貴族院議長 (イギリス)
貴族院議長(英: Lord Speaker)は、イギリスの貴族院の議長。
![]() 貴族院議長 Lord Speaker | |
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名前 | |
担当官庁 | 貴族院 |
初代 | ヘイマン女男爵ヘレン・ヘイマン |
創設 | 2006年7月4日 |
公式サイト | イギリス議会公式サイト |
歴史
中世から2006年まで貴族院議長の役割は大法官 (Lord Chancellor) が果たした。しかし2005年の憲法改革法によって大法官の地位が変更され、貴族院議長の役割を喪失し、代わって貴族院議長(Lord Speaker)が設置されることになった[1][2]。
貴族院議長は貴族院議員の互選によって選出される[1]。貴族院議長の任期は5年であり、2期まで務めることができる[3]。貴族院議長は党派的行動を取らないことが期待される[3]。貴族院議長は庶民院議長と異なり、討論に参加したり、院の秩序を保つ権利を有さない(院の秩序を維持する権利は院全体が有する)[4][5]。補佐役として20人から25人程度の副議長が置かれる[3]。
最初の貴族院議長選挙は2006年6月28日に実施され、労働党の一代貴族ヘイマン女男爵ヘレン・ヘイマンが当選し、同年7月4日より着任した[6]。
ヘイマン女男爵の5年の任期が切れた後、2011年7月13日に二度目の貴族院議長選挙が実施され、中立派(クロスベンチャー)の一代貴族デ・スーザ女男爵フランセス・デ・スーザが当選し、同年9月5日より着任した[5]。
貴族院議長一覧
代 | 写真 | 爵位 氏名 (生没年) |
貴族の分類 | 在任期間 |
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1 | ヘイマン女男爵 ヘレン・ヘイマン (1949–) |
一代貴族 | 2006年7月4日 - 2011年8月31日 | |
2 | デ・スーザ女男爵 フランセス・デ・スーザ (1944–) |
一代貴族 | 2011年9月5日 - 現職 |
脚注
注釈
出典
参考文献
- 古賀豪、奥村牧人、那須俊貴『主要国の議会制度』(PDF)国立国会図書館調査及び立法考査局、2009年 。
- 神戸史雄『イギリス憲法読本』丸善出版サービスセンター、2005年(平成17年)。ISBN 978-4896301793。
- 高野敏樹『イギリスにおける「憲法改革」と最高裁判所の創設 イギリスの憲法伝統とヨーロッパ法体系の相克』(PDF)上智短期大学、2010年 。