レクサス・UX

レクサスのクロスオーバーSUV型乗用車

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UX(ユーエックス、Lexus UX )は、トヨタ自動車が展開する高級車ブランド「レクサス」が販売するコンパクトSUVである。生産は福岡県宮若市にあるトヨタ自動車九州宮田工場が担当[1]

レクサス・UX
MZAA1#/MZAH1#型
概要
販売期間 2018年11月27日-
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
駆動方式 前輪駆動:2WD車
四輪駆動:E-Four (電気式AWDシステム:UX250hに設定)
プラットフォーム GA-Cプラットフォーム
パワートレイン
エンジン UX200:M20A-FKS型:
1,986cc 直列4気筒 直噴DOHC
UX250hM20A-FXS型:
1,986cc 直列4気筒DOHC
モーター UX250h
フロント:3NM型:
交流同期電動機
リヤ:1MM型:
交流同期電動機(AWDのみ)
最高出力 UX200
128kW (174PS)/6,600rpm
UX250h
エンジン:
107kW (146PS)/6,000rpm
フロントモーター:
80kW (109PS)
リヤモーター(AWDのみ):
5kW (7PS)
システム最高出力:
135kW (184PS)
最大トルク UX200
209N・m (21.3kgf・m)/
4,000-5,200rpm
UX250h
エンジン:
188N・m (19.2kgf・m)/
4,400rpm
フロントモーター:
202N・m(20.6kgf・m)
リヤモーター(AWDのみ):
55N・m (5.6kgf・m)
変速機 UX200:Direct Shift-CVT
(ギヤ機構付自動無段変速機)
UX250h:電気式無段変速機
前:マクファーソンストラット
後:ダブルウィッシュボーン
前:マクファーソンストラット
後:ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,640mm
全長 4,495mm
全幅 1,840mm
全高 1,540mm
車両重量 1,470-1,640kg
その他
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
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概要

UXの布石となったUX Conceptを2016年に初公開後[2]、レクサス初の女性をチーフエンジニアに据え開発が進められた[3]。市販版のUXが2018年3月に初公開され、日本では2018年11月27日に日本での発表・発売とあいなった。

UXはトヨタのコンパクトSUVC-HR」をベースに開発された、LXGXRXNXに続く末弟のSUVにあたり[4]、同時に、レクサス最小のSUVでもある。レクサスのデザインアイコンであるスピンドルグリルの採用はいわずもがな[5]、矢印型デイライトはヘッドライトユニット上部に組み込まれたかたちとなった。左右のテールランプは両端をフィン形状としレーシングカーのリアウイングをイメージさせた。レクサスはこれを「エアロスタビライジングブレードライト」と称している[6]。なお、近年のレクサスの多くの車種に採用されているシーケンシャル(連鎖点灯式)ウインカーは採用されない。

くだんのチーフエンジニア曰く、女性にも乗り降りしやすく小回りが利く車をめざしたとのことである。SUVでありながら立体駐車場での駐車を考慮し、UXの車高は1540mmに抑えられている[5]

年表

2016年9月29日
2016年パリモーターショーにおいて、レクサスのコンパクトクロスオーバーの将来像を示すコンセプトカー「UX Concept」を世界初公開[2]
2018年2月27日
新型コンパクトクロスオーバー「レクサスUX」のデザインを公開[7]
2018年3月6日
2018年ジュネーブモーターショーにおいて「レクサスUX」を世界初披露[8]。同時に、日本では2018年冬頃に発売する予定、と発表。
2018年11月27日
「レクサスUX」を発売[9]
ラインアップは、直列4気筒2.0Lエンジン[10]を搭載する「UX200」(2WDのみ)、直列4気筒2.0Lハイブリッドシステムを搭載する「UX250h」(2WD/AWDを選択可能)の2タイプ。双方ともに「標準仕様」・「version C」・「F SPORT」・「version L」の4種の仕様を設定。
2020年1月9日
特別仕様車「Blue Edition」の設定が発表された(2月3日発売)[11]
「UX200」をベースに、専用内装色としてコバルト&ブラックが採用されたほか、ルーフレール、ハンズフリーバックドア(挟み込み防止機構・停止位置メモリー機能付)、パーキングサポートブレーキ(静止物に対応)を特別装備。外観はダークメタリック塗装の17インチエアロベンチレーティングアルミホイールやLEDフロントフォグランプ&LEDコーナリングランプが採用され、内装は和紙調シボ/コバルトのインストルメントパネル、ブラックのファブリックシートを採用し、オーナメントパネルにヘアライン加飾を施し、LEXUSロゴ付のスカッフプレートが装備された。
なお、「UX200」も仕様変更され、ラゲッジスペースを拡大して最大荷室容量310L(アンダーデッキを含む)を確保したローデッキタイプが標準設定された。
2020年4月2日
特別仕様車「Brown Edition」が発売された[12]
「UX250h"version C"」をベースに、専用内装色としてインストルメントパネルに和紙調シボ/ノーブルブラウンを配した「ノーブルブラウン&オーカー」、「ノーブルブラウン&ブラック」の2種類を設定し、ヘアライン加飾を施したオーナメントパネルやLEXUSロゴ付スカッフプレートを装備。外観はダークグレーメタリック塗装の17インチエアロベンチレーティングアルミホイールが装備された。さらに、パノラミックビューモニター、ブラインドスポットモニター[BSM]、パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両)[PKSB]、ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機構・停止位置メモリー機能付)も特別装備された。ボディカラーは「アンバークリスタルシャイン」を含む5色が設定される。

車名の由来

「都会派クロスオーバー」を意味する「Urban Cross(=X)over」[13]、開発コンセプトである「Creative Urban Ex(=X)plorer」[14]より採られている。

出典

  1. ^ レクサス「UX」、“九州”が担当したアッパーボディーYahoo!ニュース日刊工業新聞)2018年12月6日
  2. ^ a b "LEXUS、パリモーターショーでコンパクトクロスオーバーのコンセプトカー「UX Concept」を世界初公開" (Press release). LEXUS. 29 September 2016.
  3. ^ レクサス 新型UX 発表会レポート | 女性チーフエンジニアが手掛けた、老若男女へ贈る“レクサスへの招待状”オートックワン2018/11/28
  4. ^ ヒット間違いなし! レクサスSUVの末っ子「新型UX」がカッコいい!オートックワン2018/9/13
  5. ^ a b 写真で見る レクサス「UX」Car Watch2018年11月27日
  6. ^ レクサス、新型コンパクトクロスオーバー「UX」発売。390万円からCar Watch2018年11月27日
  7. ^ "LEXUS、新型コンパクトクロスオーバー「UX」のデザインを公開" (Press release). LEXUS. 27 February 2018.
  8. ^ "LEXUS、ジュネーブモーターショーで新型クロスオーバー「UX」をワールドプレミア" (Press release). LEXUS. 6 March 2018.
  9. ^ "LEXUS、新型車「UX」を発売" (Press release). LEXUS. 27 November 2018.
  10. ^ スペックも含め、中国市場向けC-HRと同一品。
  11. ^ "LEXUS、NXに特別仕様車"Bronze Edition"、UXに特別仕様車"Blue Edition"を設定" (Press release). LEXUS. 9 January 2020. 2020年1月10日閲覧
  12. ^ "LEXUS、UXに特別仕様車"Brown Edition"を設定" (Press release). LEXUS. 2 April 2020. 2020年4月2日閲覧
  13. ^ レクサス「UX」は走りもスタイルも規格外東洋経済オンライン2018年3月15日(2018年12月6日 閲覧)
  14. ^ 世界はコンパクトに向かうのか──レクサスがクロスオーバーSUV「UX」を発表 GQ 2018年3月8日(2018年12月6日 閲覧)

関連項目

外部リンク