浜中町

北海道厚岸郡の町

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浜中町(はまなかちょう)は、北海道釧路総合振興局管内の厚岸郡にある町。

はまなかちょう ウィキデータを編集
浜中町

浜中町章
1963年昭和38年)11月1日制定[1]
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道釧路総合振興局
厚岸郡
市町村コード 01663-2
法人番号 5000020016632 ウィキデータを編集
面積 423.12km2
総人口 5,291[編集]
住民基本台帳人口、2024年7月31日)
人口密度 12.5人/km2
隣接自治体 厚岸郡厚岸町
根室市野付郡別海町
町の木 白樺
町の花 エゾカンゾウ
町の鳥 エトピリカ
浜中町役場
町長 齊藤清隆
所在地 088-1592
北海道厚岸郡浜中町霧多布東4条1丁目35-1
外部リンク 浜中町

浜中町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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浜中町役場のある霧多布地区周辺の空中写真。画像右上部は浜中湾、左下部は琵琶瀬湾。画像左上方の茶褐色に見える一帯は霧多布湿原である。1978年撮影の10枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
霧多布湿原の7月初旬、白いワタスゲの実
アゼチ岬から見た小島と嶮暮帰島(後方)

町名の由来は、アイヌ語「オタノシケ」(砂浜の真ん中)を意訳したもの。この砂浜は、現在の榊町から暮帰別にかけての海岸をあらわす。

幾度も津波被害にあったことから、海岸沿いの陸地に総延長17キロメートルにも及ぶ防潮堤が建設され、全国初の津波防災ステーションがつくられた。街が城壁に囲まれたような光景が見られる。

地理

釧路総合振興局東南部に位置、太平洋に面する沿岸の町。役場は湯沸島(霧多布島)[2]の霧多布(きりたっぷ)地区に設置。釧路市から東に約80km、根室市から西に約50kmの位置にある。太平洋に面し、浜中湾および琵琶瀬湾を形成。

北部は丘陵が広がり、国道44号が東西に縦貫する。厚岸霧多布昆布森国定公園があり、南部は面積約3,168ヘクタールの霧多布湿原を有する平野になっている。 夏は濃霧が発生しやすく、気温があまり上がらない。

歴史

経済

産業

浜中町は気候に恵まれているため、産業が発展している。北部の内陸部では酪農が盛んである。生産される生乳は高品質で、高級アイスクリーム「ハーゲンダッツ」や乳酸菌飲料「カルピス」の原料などで使用されている。また、南部の海岸地帯では漁業(昆布、ホッキなど)が盛んである。特に、天然昆布は日本有数の生産量を誇る。また昆布を主食とするには日本最高峰の味とも言われている。[要出典]主要な港は霧多布港・散布港

農協・漁協

  • 浜中町農業協同組合(JA浜中町)
  • 浜中漁業協同組合
  • 散布漁業協同組合

金融機関

立地企業

郵便局

  • 霧多布郵便局(集配局)
  • 茶内郵便局(集配局)
  • 浜中郵便局(集配局)
  • 姉別郵便局(集配局)
  • 琵琶瀬郵便局
  • 火散布簡易郵便局

宅配便

公共機関

警察

  • 厚岸警察署霧多布駐在所
  • 厚岸警察署茶内駐在所
  • 厚岸警察署浜中駐在所

消防

  • 釧路東部消防組合
    • 浜中消防署
    • 茶内分遣所

地域

人口

 
浜中町と全国の年齢別人口分布(2005年) 浜中町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 浜中町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
浜中町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 10,192人
1975年(昭和50年) 9,668人
1980年(昭和55年) 9,243人
1985年(昭和60年) 8,921人
1990年(平成2年) 8,395人
1995年(平成7年) 7,866人
2000年(平成12年) 7,335人
2005年(平成17年) 7,005人
2010年(平成22年) 6,511人
2015年(平成27年) 6,061人
2020年(令和2年) 5,507人
総務省統計局 国勢調査より


2012年10月末現在(広報はまなかより)

  • 総数 6,470人(男3,124人、女3,346人)
  • 世帯数 2,486世帯

消滅集落

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[5]

  • 浜中町 - 新川

教育

 
霧多布高等学校
  • 高等学校
  • 中学校
    • 霧多布、茶内、浜中
  • 小学校
    • 霧多布、茶内、浜中
  • 小中学校
    • 散布(ちりっぷ)
  • 閉校した学校 
    • 1972年3月 – 三番沢小は茶内小へ統合。
    • 1986年3月 – 熊牛小は浜中小へ統合。
    • 2003年3月 - 奔幌戸(ぽんぽろと)小は浜中小へ統合。
    • 2004年3月 - 円朱別小は茶内小へ統合。
    • 2009年3月 - 茶内第三小は茶内小へ統合。
    • 2010年3月 - 貰人(もうらいと)小は浜中小へ統合。
    • 2012年3月 - 姉別小は浜中小へ統合。
    • 2012年3月 - 西円朱別小は茶内小へ統合。
    • 2012年3月 - 琵琶瀬小は霧多布小へ統合。
    • 2013年3月 - 榊町小は霧多布小へ統合。
    • 2014年3月 - 姉別南小中は浜中小・浜中中へ統合。
    • 2019年3月 - 茶内第一小は茶内小へ統合。

隣接している自治体

交通

 
浜中駅
 
浜中町出身のモンキー・パンチにちなみ、町内を通る鉄道・バスにはルパン三世のキャラクターをラッピングした車両も運用される(JR北海道)
 
霧多布大橋

鉄道

バス

運行日や経路詳細はバス事業者記事や公式サイトで確認のこと。

  • 浜中町営バス
    • 霧多布温泉ゆうゆ・渡散布・藻散布より厚岸町(子野日公園)方面(くしろバス・26 霧多布線より継承)
    • 浜中駅 - 榊町 - 新川十字路 - 役場前 - 霧多布温泉ゆうゆ(くしろバス・浜中線より継承)
  • 特急ねむろ号
    • 姉別・浜中・茶内より釧路市方面(くしろバス、根室交通の共同運行)

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

 
霧多布岬
 
霧多布温泉ゆうゆ

観光

 
ウラヤコタン異国船上陸の浜
  • ウラヤコタン異国船上陸地

イベント

出身の有名人

関連人物

浜中町が舞台の作品

その他

  • 2008年4月より全国で初めて行政区域内の全商店でレジ袋を有料化した。
  • 2009年1月朝日新聞社のふるさと100選に選出。

脚注

注釈

  1. ^ ただし、『ルパン三世H』第2巻では、フランスパリ出身ということになっている。

出典

  1. ^ 図典 日本の市町村章 p19
  2. ^ 「島」と称されるが、国土審議会離島振興対策分科会資料に基づく有人離島417島には含まれず、行政上は北海道本土の一部として扱われている。
  3. ^ 渡辺茂 編 (1965). 北海道歴史辞典. 北書房. pp. 48-49 原典:『日鑑記』
  4. ^ 「劇場の焼死者42名に」『朝日新聞』昭和26年5月21日
  5. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課 (27 January 2017). 平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》 (CSV) (Report). 総務省. 2017年5月20日閲覧 {{cite report}}: |authorlink=の値が不正です。 (説明); |authorlink=で外部リンクを指定しないでください (説明)※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。

外部リンク