NEXCO

日本に3社ある高速道路会社の総称

これはこのページの過去の版です。未来人いる訳ない (会話 | 投稿記録) による 2022年4月16日 (土) 09:40個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

NEXCO(ネクスコ、Nippon Expressway Companyの略称)は、2005年10月1日日本道路公団(JH)の分割民営化により発足した3社の統一的名称。高速道路株式会社法で規定された特殊会社であり、東日本高速道路中日本高速道路西日本高速道路がある。

NEXCO
創立 2005年
国籍 日本の旗 日本
中核企業 東日本高速道路
中日本高速道路
西日本高速道路
前身 日本道路公団
テンプレートを表示

グループ会社

 
ネクスコ各社の管轄図

NTTグループなどとは異なり、3社を含むNEXCOグループを統括する会社(持株会社)は設立されていない。

事業内容 法人名 通称 種別 本社 主な事業区域
高速道路会社 東日本高速道路 NEXCO東日本 株式会社 東京都千代田区 北海道東北関東新潟信越の一部
中日本高速道路 NEXCO中日本 名古屋市中区 関東東海甲信の一部・北陸
西日本高速道路 NEXCO西日本 大阪市北区 関西地方中国地方四国地方九州沖縄

外郭組織

事業内容 法人名 通称 種別 本社 主な事業区域 詳細
研究機関 高速道路総合技術研究所 NEXCO総研 株式会社 東京都町田市 全国 2007年4月2日にNEXCO中日本の研究機関(中央研究所)が分離・独立し、
3社共同出資の研究機関として発足。
情報処理 NEXCOシステムズ NEXCOシステムズ 東京都新宿区 全国 NEXCO3社の基幹業務・料金収入計算・交通量測定などのシステム開発・運用・保守を行う会社。
保険 NEXCO保険サービス NEXCO保険 東京都千代田区 全国 NEXCO3社及びグループ会社へ保険サービスを行う会社。

NEXCOロゴについて

ネクスコの頭文字である「N」をとったロゴマークは3次元的に造形することによって、未来へと続く高速道路のダイナミズムを表すと同時に「道を走ること」がもたらしてくれる心の躍動感を表している[1][2][3]。また、各社のブランドカラー(コーポレートカラー)はNEXCO東日本は東日本・北日本の安息を感じさせる自然をイメージした深みと明るさのあるネクスコグリーン[1]、NEXCO中日本は中部日本エリアの活発な賑わいをイメージした力強く生き生きとしたネクスコオレンジ[2]、NEXCO西日本は西日本・南日本の海と空の明るさをイメージした、鮮やかで清潔感のあるネクスコブルー[3]を採用している。

民営化後の成果

民営化初年度の決算は3社とも100億円前後の黒字を達成した。中でも東名高速道路名神高速道路中央自動車道の3路線(ただし、全区間ではない)を管理しているNEXCO中日本は最も黒字幅が大きかった。民営化8年半(平成17年10月~平成26年3月)の間にNEXCO3社で10兆6000億円賃借料を支払いしていて、有利子負債を確実に返済している[4]。また、NEXCOはサービスを向上させている。深夜割引などの時間帯による割引や、独自で割引をする事もするようになった。サービスエリア・パーキングエリアの整備も多くなった[4][5]。また高速道路が、どんどん開業しているのでほとんどの高速道路で通行量が増加した。

脚注

  1. ^ a b ブランドロゴマーク”. NEXCO東日本. 2021年12月4日閲覧。
  2. ^ a b 「NEXCO中日本」ブランド”. NEXCO中日本. 2021年12月4日閲覧。
  3. ^ a b NEXCO西日本ブランド”. NEXCO西日本. 2021年12月4日閲覧。
  4. ^ a b NEXCO東日本 オフィシャルサイト”. NEXCO 東日本. 2022年4月16日閲覧。
  5. ^ 自動車情報誌「ベストカー」 - クルマ雑誌No.1 『ベストカー』のWEB版”. 自動車情報誌「ベストカー」. 2022年4月16日閲覧。

関連項目

外部リンク