代では、冷暖房設備の発達やオフィスの OA 化に対応した床が造られるようになった。

暖房床
電気または温水による床暖房を組み込んだ床。住宅などに用いられる。
フリーアクセスフロア(OAフロア)
配線・配管のスペースを設けた二重の床。支持脚の上に取り外し可能のパネル式の床を設置する。主にオフィスなどに用いられる。

関連項目