角谷正彦

日本の官僚

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角谷 正彦(かどたに まさひこ[1][2]1936年(昭和11年)2月14日[3] - 2019年9月22日)は、日本官僚。元国税庁長官。三重県四日市市出身。

略歴

1957年(昭和32年) 国家公務員採用上級試験(法律)首席合格。

  併せて東大法学部首席卒業・司法試験首席合格。10年に1人といわれる「三冠王」のタイトル保持者である。[4]

1958年(昭和33年)4月 大蔵省入省[3]大臣官房文書課) 35年6月近畿財務局理財部 36年7月名古屋国税局

入省同期に、尾崎護長富祐一郎(関税局長、大平正芳総理首席補佐官)、柿澤弘治大野功統冨金原俊二(経企次官)、安原正(環境次官

著書

  • 『「政府調達に関する協定」と官庁契約制度』(編著)(大蔵財務協会、1981年)

脚注

注釈

  1. ^ この通達の起案者で当時大蔵省証券局職員であった高橋洋一は、本通達発出の真の目的はバブル景気により急騰する株価を抑制するためであったとしており、現に通達発出後、東京市場の株価は急落を開始しバブル崩壊及び平成不況に突入した[7][8]。また、角谷自身も通達を発出すれば株価が急落することを予測していたことを後年、日本経済新聞に語っている[7]

出典

  1. ^ 代表取締役および役員の異動に関するお知らせ 平和不動産株式会社 2006年5月16日
  2. ^ 当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の導入について 石油資源開発株式会社 2008年5月21日
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m みずほ証券株式会社第121期有価証券報告書
  4. ^ 『大蔵省主計局』(栗林良光、講談社) P244~
  5. ^ 『実名・霞が関』(歳川隆雄ザ・マサダ) P185 ~
  6. ^ 『大蔵省のウラの裏がわかる本』(石渡英ぴいぷる社) P88 ~
  7. ^ a b c 『バブルとその余波(3)財務で荒稼ぎ、一転、損失の温床に――処理10年、世界の波に乗り遅れ(平成の30年陶酔のさきに)』(日本経済新聞 2017年12月2日朝刊 8頁)
  8. ^ バブル再来懸念に答える その生成と崩壊への対応を検証するダイヤモンド・オンライン 2013年4月14日配信 2018年3月17日閲覧)
  9. ^ 『大蔵省権力人脈』(栗林良光講談社) P77 ~
  10. ^ 株式会社日本経済新聞社第138期有価証券報告書
  11. ^ “角谷正彦氏が死去 「角谷通達」、元国税庁長官”. 日本経済新聞. (2019年10月4日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50635070U9A001C1CZ8000/ 2019年10月6日閲覧。 
  12. ^ 『官報』120号、令和元年10月29日

参考文献


先代
藤田恒郎
大蔵省証券局長
1988年 - 1990年
次代
松野允彦
先代
井川博
中小企業金融公庫総裁
1994年 - 1999年
次代
堤富男