ザ・キングオブドラゴンズ
『ザ・キングオブドラゴンズ』 (THE KING OF DRAGONS) は、カプコンが1991年9月に発売したアーケードゲーム。 3人同時プレイ可能。
ジャンル | ベルトスクロールアクションゲーム |
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対応機種 |
アーケード[AC] スーパーファミコン[SFC] |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン |
人数 | 1〜3人(同時プレイ可) |
メディア |
[AC]:CPS-1 [SFC]:ロムカセット |
発売日 |
[AC]:1991年9月 [SFC]:1994年3月4日 |
概要・ストーリー
剣と魔法のファンタジー世界を舞台にしたベルトスクロールアクションゲーム。5人のプレイヤーキャラクターから任意のキャラクターを選んでプレイ。全16ステージ。 操作は8方向レバー+2ボタン。ボタンはAで攻撃、Bでジャンプ。同時に押せば魔法が使える。 魔法は、体力を少し消費するが、少しの間無敵になる。
ストーリーは世界を狂わせたレッドドラゴン・ギルディスを倒して財宝を手に入れるため5人の勇者が立ち上がるというもの。
プレイヤーキャラクター
得点が経験値の役割を兼ねており、得点を稼いでレベルが上がると、HPが上がる。 ファイター、クレリック、ドワーフは、進行方向と逆向きのレバーを入力することでガードが可能(対戦格闘ゲームと同じ要領)。
- ファイター 名前:デレク
- 近接戦闘タイプ。平均的で癖のない性能。マジッククリスタルの威力が最も低い。
- クレリック 名前:アルド
- 近接戦闘タイプ。重装備であるため守備力は高いが、一番足が遅くジャンプの滞空時間も短い。レベルアップが早いのも特徴。
- ウィザード 名前:レジェ
- 通常攻撃の魔法は、距離が近いほど威力が高く、近接時での攻撃力は5人の中で最高。マジッククリスタルの威力が最も高い。
- エルフ 名前:ラベル
- リーチは最高だが、攻撃力と守備力が最も低い。レベルアップが最も遅く最強の24レベルに達するには390万点以上の点数が必要[1]。
- ドワーフ 名前:バルガス
- 近接戦闘タイプ。背が低いため、他のキャラクターではジャンプしてこないと攻撃できないスライムを普通に攻撃できる。また、矢と投槍に当たらない。武器の威力は強いが攻撃の振りが遅い。レベルアップもやや遅い。
キャラクターは1面から14面までのステージクリア後に出現する武器・防具を取ることで、攻撃力・守備力が上がる。 それぞれにLvが存在し初期装備はLv1で最高Lv8まで存在する。 2面ごとに組になっており、偶数面では直前の奇数面で出なかった方が出る。 ウィザードは武器によって攻撃エフェクトが変化し、それに伴い当たり判定も変化する。
ステージ内容
- STAGE1:特に記述なし BOSS:ORK KING
- STAGE2:Treasure in an old castle BOSS:MINOTAUR
- STAGE3:Battle on a mountain peak BOSS:WYVERN
- STAGE4:Cave of hydra BOSS:HYDRA
- STAGE5:To the norde isle BOSS:なし
- STAGE6:The giant in the shrine BOSS:CYCROPS
- STAGE7:Trent woods BOSS:GIANT SPIDER
- STAGE8:To the castle BOSS:DRAGON RIDER
- STAGE9:In the castle BOSS:BLACK KNIGHT
- STAGE10:Underpass BOSS:WRAYTH
- STAGE11:Battle in the fort BOSS:GREAT DRAGONIAN
- STAGE12:Castle Garenos BOSS:ROYAL KNIGHTS(9面ボスとまったく同じ。二人同時に出てくる)
- STAGE13:Dark Wizard BOSS:DARK WIZARD
- STAGE14:A cave in the woods BOSS:ICE WYVERN(3面ボスとほぼ同じ)
- STAGE15:Underground lavyrinth BOSS:CYCROPS(ただし2匹登場)
- STAGE16:Golden limestone cave BOSS:RED DRAGON GILDISS
家庭用について
スーパーファミコン版が1994年3月4日に発売されている。移植は有限会社プリズム(現:日本一ソフトウェア)が担当した。
また、2006年9月7日発売のPlayStation Portable用ソフト『カプコン クラシックス コレクション』にも収録されている。
雑記
本作はTSR社のテーブルトークRPG『Dungeons&Dragons』の業務用アクションゲームとして作られていたが、版権に関する許可が出なかったため、現在の商品名でリリースした。
その後、カプコンはTSR社から正式な許諾を得て、『Dungeons&Dragons Tower of Doom』およびその続編『Dungeons&Dragons Shadow Over Mystara』を製作しており、本作から引き継がれている要素が多い。以下は主な例。
- プレイヤーキャラクターの構成(『Shadow Over Mystara』にのみいるシーフを除く)。
- レッドドラゴンの設定(顔と手のみが出てくる。財宝が敷き詰められた洞窟が舞台)。
なお、11面ボス「Great Dragonian」は持っている武器こそ違うが、同社が1987年8月にリリースした業務用アクションゲーム『ブラックドラゴン』に全く同じ姿の敵「ドラゴンナイト」が登場する。
脚注
- ^ 普通にクリアすると200万点にもならない。