南山城村
京都府相楽郡の村
南山城村(みなみやましろむら)は、京都府の南部に位置し、相楽郡に属する村。
みなみやましろむら 南山城村 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 京都府 | ||||
郡 | 相楽郡 | ||||
市町村コード | 26367-2 | ||||
法人番号 | 3000020263672 | ||||
面積 |
64.11km2 | ||||
総人口 |
2,198人 [編集] (推計人口、2024年8月1日) | ||||
人口密度 | 34.3人/km2 | ||||
隣接自治体 |
相楽郡笠置町、和束町 三重県伊賀市 奈良県奈良市 滋賀県甲賀市 | ||||
村の木 | さつき | ||||
村の花 | 山桜 | ||||
南山城村役場 | |||||
村長 | 平沼和彦 | ||||
所在地 |
〒619-1411 京都府相楽郡南山城村大字北大河原小字久保14番地1 北緯34度46分22.1秒 東経135度59分36.8秒 / 北緯34.772806度 東経135.993556度 | ||||
外部リンク | 南山城村ホームページ | ||||
ウィキプロジェクト |
京都府唯一の村となっていて、京都府では最東端、且つ、最南端の自治体である。
「自然が薫り 絆が生きる 自立するむら!みなみやましろ」を村の標語に掲げている。
地理
河川
湖・池
隣接する市町村
人口
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、11.19%減の3,078人であり、増減率は府下26市町村中24位、36行政区域中34位。
南山城村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
2017年には過疎地域に指定された[1]。京都府南部では隣接する笠置町、和束町が以前から指定されていたが、南山城村は長らく指定を受けていなかった。
歴史
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- 寛平8年(896年)の「類聚三代格に」南山城村の「大河原」の名が見られる[2]。
- 江戸時代、高尾村、法ヶ平尾村、田山村、北大河原村、南大河原村、野殿村があった(いずれも柳生藩に所属)。木津川の水運の起点で、信楽焼の出荷や木材の積み出し場であったが、明治30年に加茂・伊賀上野間に鉄道が開通して以後水運は衰退した[3]。
- 明治維新後、開拓により童仙房村ができ、高尾村と法ヶ平尾村が合併して高尾村となる[4]。
- 1953年(昭和28年) - 南山城水害により甚大な被害が発生。
- 1955年(昭和30年)4月1日 – 相楽郡大河原村(元の南大河原村、北大河原村、野殿村、童仙房村)・高山村(元の田山村、高尾村)が合併し、南山城村が誕生。
- 1961年(昭和36年)3月31日 – 準用財政再建団体に転落(昭和35年度決算・赤字額731万7千円)。
- 1963年(昭和38年)– 財政再建完了。
- 1969年(昭和44年) - 高山ダム完成。
- 2015年、「日本茶800年の歴史散歩」が日本遺産に認定登録されたとき、南山城村の「童仙房・高尾・田山・今山の茶畑(高尾)」もその一部として登録された[5][6]。
行政
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消防
警察
施設
郵便局
公民館
- 高尾公民館
- 月ヶ瀬ニュータウン集会所
- 南大河原会館
- 南山城村文化会館(やまなみホール)
教育施設
- 童仙房生涯学習センター
- 南山城村自然の家
- 南山城村農業者トレーニングセンター
多目的交流施設
発電所
経済
農業
- 宇治茶 - 静岡茶、狭山茶と並んで『日本三大茶』といわれ、生産量の少ない狭山茶を省いて静岡茶とともに『日本二大茶』ともいわれている。南山城村の茶畑の面積は昭和中期以降大幅に拡大しており、昭和35年には73.8haであった作付面積は昭和57年には263.9haに拡大した。なお同時期の宇治市の茶の作付面積は159.7haから94.5haに減少している[8]
工業
- 北本製茶工場
教育
高等学校
廃校
- 京都府立木津高等学校大河原分校(昼間定時制、1960年3月31日廃止)
中学校
- 公立
廃校
- 笠置町南山城村中学校組合立笠置中学校高山分校(1976年2月15日廃止、笠置中学校へ統合)
- 笠置町南山城村中学校組合立笠置中学校野殿童仙房分教場(1976年2月15日廃止、笠置中学校へ統合)
小学校
- 公立
廃校
- 南山城村立大河原小学校(2003年3月31日廃止、南山城小学校へ統合)
- 南山城村立高尾小学校(2003年3月31日廃止、南山城小学校へ統合)
- 南山城村立田山小学校(2003年3月31日廃止、南山城小学校へ統合)
- 南山城村立野殿童仙房小学校(2006年3月31日廃止、南山城小学校へ統合)
保育園
- 公立
交通
鉄道
村の代表となる駅:大河原駅
バス
- 南山城村村営バス(月曜 – 金曜運行・祝祭運休・無料)
- 月ヶ瀬口駅~田山・高尾方面(宮ノ前経由松笠行き)
- 南山城村コミュニティバス(毎週水曜日運行・無料)
- 大河原~野殿・童仙房方面
- 相楽東部広域バス(月・水・金・土の運行)
- 月ヶ瀬口駅~加茂駅
- 三重交通
- 月ケ瀬口駅~尾山口(観梅シーズン運行)
道路
- 一般国道
- 主要地方道
名所・旧跡・観光スポット
名所・旧跡
- 日本遺産
日本遺産第1号『日本茶800年の歴史散歩』京都・山城
童仙房・高尾・田山・今山の茶畑が、2015年4月24日に日本遺産第1号『日本茶800年の歴史散歩』京都・山城を構成する文化財要素として、
- 大規模な山なり茶園と、茶園に囲まれ点在する茶農家群
- 童仙房地区は、明治初期に京都府主導により士族を転住させ開拓、府の支庁を設け、輸出増に対応すべく茶業振興に努めた地
-
高尾地区荒堀の茶畑、一部の木は茶葉の収穫後に切り戻されており茶色く見える
-
高尾地区荒堀の茶畑、畑の中に民家が点在する
- 寺院
- 神社
- 田山地区の宗教施設
- 華将寺跡・磨崖仏
- 薬師神社(かさがみさん)
- はうずきさん(はがみさん)
-
磨崖仏
-
磨崖仏
-
薬師神社
-
はうずきさん
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観光スポット
- 大河原橋 別名:恋路橋
- 高山ダム湖公園
- 月ヶ瀬カントリークラブ
- 月ヶ瀬湖
- 名張川
- レイクフォレストリゾート
- 山のテーブル 童仙房地区の旧野殿童仙房保育園舎を利用したコミュニティスペース&カフェスペース[11]
- 夢絃峡温泉
- 道の駅お茶の京都みなみやましろ村 2017年4月15日にオープンした。
祭事・祭事
出身者
芸能
- 榊莫山(書道家)
- ナダル(お笑い芸人・コロコロチキチキペッパーズ)
ゆかりの人物
その他
電話番号
市外局番は、0743(市内局番は20~99、このうちNTT西日本は主に93、94を割り当て)となっている。当村は京都府内にありながら奈良県扱いのため、同じ市外局番の笠置町以外の京都府内への通話は県外通話となる。また、市外局番0742の地域(奈良市の大部分)へは市内料金で通話できる。なお、生駒市、天理市、大和郡山市などは隣接していないが、市外局番が同じ0743のため、市外局番を省略して通話可能である。
脚注
- ^ ●平成29年3月31日付けで以下の市町村が公示されました(4月1日施行)。
- ^ 「京都大辞典 府域編」株式会社淡交社 1994年 p503
- ^ 「京都大辞典 府域編」株式会社淡交社 1994年 p503
- ^ 南山城村史編さん委員会『南山城村史 資料編』南山城村 平成14年
- ^ “日本遺産ポータルサイト” (日本語) 2018年7月22日閲覧。
- ^ “童仙房・高尾・田山・今山の茶畑(高尾)”. 日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」 2018年7月22日閲覧。
- ^ “南山城村議会議員名簿 (任期: 平成28年4月1日~平成32年3月31日/定員:10人)”. 2018年11月25日閲覧。
- ^ 農政研究資料 第84-27号 京都府における茶業経営の実態 1984年 京都府農業会議発行 p3
- ^ “日本遺産第1号『日本茶800年の歴史散歩』~京都・山城~構成文化財の一覧”. 山城広域振興局農林商工部企画調整室 農業・宇治茶振興担当. 2018年7月22日閲覧。
- ^ 南山城村産業生活課『南山城村の宇治茶生産景観』南山城村産業生活課、2018年3月1日、6頁。
- ^ やまびこ編集室『京都南山城村のおたより やまびこ』山のテーブル、20170330。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 南山城村移住交流スペースやまんなか
- 南山城村に関連する地理データ - オープンストリートマップ