太平洋艦隊 (ロシア海軍)
ロシア海軍の艦隊
ロシア太平洋艦隊(Тихоокеанский Флот;略称ТОФ)は、太平洋上での作戦を目的としたソ連海軍、ロシア海軍の艦隊。太平洋艦隊は、ソ連時代に創設されたが、ロシア帝国海軍の歴史と伝統も継承しているため、ここではロシア帝国時代も含めて述べる。
ロシア太平洋艦隊は、北洋艦隊に次いで、2番目に強力な艦隊である。現在、脆弱なインフラと財政不足のため、著しい数の戦闘艦艇が除籍を余儀なくされている。
歴史
帝政ロシア時代
ソビエト連邦時代
編成
編成は、1997年頃のもの。
艦艇部隊
- 原子力潜水艦戦隊
- 原子力潜水艦師団
- 原子力潜水艦師団
- プリモーリェ諸兵科連合小艦隊
- 対潜艦旅団
- 揚陸艦旅団
- ディーゼル潜水艦旅団
- 水上艦艇旅団
- 小型対潜艦大隊
- 偵察艦旅団
- 保障船舶旅団
- カムチャッカ小艦隊
- ディーゼル潜水艦旅団
- 小型ミサイル艇大隊
- 水域警備旅団
- 偵察艦旅団
海軍航空隊
- ミサイル搭載機連隊:ソフガヴァニ
- ミサイル搭載機連隊:ペトロパヴロフスク
- 戦闘爆撃機連隊:ロマノフカ
- 第77独立対潜航空連隊
- 第289独立対潜航空連隊
- 第710独立対潜航空連隊
- 偵察連隊:ノヴォネジノ
- 輸送航空連隊:アルチョム
- ヘリ連隊:ペトロパヴロフスク、ウラジオストク、クリル
アレクセーエフには、太平洋艦隊の除籍された機体のための大航空基地が存在する。
海軍歩兵・沿岸防衛部隊
- 第40沿岸防衛師団:ウラジオストク、シュコトヴァ
- 第55海軍歩兵師団:ウラジオストク
- 第85海軍歩兵連隊
- 第106海軍歩兵連隊
- 第165海軍歩兵連隊
- 第26戦車連隊
- 第84砲兵連隊
- 第417高射ミサイル連隊
主要基地
- ウラジオストク:太平洋艦隊本部所在地
- ペトロパヴロフスク・カムチャツキー:ルイバチー。原潜部隊の所在地
- チハオケアンスキー:ストレローク湾。フォーキノ、又はシュコートヴァ-17とも言う。
- パブロフスキー湾
- ラクーシュカ:ウラジーミル湾
- コルサコフ
- マガダン
- ナホトカ
- オリガ
- ソヴィエツカヤ・ガヴァニ
ウラジオストクには、乾ドック、浮きドック、通常弾頭倉庫が存在し、造船所「ダリザヴォード」では、艦艇の近代化及び修理が行われている。接岸施設の総延長は、27kmである。
テムプ町(ラズボイニク湾)近隣とカムチャッカの「ゴルニャク」工場(クラシェンニコフ湾)近隣には、放射線廃棄物保管庫が存在する。ルイバチーの隣には、核弾頭保管庫が存在する。
外部リンク
- ロシア連邦国防省公式サイト(ロシア語、英語)
- ロシア海軍(ロシア語、英語)
- 太平洋艦隊の歴史(ロシア語。ロシア科学アカデミー極東支部極東地質学研究所内)