丘沢静也
丘沢 静也(おかざわ しずや、1947年10月17日 - )は、日本のドイツ文学者、首都大学東京名誉教授。
兵庫県神戸市生まれ。東京大学文学部卒、同大学院修士課程修了、東京大学助手、立教大学専任講師、東京都立大学助教授をへて教授。ミヒャエル・エンデ、ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー、カフカ、ニーチェ、ヴィトゲンシュタインなどを翻訳し、自らエッセイも書く。1999年『数の悪魔』の翻訳で、マックス・ダウテンダイ・フェーダー賞受賞。
著書
翻訳
- ヴァルター・ベンヤミン著作集 11 藤川芳朗・柴田翔共訳 晶文社 1975
- ヴァルター・ベンヤミン『教育としての遊び』晶文社 1981
- ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン『反哲学的断章』青土社 1982
- イーリング・フェッチャー『だれが、いばら姫を起こしたのか グリム童話をひっかきまわす』筑摩書房 1984 のち文庫
- ベンヤミン『ドイツの人びと』晶文社 1984
- ミヒャエル・エンデ『オリーブの森で語りあう ファンタジー・文化・政治』岩波書店 1984 のち同時代ライブラリー
- ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡 迷宮』岩波書店 1985 のち同時代ライブラリー、現代文庫
- ミヒャエル・エンデ『遺産相続ゲーム 五幕の悲喜劇』岩波書店 1986 のち同時代ライブラリー、現代文庫
- ミヒャエル・エンデ『夢のボロ市 真夜中に小声でうたう』岩波書店 1987
- エンデ、イェルク・クリッヒバウム『闇の考古学 画家エドガー・エンデを語る』岩波書店 1988
- 『ミヒャエル・エンデのスナーク狩り L・キャロルの原詩による変奏』岩波書店 1989
- ミヒャエル・エンデ、ヨーゼフ・ボイス『芸術と政治をめぐる対話』岩波書店 1992
- 『大きなケストナーの本』シルヴィア・リスト編 初見基共訳 マガジンハウス 1995
- 『M.エンデが読んだ本』エンデ編 岩波書店 1996
- ウルズラ・ヌーバー『<傷つきやすい子ども>という神話 トラウマを超えて』岩波書店 1997 のち現代文庫
- ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー『数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜』晶文社 1998
- エンツェンスベルガー『ロバートは歴史の天使』晶文社 2001
- アクセル・ハッケ『クマの名前は日曜日』岩波書店 2002
- マルセル・ライヒ・ラニツキ『とばりを降ろせ、愛の夜よ 20世紀ドイツ文学7人のパイオニア』岩波書店 2004
- ケストナー『飛ぶ教室』光文社古典新訳文庫 2006
- カフカ『変身・掟の前で』光文社古典新訳文庫 2007
- ロベルト・ムージル『寄宿生テルレスの混乱』光文社古典新訳文庫 2008
- エンツェンスベルガー『がんこなハマーシュタイン ヒトラーに屈しなかった将軍』晶文社 2009
- カフカ『訴訟』光文社古典新訳文庫 2009
- ニーチェ『ツァラトゥストラ』光文社古典新訳文庫 2010-11年
- ローマン&パトリック・ホッケ『「はてしない物語」事典』荻原耕平共訳 岩波書店 2012
- ヴィトゲンシュタイン『哲学探究』岩波書店 2013
- ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』光文社古典新訳文庫 2014