ひま部
ひま部（ひまぶ）は、株式会社ナナメウエが開発、運営している学生限定のソーシャル・ネットワーキング・サービスである。2015年5月1日にサービス開始、2019年12月31日を以ってサービス終了予定。Android版のダウンロード数は10万人を突破しており[3]、学生限定アプリでは最大規模。[要出典]アプリで蓄積されたデータは同社のAIソリューション、DataWowの開発にも使用されている。[要出典]ひま部トラブル防止のためのデータ分析及び、安全なインターネット利用を促進する仕組みづくりに関して、株式会社ナナメウエと東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻鳥海研究室は共同でコミュニティアプリに関する研究を開始している。[4]
 ファイル:ひま部ロゴ.jpg | |
| 開発元 | 株式会社ナナメウエ |
|---|---|
| 初版 | 2015年5月1日[1] |
| 最新版 | |
| プログラミング 言語 | Java（Android） |
| 対応OS | iOS・Android |
| サイズ |
145.8MB（iOS）[2] 53MB（Android）[3] |
| 対応言語 | |
| サポート状況 |
開発・運営中 2019年12月31日サービス終了予定[1] |
| 種別 | |
| 公式サイト | https://himabu.com/ |
対応OS
iOS版、Android版は専用アプリであり、パソコン版はブラウザアプリである。Windows Phone、Windows 10 Mobile、Fire Phoneなどはアプリが無いがひま部アカウントを持っている場合はパソコン版で利用可能である。
iOS
App Storeよりダウンロード可能。iOS 10以降のiPhone、iPad、iPod touchに対応[2]
Android
Google Playよりダウンロード可能。Android 4.4以降のスマートフォン、タブレットに対応[3]
パソコン版
パソコン版は実質ブラウザ版であり、パソコン以外のオペレーションシステムでも利用出来る。2019年1月リリース。パソコン版単体では利用不可能であり、iOS、もしくはAndroidよりひま部アカウントを作成しなければならない。メールアドレスとパスワードを使ったログインの他に、Twitter、LINEアカウントを使ったログインが利用可能。
歴史
今後の予定
キャラクター
アルパカ
アルパカはひま部のメインキャラクターであり、運営のことを指す。[要出典]アプリアイコンに使われている。ひま部内にあるチャット機能 のスタンプにも登場。インターネットでアルパカのグッズの販売も行われている。[要出典] 運営としてユーザーに紛れてひま部をやってもいる。[独自研究?]以前は色々なアルパカの種類が存在したが、現在では駆け出しアルパカのみになっている。[独自研究?]
ペンペンズ
運営の手伝いという設定であり、ひま部を監視している。様々な種類のペンギンが存在する。ひま部内のチャット機能のスタンプにも登場。[要出典]
ゴミ虫くん
規約違反をしたユーザーに使われるキャラクター。可愛らしいアイコンをしてる反面ふざけすぎているという批判も存在する[8]。
主な機能
学内
タイムライン。学年設定により同年代のつぶやきを見ることが出来る。つぶやくことも可能で200字まで可能。後述する推しメンの数が特定の数を超えた場合は画像も送信できるようになる。色文字が利用可能。そのほかYouTubeを載せる機能、アンケート機能などが存在している[9]。
レター
特定のユーザーに最大200字のメッセージを送ることができる機能である。受け取ったレターを承認することで公開することも可能。[要出典]
誰でも通話、誰でもビデオ通話
誰でも通話はタイムラインにて通話相手を募集し、通話をする機能である。最大12人まで通話に参加可能[9]。誰でもビデオ通話はビデオ通話の機能である。[要出典]
チャット
特定のユーザーと個人で最大200字のチャットを出来る機能である。ひま部のキャラクターであるアルパカやペンペンズのスタンプやgif画像も送信可能。画像も送信可能。通話も可能[10]。近い年代同士とのみチャット出来るような安全対策が取られている。詳細については公式のページを参照。
サークル
特定の分野、趣味などを話し合うための場所である。推しメンの数が100を超えるユーザー若しくはVIPメンバーシップに登録してるユーザーのみサークルを作成可能で、サークルへの参加は自由。1つのサークルにつき最大18000人まで参加可能[要出典][11]。
トラブル防止のための対策
ひま部には年齢制限があり、中学生、高校生、大学生など学生のみが使用できる。学生以外は禁止とされている。学生ではなくなる以前に使用していた場合はその限りではない。[3]しかし、登録が安易に出来ること、学生が集まるというアプリの特性上、学生以外の犯罪者の的にされることがあり[独自研究?]、後述の通り逮捕者が出ることもある。
そのため禁止行為が設定されている。禁止行為をしたユーザーはプロフィールをゴミ虫という名前にされ、凍結される。[要出典]
2019年4月より年齢確認機能が追加され、ゴミ虫くん(凍結)にされると、次からは年齢確認しなければアカウントを再開出来なくなる仕様が追加された。[要出典]
学生以外の利用
学生限定であり、学生以外の利用は禁じられている。[要出典]
他SNSの交換を禁止
ひま部外で発生するトラブル予防のため、人工知能によるパトロールを用いてLINEやカカオトークのID交換を防止するための対策である。[12]
事件・不祥事
この節の加筆が望まれています。 |
運営としての事件や不祥事などを記載。ひま部が起因とする利用者間での事件については§犯罪行為の助長に記載。
著作権侵害問題
ひま部の機能、ひま部大図鑑にて有名アニメなどの画像を無断で使用された。画像を置き換えるなどの対策が取られた。[8][13]
不適切表現問題
アカウント作成時に表示されるルールにて「キモいヤツがいたら即ブロック」、「出会い厨はサヨウナラ」など不適切な表現が多数あり、文章が置き換えられた。[8][13]
犯罪行為の助長
この節の加筆が望まれています。 |
未成年の児童が巻き込まれるSNSを起因とする事件は平成29年（2017年）には1813件発生しており、その内181件はひま部に起因している。この数字はTwitterの695件に続く2番目に多い数字である[14]。
平成30年（2018年）の警察庁発表の資料では未成年の児童が巻き込まれるSNSを起因とする事件は1811件発生しており、平成29年とほぼ横ばいであるが、ひま部に起因している事件は214件と増加している。前年と同様Twitterの718件に続く2番目に多い数字である[15]。
| 全体件数 | ひま部が起因の件数 | 備考 | 出典 | |
|---|---|---|---|---|
| 平成28年（2016年） | 1736件 | 77件 | Twitter、ぎゃるる、LINEに続く件数 | [16] |
| 平成29年（2017年） | 1813件 | 181件 | Twitterに続き2番目の件数 | [14] |
| 平成30年（2018年） | 1811件 | 214件 | Twitterに続き2番目の件数 | [15] |
児童ポルノ問題
ひま部の学生限定という特性上、学生以外の犯罪者の的になっており、日本国内のサービスではTwitterに続き2番目に児童ポルノが多いアプリになっており、平成30年（2018年）上半期だけでも94件発生している[17][13]。
ひま部が起因の事件
前述の通り平成30年度で214件など多くの事件が起こっているがニュースなど報道機関で報道された事件のみ記載。ここに書いてある事件が全てではないことに留意してください。
2016年7月に発生した事件
2016年7月、35歳のアルバイトをしている男性が17歳の女子高校生にホテルにてみだらな行為をしたとして同年11月29日に神奈川県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕される事件が発生した。容疑者は同年7月に都健全育成条例違反で逮捕されており、被害者が女子中学生だったことから、警察が余罪の捜査をしたことで事件が発覚した。[18]。
2018年10月に発生した性的暴行事件
2018年10月、東京23区内の区広報課長を務めていた56歳の男性がひま部内で知り合った13歳の中学1年生に乗用車で都内の駐車場に連れ込み、性的暴行をした疑いがあるとして2019年2月4日に逮捕される事件が発生した。容疑者は話の途中で一人暮らしの37歳と偽っていたという[19]。
2019年6月に発生したわいせつ事件
2019年6月29日の夜、23歳の小学校教諭が横浜市内の女子生徒宅にて15歳、高1の女子生徒にわいせつな行為をしたとして10月27日、県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕される事件が発生した。容疑者は大学4年生だった2018年の秋に当時中学3年生だった被害者と知り合った。女子生徒が被害に遭った別の事件の捜査から発覚した[20]。
2019年8月に発生した事件
2019年8月21日未明に住所不定、無職の20歳の男性が17歳の少女にみだらな行為をしたとして、同年10月5日三重県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕される事件が発生した。被害者は8月上旬にひま部を通じ知り合い、8月21日に家出して初めて会い、9月に入っても都内で一緒にいたという。14日に1人で交番を訪れ「帰りたいがお金がない」と保護を求め、15日には家族と警察署に訪れて被害を相談したという。[21]
注釈
脚注
- ^ a b c d e 「サービス終了のお知らせ」ひま部のアルパカブログ .2019年10月30日閲覧
- ^ a b App Storeのダウンロードページより
- ^ a b c d Google Playのダウンロードページより
- ^ 【ひま部 × 東京大学】株式会社ナナメウエ、東京大学鳥海研究室とコミュニティサービス内のトラブル抑制に向けた共同研究の開始のお知らせ CNET、2019年6月2日閲覧。
- ^ 部員数が1万8千人を突破 - ひま部公式ツイッター
- ^ 学生限定コミュニティ「ひま部」にて学生証等を用いた年齢確認を開始. Exciteニュース. 2019年6月30日閲覧
- ^ App Storeでのバージョン履歴
- ^ a b c 「学生限定トークアプリ「ひま部」が謝罪 ごみ虫制度や著作物の無断使用、言葉遣いへの指摘相次ぎ」BIGLOBEニュース
- ^ a b 「ひま部のトリセツ - タイムラインとは」ひま部公式ウェブサイト
- ^ 「ひま部のトリセツ - チャットとは」ひま部公式ウェブサイト
- ^ 「ひま部のトリセツ - サークルとは」ひま部公式ウェブサイト
- ^ 「【株式会社ナナメウエ】ひま部の存在意義や運営方針を紹介する資料「保護者の皆様に知っていただきたいこと」を公開」PR TIMES
- ^ a b c 「児童ポルノ被害も発生--学生限定アプリ「ひま部」とは」CNET Japan 2019年11月1日閲覧
- ^ a b 「平成29年におけるSNS等に起因する 被害児童の現状と対策について」警察庁
- ^ a b 「平成30年におけるSNS等に起因する 被害児童の現状と対策について」警察庁
- ^ 「平成28年におけるコミュニティサイト等に 起因する事犯の現状と対策について」警察庁
- ^ 「【児童ポルノ事件】 検挙件数・検挙人員・被害児童数の推移 子供の性被害（PDF）」警察庁
- ^ 「「ひま部」通じ１７歳女子高生とみだらな行為 ３５歳アルバイト男逮捕「１８歳と聞いていた…」」産経ニュースのアーカイブ 2019年10月31日閲覧
- ^ 「東京都の男を逮捕 １３歳少女に性的暴行容疑」朝日新聞 2019年10月31日閲覧
- ^ 「女子高生に淫行の疑い、川崎市立小教諭を逮捕」産経新聞 2019年10月31日閲覧
- ^ 「ネットアプリ「ひま部」で知り合った家出少女に次々とみだらな行為か 無職の20歳男逮捕[リンク切れ]」神戸新聞NEXT
類似サービス
関連項目
外部リンク
- ひま部公式ウェブサイト (ひま部パソコン版)
- ひま部の紹介ページ
- ひま部公式アルパカ (@alpaca_himabu) - X（旧Twitter）
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