グリーティングカード

年中行事等に合わせて親しい人との間で交わされるカード

これはこのページの過去の版です。Yamajin (会話 | 投稿記録) による 2011年12月16日 (金) 21:51個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

グリーティングカード(英語 greeting card)は、クリスマス新年などの年中行事に合わせて、あるいはそれ以外にも感謝の気持ちなどを表すために、友人や恋人など親しい人との間で交わされるカード。略して「グリカ」と呼ばれる。

グリーティングカード

クリスマスカードが代表的だが、他にもさまざまな折に使われる。

特徴

意匠を凝らしたカラフルなカードで、通常、2つ折にして封筒に挿れて郵送される。この点で、年賀状のような、郵便はがきの片面を使うものとは区別される。

近年はインターネットの発達により電子メールを利用したグリーティングカードが世界中で取り交わされるようになった。

世界のグリーティング(クリスマス)カード事情

オーストラリア

オーストラリアには様々なルーツを持った人が住んでいるが、その多くは欧米からの移民であり、それに伴ってグリーティングカードの習慣も存在する。オーストラリアのクリスマスは夏であり、他の国とは一風変わったデザインのカードを見ることができる。またオーストラリアは宗教的背景も多種多様であり、例えばムスリムクリスマスカードを送るのは避けたい(彼らにとってキリスト教は討ち果たすべき敵)。

日本

キリスト教徒の少ない日本では、グリーティングカードが取り交わされる様子を頻繁に見ることはないが、若い世代では季節(とは言ってもその殆どがクリスマス)の挨拶状として使用されている。また贈り物に添付するメッセージカードとしても用いられる。

大韓民国

儒教が主流の韓国だが、キリスト教信仰者が比較的多く、クリスマスカードもよく取り交わされる。しかし依然として年賀状のほうが優勢であるようだ。

電子グリーティングカード

電子グリーティングカードは“eカード”とも呼ばれており、これまでの紙ではなく、デジタル媒体により作成され、電子メールにより取り交わされる。紙を使用しないので、地球環境に優しいと言われており、また、イラストや写真、アニメーションの追加や、一度に複数の人へ送付する等、従来にない機能を備えておりその利用は広がっており、携帯電話向けサービスも提供されている。 また、近年、活用されている電子グリーティングカードでは、ギフト券を兼ねているものもあり、挨拶状だけではなく、贈答品としての側面も見られる。

電子グリーティングカードは1994年後半にMIT Media LabのJudith Donathによって作成された。それはElectric Postcardと呼ばれており、当初は一日10-20通であったが、その後爆発的に利用が広がり、1995-1996年のクリスマス時期には一日19,000通を超えるカードが送られた日があり、1996年春までには合計170万通を超える数のカードが送信された。Electric Postcardは1995年のGNNベストオブザネット賞(GNN Best of the Net award)をはじめ、数々の賞を受賞した。

関連項目

外部リンク

iPhoneを利用したグリーティングカード

電子メールを利用したグリーティングカード