ヴァンサン・コンパニ

ベルギーのサッカー選手・監督

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ヴァンサン・コンパニ(Vincent Kompany, (フランス語発音: [vɛ̃sɑ̃ kɔ̃pani]; 1986年4月10日 - )は、ベルギーユクル出身の同国代表サッカー選手。ポジションはディフェンダーミッドフィールダー

ヴァンサン・コンパニ
リーグカップ優勝パレードでのコンパニ(2014年5月)
名前
本名 ヴァンサン・ジャン・ムポイ・コンパニ
Vincent Jean Mpoy Kompany
愛称 ヴィンス・ザ・プリンス、ヴィニー
ラテン文字 Vincent KOMPANY
基本情報
国籍 ベルギーの旗 ベルギー
 コンゴ民主共和国
生年月日 (1986-04-10) 1986年4月10日(38歳)
出身地 ユクル
身長 193cm
体重 85kg
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 マンチェスター・シティ
ポジション DF(CB)
背番号 4
利き足 右足
ユース
2000-2003 ベルギーの旗 アンデルレヒト
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2003-2006 ベルギーの旗 アンデルレヒト 72 (5)
2006-2008 ドイツの旗 ハンブルガー 29 (1)
2008- イングランドの旗 マンチェスター・シティ 220 (13)
代表歴2
2004- ベルギーの旗 ベルギー 70 (4)
1. 国内リーグ戦に限る。2016年5月15日現在。
2. 2015年9月8日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

経歴

クラブ経歴

アンデルレヒト

RSCアンデルレヒトでキャリアをスタートし、2003-04シーズンのUEFAチャンピオンズリーグラピド・ブカレスト戦でデビューした。1年目からレギュラーとしてプレーし、リーグ制覇に貢献。2004年にはベルギー年間最優秀選手に選ばれた。2005-06シーズンは怪我により出場機会が限られたが、2度目の優勝を経験した。

ハンブルガーSV

2006年6月9日、ベルギー代表の先輩であるダニエル・ファン・ブイテンバイエルン・ミュンヘンに放出したハンブルガーSVに移籍金1000万ユーロで移籍した[1]。しかし、移籍初年度は怪我により6試合の出場に終わった。2007-08シーズンはティモ・アトゥーバヨリス・マタイセンらとレギュラーを争ったが、23試合の出場に留まった。結局、HSVではレギュラー確保には至らなかった。

マンチェスター・シティ

2008年8月22日マンチェスター・シティFCに移籍金600万ポンドの4年契約で移籍。背番号は33となった[2]。移籍直後のウェストハム・ユナイテッドFC戦でプレミアリーグデビュー[3]9月28日ウィガン・アスレティックFC戦で移籍後初ゴールを挙げた[4]。移籍初年度からレギュラーとして34試合に出場した。2009-10シーズンも引き続きレギュラーとしてプレーし、2009年10月19日には新たに5年契約を結んだ[5]

これまではCBとボランチの両方で使われていたが、新たに背番号4を背負って臨んだ2010-11シーズンはCBに固定され、カルロス・テベスの不在時はキャプテンとしてプレーするなどチームを牽引[6]9月25日チェルシーFC戦で1-0の完封勝利に貢献しマン・オブ・ザ・マッチに選出、11月10日マンチェスター・ユナイテッドFCとのマンチェスター・ダービーでも完封での引き分けに貢献した[6]。自身最多となるリーグ戦37試合、全大会合計50試合に出場し、リーグ戦最少失点タイを記録した守備陣の中心として活躍[6]。シティのクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得と、FAカップ優勝に貢献し、自身もPFA年間ベストイレブンに選出された。

新主将として臨んだ2011-12シーズンは年間を通して安定したパフォーマンスを披露してシティを最終ラインから牽引し、44年ぶりのリーグ優勝[7]に貢献した。また、コーナーキックからヘディングで決勝ゴールを挙げた2012年4月30日のマンチェスター・ダービーでの活躍[8]なども評価されて2011-12シーズンのプレミアリーグのシーズンMVPに選出された[9]。また、PFA年間ベストイレブンにも2年連続で選出された[10]。また7月26日にはシティとの契約を新たに6年間延長することがクラブの公式HPにて発表された[11]

2012-13シーズンは怪我がちで、国内リーグでは26試合の出場にとどまった。

2013/14シーズンは28試合に出場、ウエストハム戦ではゴールも決めリーグ優勝に貢献した。[12]


また、長らくセンターバックの相方となるべき存在が固定しきれないチーム事情からターンオーバーもままならず、コンパニ頼りのツケを払う形になった2014-15シーズンは安定していたパフォーマンスにも陰りが見えるなど連覇を逃したチームと共に苦しいシーズンを過ごした[要出典]

代表経歴

2004年フランス戦で、ベルギー代表デビュー。北京五輪には当初ハンブルガーが派遣しない方針であったが、結局許可が下り出場し、メダル獲得はならなかったもののベルギーのベスト4進出に貢献した。

ベルギー代表ではレギュラーに定着し、2010年5月19日ブルガリアとの親善試合で代表初得点となる決勝点を挙げた。

人物

父親はコンゴ民主共和国の出身で、現在代理人を務めている。コンパニはFIFAの大使として、父親の故郷であるコンゴ民主共和国において子供たちに住居や学校教育を提供するチャリティー活動をしている[13]

2011年に結婚しており、また結婚前の2010年に既に娘が生まれている[14]

小学校はフラマン語で教育を受ける学校であったため、母語であるフランス語の他にフラマン語も話すことができる。

評価

シティでCBのコンビを組んでいたジョリオン・レスコットはコンパニを「リーグでも際立ったプレーをしている」と評価[15]。また、同じくディフェンスラインを組むアレクサンダル・コラロヴは「ネマニャ・ヴィディッチのレベルになることができる」と代表での元チームメイトの名前を出し、世界的なディフェンダーになれると評価している[16]

獲得タイトル

クラブ

 
プレミアリーグのトロフィーを手にするコンパニ
アンデルレヒト
ハンブルガーSV
マンチェスター・シティ

個人

出典

外部リンク