エニルコナゾール
エニルコナゾール(Enilconazole)はイミダゾール系防かび剤の一つである。ヤンセン社の商品名:イマザリル(Imazalil)としても知られている[1]。防かび剤、農薬(殺菌剤)、あるいは動物用抗真菌薬として用いられる。日本では農薬登録はなく、食品添加物(みかん以外の柑橘類・バナナ用防かび剤)として扱われている。
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識別 | |
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ATCコード | D01AC90 (WHO) |
KEGG | D03997 |
化学的データ | |
化学式 | C14H14Cl2N2O |
分子量 | 297.18 g·mol−1 |
作用機序
エニルコナゾールは脱メチル化抑制(DMI)殺菌・殺カビ剤に該当し、Fungicide Resistance Action Committee(FRAC) コード3に該当する。ステロール産生に関与するC14-デメチラーゼを阻害することにより、膜機能を阻害する。これらの殺菌・殺かび剤への曝露は、感受性の真菌の異常な成長を引き起こし、最終的には死滅をもたらす。DMI殺菌・殺カビ剤は、数々の化学的区分に分類される。