谷地温泉
日本の青森県十和田市にある温泉
谷地温泉(やちおんせん)は、青森県十和田市(旧国陸奥国)にある温泉で、「日本三大秘湯」の一つとされる[1][2][3][4]。
谷地温泉 | |
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温泉情報 | |
所在地 | 青森県十和田市大字法量字谷地1 |
座標 | 北緯40度37分58.86秒 東経140度55分28.32秒 / 北緯40.6330167度 東経140.9245333度座標: 北緯40度37分58.86秒 東経140度55分28.32秒 / 北緯40.6330167度 東経140.9245333度 |
交通 | 鉄道:JR東日本/青い森鉄道青森駅よりJRバス東北十和田北線で約90分、「谷地温泉」で下車し徒歩約5分 |
泉質 | 単純硫化水素泉 |
泉温(摂氏) | 38 - 42 °C |
歴史・概要
八甲田山中腹の[3]高田大岳への登山口にあり[4]、約400年の歴史があるとされている[3]。
秘湯のたたずまいが残っていることが評価され[4]、「日本三大秘湯」の一つとされている[1][2][3][4]。
2004年(平成16年)11月に当温泉を運営していた古牧温泉グループが経営破たんした[2]。このため、古牧温泉の創業家の親族が設立した十和田・八甲田観光が、当温泉や十和田湖グランドホテルなどの経営を引き継ぐが[5]、2008年(平成20年)7月から両施設共に「伊東園ホテルズ」の運営となった[1]。
しかし、経営悪化に伴い[2]、当温泉は2014年(平成26年)11月10日から休業し[4]、2015年(平成27年)5月13日には「十和田湖グランドホテル」も休業となった[1]。
休業を経て、同年5月15日付で当温泉と「十和田湖グランドホテル」の営業権は、約5000万円で伊東園ホテルズから南風見観光に譲渡された[4][1][2]。積雪のため倒壊した男湯の修復などを行い、当温泉は同年6月1日に営業再開した[3][4]。
泉質
効能
温泉街
一軒宿の「谷地温泉」が存在。ヒバ造りの足元湧出の浴槽がある。近くには谷地湿原が広がる。
アクセス
脚注
- ^ a b c d e “谷地温泉、25日から一部再開 十和田湖Gホテルは閉鎖 沖縄の業者買収”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2015年5月19日)
- ^ a b c d e 宮城裕也(2015年5月19日). “十和田湖グランドホテル:再建断念し閉館へ”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b c d e “谷地温泉、7カ月ぶり営業再開/十和田”. デーリー東北 (デーリー東北新聞社). (2015年6月2日)
- ^ a b c d e f g “八甲田の秘湯、7カ月ぶり営業再開”. 東奥日報 (東奥日報社). (2015年6月1日)
- ^ 「観光けん引役 失速 投資分 利益出せず 古牧温泉再生法申請」『朝日新聞』青森版 2004年11月27日
- ^ ふるさとの文化遺産『郷土資料事典』2、119頁
- ^ ふるさとの文化遺産『郷土資料事典』2、119頁