中国人民解放軍
中華人民共和国の軍隊
中国人民解放軍(ちゅうごくじんみんかいほうぐん)は、中国共産党中央軍事委員会(主席:胡錦涛)の指揮下にある中国の軍隊である。軍区司令官級の将軍は原則的に党中央委員または中央委員候補の地位にある。1980年代から90年代にかけて大幅な兵力削減と軍近代化が行われた。1927年8月1日の南昌起義を建軍記念日とする。
組織
中国共産党中央軍事委員会のもとに総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部の四総部があり、その下に海軍、空軍、第二砲兵(戦略ミサイル部隊)および七大軍区が置かれている。また国防科学技術工業委員会、軍事科学院、国防大学なども軍区級組織である。
軍区
軍近代化により多くの軍区が削減され、現在は七大軍区制となっている。
■瀋陽軍区 ■北京軍区 ■蘭州軍区 ■済南軍区 ■南京軍区 ■広州軍区 ■成都軍区
海軍
総兵力約26万、うち海軍航空部隊約25,000、沿岸警備隊約25,000、海兵隊約40,000を有する。
空軍
戦略ミサイル部隊
中国語では「第二砲兵」という。総兵力約10万を有するが、実態は機密のベールに包まれている。 台湾対岸の福建省に大部隊を配置しているとされる。
人民解放軍が参戦した戦役
- 1931年-1945年 日中戦争(抗日戦争)
- 1945年-1949年 国共内戦
- 1951年-1953年 朝鮮戦争
- 1954年-1958年 台湾海峡危機、金門島・馬祖島を巡る中華民国軍(国民党軍/台湾軍)との戦い
- 1950年-現在 チベット侵略(解放)
- 1962年 中印紛争
- 1969年-1978年 ソ連との国境紛争
- 1974年 ベトナム共和国との西沙群島を巡る紛争
- 1979年 中越戦争