シカゴ・マーカンタイル取引所

アメリカ合衆国にある商品先物取引所および金融先物取引所

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シカゴ・マーカンタイル取引所(シカゴ・マーカンタイルとりひきじょ、: Chicago Mercantile Exchange、略称:CME または "The Merc", NASDAQ: CME)は、アメリカ合衆国シカゴにあるデリバティブ取引所である。金融商品コモディティも扱う総合取引所である。なお、mercantile exchange は「商品取引」という意味の語であるが、シカゴ商品取引所(CBOT)との区別の必要性などから習慣的に表題のような訳語となっている。シカゴ商業取引所とも訳される[1]

シカゴ・マーカンタイル取引所
Chicago Mercantile Exchange
1987年に竣工した現在の建物
Chicago Mercantile Exchange Center
種類 株式会社
市場情報
略称 CME, the Chicago Merc, または the Merc
本社所在地

アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イリノイ州シカゴ

北緯41度52分52秒 西経87度38分16秒 / 北緯41.88111度 西経87.63778度 / 41.88111; -87.63778座標: 北緯41度52分52秒 西経87度38分16秒 / 北緯41.88111度 西経87.63778度 / 41.88111; -87.63778
設立 1898年
業種 その他金融業
事業内容 工業・商品・サービスの先物取引・先物オプション取引
代表者 会長:Terrence A. Duffy
CEO:Craig S. Donohue
社長およびCOO:Phupinder Gill
名誉会長Leo Melamed
売上高 25億6,000万米ドル(2008年期)
主要株主 CMEグループ
外部リンク www.cmegroup.com
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概要

1898年に、シカゴ・バター・卵取引所(: Chicago Butter and Egg Board)としてシカゴ商品取引所から独立し、1919年シカゴ・マーカンタイル取引所に改組した。 1970年代にレオ・メラメドLeo Melamed)によって大胆な改革が行なわれ、先物取引をはじめとしたデリバティブ商品の上場に積極的に取り組み、現在ではその取引量は世界最大規模である。日経平均先物も1日23時間取り扱っており、日本国内の投資家の注目も高い。2021年から日本の電力も扱っている[2]

元々は非営利の民間組織であったが、2000年11月に株式会社化され、2002年12月に株式公開2007年7月にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)によるシカゴ商品取引所(CBOT)の買収が決まり、CME Group Inc.の子会社となった。2008年8月18日には、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)との経営統合が株主総会で承認可決され、同取引所はCME Group Inc.の傘下となった[3]。同時にニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)傘下のニューヨーク商品取引所(COMEX)もCMEグループ傘下となった。

取り扱い商品

以下のものの先物取引及びオプション取引を扱っている。括弧内はCMEグループ内の取引所名。

取引時間

取引時間は、例外もあるが、東部標準時の日曜日〜金曜日の18:00~17:00が基本[14]。毎日1時間の中断がある。日本標準時では、夏時間は月曜日7:00~土曜日6:00、冬時間は月曜日8:00~土曜日7:00。祝日は取引時間が短くなる[15]

中断時間はニューヨーク証券取引所NASDAQの取引時間の最中である。金曜日の取引終了時刻17:00はニューヨーク証券取引所およびNASDAQの取引終了時刻20:00よりも早い。

IMMポジション

国際通貨先物市場(International Monetary Market)に上場されている通貨の建て玉(ポジション)の残高。 CFTC(全米先物取引委員会)は、毎週火曜日の取引終了後の建て玉数を集計して金曜日午後3時30分(米国東部時間)にホームページ(英語)で公表する。 その中のシカゴ筋ポジションと呼ばれる投機筋(Non-Commercial)の建て玉の変化が注目される[16][17]

脚注

外部リンク