須藤祐孝
日本の政治学者
須藤 祐孝(すとう ゆうこう、1939年 -2018年7月27日[1])は、日本の政治学者。専門はイタリア政治思想。愛知大学名誉教授。
概要
経歴
宮城県柴田郡生まれ。宮城県仙台第一高等学校、東北大学法学部卒業、同大学大学院修了。法学修士。
愛知大学法学部教授を長らく勤め、「ヨーロッパ政治思想史」などの科目を担当した。2010年3月に定年退職し、現在は同大学名誉教授。
研究
専門はイタリアの政治思想史。特に、ジロラモ・サヴォナローラ、ニッコロ・マキャヴェッリの研究で著名である。ルネサンス期以外でも、ガエターノ・モスカを中心とする「寡頭制の鉄則」の研究などもおこなっている。
人物
所属学会
受賞歴
著書
共著
訳書
- ジェンナーロ・サッソ『若きマキァヴェッリの政治思想 - その生成と展開 - 』(1983年/創文社) - 油木兵衛との共訳
- フェデリーコ・シャボー『ルネサンス・イタリアの〈国家〉・国家観』(1993年/無限社・岡崎)
- ニッコロ・マキャヴェッリ『忘恩、運命、野心、好機』(1997年/無限社・岡崎)
- ジロラモ・サヴォナローラ『ルネサンス・フィレンツェ統治論 - 説教と論文 - 』(1998年/無限社・岡崎)
- ロベルト・リドルフィ『マキァヴェッリの生涯』(2009年/岩波書店)
- ジロラモ・サヴォナローラ『〈出家〉をめぐる詩と手紙 - ルネサンス・イタリアにおける〈政治的〉修道士の胎動 - 』(2010年/無限社・岡崎)