青木愛 (政治家)
青木 愛(あおき あい、1965年8月18日 - )は、日本の政治家、元テレビタレント・歌手。自由党所属の参議院議員(2期)。自由党副代表・政策審議会長代理・参議院幹事長、希望の会(自由・社民)幹事長。
青木 愛 あおき あい | |
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生年月日 | 1965年8月18日(59歳) |
出生地 | 東京都墨田区 |
出身校 |
千葉大学教育学部卒業 千葉大学大学院教育学研究科修士課程修了 |
前職 |
テレビタレント・歌手 保育士 |
所属政党 |
(自由党→) (民主党→) (国民の生活が第一→) (日本未来の党→) (生活の党→) (生活の党と山本太郎となかまたち→) 自由党 |
称号 | 修士(教育学)(千葉大学) |
公式サイト | 青木愛 Official Website |
選挙区 |
(比例南関東ブロック→) (東京12区→) 比例東京ブロック |
当選回数 | 3回 |
在任期間 |
2003年 - 2005年 2009年 - 2014年11月21日 |
選挙区 | 参議院比例区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 |
2007年 - 2009年 2016年 - 現職 |
概要
東京都墨田区生まれ、千葉県南房総市(旧千倉町)育ち。千葉県立安房高等学校卒業、千葉大学教育学部卒業、千葉大学大学院教育学研究科修士課程修了[1]。2003年に行われた第43回衆議院議員総選挙で国政初当選。
経歴
タレント活動
1988年に千葉大学を卒業すると前後して、テレビ朝日系列で放送された番組『トゥナイト2』にレポーターとして出演し人気を得た。また、シンガーソングライターとしても活動し、CDアルバム「何処へゆくの」をはじめ、シングル6枚をリリースした。
保育士
1997年に千葉大学大学院教育学研究科音楽教育専攻の修士課程に入学し、1999年に同大学院を修了し教育学の修士号を取得。その後、東京芸術大学大学院音楽教育研究科研究生として1年間を過ごしたが、2000年より千葉県千倉町(現南房総市)で実家が経営していたゆうひが丘保育園に主任保育士として勤務した。
政治活動
自由党への参加と民主党との合併
2001年、小沢一郎政治塾の門を叩くが35歳までの年齢制限に阻まれる。入塾はならなかったが薦められて自由党に参加。
2003年、民主党と自由党が合併、同時に民主党千葉12区(内房地域)総支部長に就任。
衆議院議員 (2003年-2005年)
2003年、第43回衆議院議員総選挙に千葉12区の民主党公認候補者として出馬。自由民主党公認の浜田靖一に敗れるものの、得票数87,522票・惜敗率75.6%にて重複立候補していた比例南関東ブロックより復活当選。厚生労働委員会、文部科学委員会、憲法調査会に所属。
2005年のいわゆる『郵政解散』によって行われた第44回衆議院議員総選挙では再び浜田との対決となり、得票数92,611票を得るものの選挙区・比例代表とも落選。
参議院議員 (2007年-2009年)
衆院選落選後は社会福祉法人理事や自身の政治の師である小沢一郎の秘書を務めていたが、2007年の第21回参議院議員通常選挙では比例区に立候補、得票数297,034票(民主党内第3位)を得て当選し政界復帰。
参議院農林水産委員会、文部科学委員会、災害対策特別委員会に所属し、第170回国会(臨時国会)の農林水産委員会では、農業協同組合法等の一部を改正する法律案の発議者として深く関わった。また、民主党「次の内閣」文部科学部門では、事業仕分け担当主査として文部科学省所管の予算事業について事業存否の選定作業を行った。
2009年7月24日、民主党は第45回衆議院議員総選挙にて東京12区に現職参議院議員の青木を擁立すると発表、小沢一郎党代表代行と共に鞍替え出馬記者会見を行った。8月17日、衆院選公示に伴い参議院議員を自動失職。同22日、同党比例名簿で次点だった広野允士の繰り上げ当選が中央選挙管理会の選挙会にて決定。
衆議院議員 (2009年-2014年)
2009年8月30日の第45回衆議院議員総選挙では、現職参議院議員からの鞍替え候補として選挙区を自身の地盤である千葉から東京12区に移して立候補。この選挙区は政権与党であった公明党の太田昭宏党代表の地盤であり、政権交代がクローズアップされた選挙の象徴区として全国から注目を浴びた。この結果、青木が得票数118,753票を得て小選挙区当選、約1万票差の惜敗率91.5%で次点となった太田は比例代表には重複立候補をしていなかったため落選が確定した。
2009年11月、青木が参議院議員当時に代表を務めていた民主党参議院比例区第58総支部に、青木の元公設秘書が小沢一郎民主党幹事長の秘書から寄付を強要されて送金していたと話したことが報道された[2]。(毎日新聞の取材によれば、複数の秘書が「青木氏の政治団体へ寄付するよう強要された」と証言している[3])国会議員秘書給与法では公設秘書による任意の寄付は禁じていないが、第二十一条の三において公設秘書への寄付の勧誘や要求は禁じている。民主党は同年9月に開催した両院議員総会において、岡田克也幹事長名で「公設秘書の給与・手当は特別国家公務員としての労働の対価であり、強制はもとより任意の寄付も望ましくない」とする資料を配布し、今後は公設秘書からの寄付の受領禁止を民主党の内規とすることを全議員に伝えた。
2009年10月7日、民主党副幹事長に就任。第173回国会(臨時国会)より厚生労働委員会理事、国家基本政策委員会委員。
2010年9月、週刊新潮が青木と妻子ある男性(小沢一郎の政策秘書)の不倫疑惑を掲載した[4]。
2012年の消費増税をめぐる政局では、6月26日の衆議院本会議で行われた消費増税法案の採決で、党の賛成方針に反して反対票を投じた[5][6]。7月2日には山岡賢次らを介して離党届が提出された[7][8][9]。民主党は7月3日の常任幹事会で離党届を受理せず除籍処分とする方針を決定し[10][11][12][13][14]、7月9日の常任幹事会で正式決定した[15][16][17]。
2012年7月11日の「国民の生活が第一」結党に参加した[18]。党広報委員長に就任。12月に行われた第46回衆議院議員総選挙では嘉田由紀子滋賀県知事が代表を務める「日本未来の党」(「国民の生活」が合流)の候補として再び東京12区から出馬、選挙区では公明党の元職太田昭宏に敗れたが、比例東京ブロックで復活当選した[19]。
2014年12月に行われた第47回衆議院議員総選挙の東京12区は、青木のほか、公明党の太田昭宏、共産党の池内沙織、次世代の党の田母神俊雄の4者の戦いとなった。順位3位で敗れ、比例復活もかなわず落選した[20]。
参議院議員 (2016年-)
2016年7月10日投開票の第24回参議院議員通常選挙に、生活の党と山本太郎となかまたち公認で参議院比例区より出馬。109,050票の個人得票を集め比例一位となる。同党は比例区で1議席を獲得し2年ぶりの国政復帰を果たした[21]。同月26日、社民党と生活の党と山本太郎となかまたちが結成した参議院統一会派「希望の会」の幹事長に就任した[22]。
政策
年譜
選挙歴
当落 | 選挙 | 施行日 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 得票順位 /候補者数 |
比例区 | 惜敗率 | |
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復当 | 第43回衆議院議員総選挙 | 2003年11月9日 | 千葉12区 | 民主党 | 87,522 | 39.1% | 2/3 | 重複 | 75.64% | |
落 | 第44回衆議院議員総選挙 | 2005年9月11日 | 千葉12区 | 民主党 | 92,611 | 36.2% | 2/3 | 重複 | 64.4% | |
当 | 第21回参議院議員通常選挙 | 2007年7月29日 | 比例区 | 民主党 | 297,034 | - | 3/35 | - | - | |
当 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年8月30日 | 東京12区 | 民主党 | 118,753 | 43.7% | 1/4 | 重複 | - | |
復当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 東京12区 | 日本未来の党 | 56,432 | 25.4% | 2/4 | 重複 | 49.4% | |
落 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 東京12区 | 生活の党 | 40,067 | 18.9% | 3/4 | 重複 | 45.2% | |
当 | 第24回参議院議員通常選挙 | 2016年7月10日 | 比例区 | 生活の党と山本太郎となかまたち | 109,050 | - | 1/5 | - | - | |
当選回数5回(衆議院議員3・参議院議員2) |
所属団体・議員連盟
その他
ディスコグラフィ
シングル
- 愛は蜃気楼の中(1989年6月28日) 東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)『トゥナイト』エンディングテーマ
- 愛は蜃気楼の中(作詞:許瑛子/作曲:青木愛)
- 幻の街(作詞:許瑛子/作曲:青木愛)
- さよならを越えて(1991年5月31日)
- 未来の子供達へ(1992年12月2日)
- 未来の子供達へ(作詞:AZUSA/作曲:大田黒裕司)
- ひとりぼっちのしっぽ(作詞:AZUSA/作曲:山梨鐐平)
- 古里発都会へ(1993年5月19日) 『はつらつスタジオ505』より
- 古里発都会へ(作詞/作曲:みなみらんぼう)
- 星空の迷子(作詞/作曲:みなみらんぼう)
- 幸せの行方(1993年6月16日) 『自然大好き!』エンディング・テーマ
- 大阪恋みれん(1998年9月23日) キングレコードに移籍
- 大阪恋みれん(作詞:北村英明/作曲:上野正樹)
- 加西夢慕情(作詞:北村英明/作曲:上野正樹)
アルバム
ドラマ出演
- 土曜ワイド劇場「西村京太郎サスペンス」 鉄道おんな捜査官2(2002年、テレビ朝日)「私は殺された…鳴門の渦に女の叫び!」 - 声優の柏木裕子 役
脚注
- ^ 青木愛、参議院議員情報
- ^ 「小沢氏秘書が寄付強要」青木愛議員の元公設秘書が証言 産経新聞 2009.11.19
- ^ 毎日新聞:2009/11/19【政治資金問題取材班】 <国会議員秘書>「小沢氏秘書が寄付を強要」 経験者証言
- ^ 民主党・青木愛議員、小沢氏政策秘書と不倫お泊まり疑惑産経ニュース
- ^ “反対・棄権・欠席した民主党衆院議員の顔ぶれ”. 読売新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “<消費増税法案>民主57人反対 事実上の分裂状態に”. 毎日新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】谷亮子氏、姫井由美子氏、青木愛氏…山岡賢次民主副代表提出の離党届議員 一部は離党否定”. 産経新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ “<民主分裂>小沢元代表ら50人離党届 階、辻氏は離党せず”. 毎日新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “離党届を提出した衆参議員一覧…小沢ガールズも”. 読売新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】一体改革関連法案をめぐる民主党の処分・措置等一覧(敬称略)”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】離党届提出の衆院37人を除名 鳩山元首相は党員資格停止6カ月”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏ら37人除籍=民主処分、鳩山氏は資格停止6カ月―離党組減り衆参49人”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主党:小沢元代表ら衆院37人除名、鳩山氏党員資格停止”. 毎日新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏ら37人除名処分へ 鳩山氏は党員資格停止6カ月”. 朝日新聞. (2012年7月4日). オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ “鳩山氏は資格停止3カ月=小沢氏らの除籍決定―民主”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “鳩山元首相、党員資格停止3カ月に短縮 小沢元代表ら37人除籍処分は原案通り 民主党臨時常任幹事会”. 産経新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主:鳩山元首相の処分半減 増税法案反対で”. 毎日新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年8月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ 新党の参加議員 - 時事ドットコム 2012年7月11日
- ^ “「小沢ガールズ」青木愛氏、比例での復活当選に涙”. MSN産経ニュース. (2012年12月17日) 2012年12月17日閲覧。
- ^ 東京 - 開票速報 - 2014衆院選:朝日新聞デジタル
- ^ 青木愛氏「やきもきしていました」 大トリで当選決める朝日新聞2016年7月11日付
- ^ “社民・生活が参院統一会派「希望の会」結成”. 産経新聞. (2016年7月26日)
- ^ a b 公式ページ:政策
- ^ 2009年衆院選時朝日新聞アンケート回答
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ 『週刊新潮』 2010年9月23日号
関連項目
- 日本の女性国会議員一覧
- 国民の生活が第一国会議員一覧
- 小沢グループ
- 小沢チルドレン
- TOSHI、YOSHIKI(X JAPAN) - 千葉県立安房高等学校同級生
外部リンク
- 青木愛 Official Website
- 青木愛オフィシャルブログ「いま、原点に立ちかえる時。」
- 青木愛 (aokiai.politics) - Facebook
- 青木愛(事務所) (@aoki12ku) - X(旧Twitter)
議会 | ||
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先代 石毛えい子 |
衆議院消費者問題に関する特別委員長 2012 |
次代 阿久津幸彦 |