日向製錬所

これはこのページの過去の版です。Minasokoosen (会話 | 投稿記録) による 2015年10月23日 (金) 23:50個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎副産物)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

日向製錬所株式会社宮崎県日向市船場町に本社を置くステンレス鋼の原料となるフェロニッケルを製造する会社。住友金属鉱山の子会社。

日向製錬所株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
883-8585
宮崎県日向市船場町5
設立 1956年昭和31年)9月
法人番号 1350001006084 ウィキデータを編集
事業内容 フェロニッケル製錬
代表者 社長 永井 克彦
資本金 10億8000万円
主要株主 住友金属鉱山60%、新日鉄住金ステンレス25%、三井物産15%
外部リンク http://www.smm.co.jp/business/refining/group_domestic/hyuga/kyoten.html
テンプレートを表示


概要

インドネシアニューカレドニア等から、ニッケル鉱石(ニッケル品位約2%)を輸入し、メタルとスラグに分離し、メタル(Ni品位約20%)はステンレス鋼の原料として毎年約10万トン販売している。JIS規格で管理されたスラグコンクリート骨材等として販売している[1] 。また、JIS規格で管理されていないスラグは周辺山間部に埋立しており、一部に公害の発生を主張する意見がある[2]

沿革

  • 1956年3月 現在のイオン日向所在地(日向市日知屋古田町)に「日向製錬所」設立[3]
  • 1968年:日向市古田町から日向市船場町へ移転[4]


事業所

  • 本社工場日向市船場町

原料

  • ニッケル鉱石[5]

製品

  • フェロニッケル・メタル[6]

副産物

  • フェロニッケルスラグ
    • JIS規格品:グリーンサンドと呼ばれコンクリートの細骨材として利用可能[7]
    • JIS規格外品:グリーンサンドと呼ばれ、日向市周辺の山間部に盛土材として使用されている[8] 。第三者の検討書では有姿品と表現される[9]
    • ルーズ:日向製錬所北側の権現山造成工事に使用されている[10]
  • ダスト:日向市西川内地区に埋立されている[11]

脚注

  1. ^ フェロニッケル / グリーン・サンド
  2. ^ 宮崎県HPフェロニッケルスラグに関すること
  3. ^ 住友金属鉱山の沿革
  4. ^ 日向市立図書館レファレンス事例
  5. ^ 住友金属鉱山ホームページの拠点紹介
  6. ^ 住友金属鉱山ホームページの拠点紹介
  7. ^ 住友金属鉱山ホームページの拠点紹介
  8. ^ 「土地開発行為届出書の受理について」黒木健二 日向市長、平成21年5月29日(塩見字中山釜の谷2049他)、平成22年6月3日(山陰日ケ道丁1173-7他)、平成22年9月10日(平岩字ナカツベ5206-イ他)、平成23年3月17日(山陰高築1138)、平成24年3月13日(西川内地区富高字山下2003番地1)、平成24年3月13日(西川内地区富高字永菖蒲2035)、平成25年10月24日(西川内地区富高字山下1959-1他)、平成26年4月9日(日向製錬所北側日知屋字ナゴラ15771)、平成26年9月9日(山陰日ケ道丁1173-15他)
  9. ^ 平成27年6月2日、宮崎県が第三者に求めた意見書「グリーンサンド造成工事における廃棄物該当性に関する検討について」
  10. ^ 土地開発行為届出書の受理について平成26年4月9日、日向市長、日環22号の2
  11. ^ 日向市議会議員、鈴木富士男議員による周辺 住民への説明「(株)日向製錬所のダストの処分場として、埋めさせてやっちょる。」

外部リンク