去年

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去年(こぞ)とは、新しい年を迎え、旧年を振り返り、もう去年(きょねん)になったのだなあと感慨を表わす言葉俳句では、新年季語となっている。古年(ふるとし)、初昔(はつむかし)、宵の年(よいのとし)ともいう。

俳句では「去年今年」という用法もあり、たちまちのうちに年が去り、年が来るという、時の過ぎゆきの速さの感慨を表わす。高浜虚子の「去年今年貫く棒の如きもの」が鎌倉駅神奈川県鎌倉市)の構内に掲げられていたのが川端康成の目に触れ、随筆に書かれてから有名になった[1]

脚注

  1. ^ 山本健吉『基本季語五〇〇選』 講談社学術文庫、1989年、910頁。

関連項目