グリーティングカード
グリーティングカード(英語 greeting card)は、クリスマスや新年などの年中行事に合わせて、あるいはそれ以外にも感謝の気持ちなどを表すために、友人や恋人など親しい人との間で交わされるカード。略して「グリカ」と呼ばれる。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3b/Wenskaartenstandaard.jpg/220px-Wenskaartenstandaard.jpg)
クリスマスカードが代表的だが、他にもさまざまな折に使われる。
特徴
意匠を凝らしたカラフルなカードで、通常、2つ折にして封筒に挿れて郵送される。この点で、年賀状のような、郵便はがきの片面を使うものとは区別される。
世界のグリーティング(クリスマス)カード事情
オーストラリア
オーストラリアには様々なルーツを持った人が住んでいるが、その多くは欧米からの移民であり、それに伴ってグリーティングカードの習慣も存在する。オーストラリアのクリスマスは夏であり、他の国とは一風変わったデザインのカードを見ることができる。またオーストラリアは宗教的背景も多種多様であり、例えばムスリムにクリスマスカードを送るのは避けたい(彼らにとってキリスト教は討ち果たすべき敵)。
日本
キリスト教徒の少ない日本では、グリーティングカードが取り交わされる様子を頻繁に見ることはないが、若い世代では季節(とは言ってもその殆どがクリスマス)の挨拶状として使用されている。また贈り物に添付するメッセージカードとしても用いられる。
大韓民国
儒教が主流の韓国だが、キリスト教信仰者が比較的多く、クリスマスカードもよく取り交わされる。しかし依然として年賀状のほうが優勢であるようだ。
電子グリーティングカード
電子グリーティングカードは“eカード”とも呼ばれており、これまでの紙ではなく、デジタル媒体により作成され、電子メールにより取り交わされる。紙を使用しないので、地球環境に優しいと言われており、また、イラストや写真、アニメーションの追加や、一度に複数の人へ送付する等、従来にない機能を備えておりその利用は広がっており、携帯電話向けサービスも提供されている。 また、近年、活用されている電子グリーティングカードでは、ギフト券を兼ねているものもあり、挨拶状だけではなく、贈答品としての側面も見られる。
電子グリーティングカードは1994年後半にMIT Media LabのJudith Donathによって作成された。それはElectric Postcardと呼ばれており、当初は一日10-20通であったが、その後爆発的に利用が広がり、1995-1996年のクリスマス時期には一日19,000通を超えるカードが送られた日があり、1996年春までには合計170万通を超える数のカードが送信された。Electric Postcardは1995年のGNNベストオブザネット賞(GNN Best of the Net award)をはじめ、数々の賞を受賞した。
関連項目
外部リンク
iPhoneを利用したグリーティングカード
- PixieGreeting - 無料 DIY クリスマスカード
- [1] ホリデーカード
電子メールを利用したグリーティングカード
- 楽天グリーティング
- Flowersentence
- Grusskarten a german GreetingCard Website