サッカーペルー代表
サッカーペルー代表(サッカーペルーだいひょう、西: Selección de fútbol de Perú)は、ペルーサッカー連盟(FPF)によって構成されるペルーのサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムは首都・リマにあるエスタディオ・ナシオナル。
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国または地域 | ペルー | |||
協会 | ペルーサッカー連盟 | |||
愛称 |
La Blanquirroja La Rojiblanca La Bicolor Los Incas | |||
監督 | フアン・レイノソ | |||
最多出場選手 | ロベルト・パラシオス(128試合) | |||
最多得点選手 | パオロ・ゲレーロ(38得点) | |||
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初の国際試合 |
1927年11月1日対ウルグアイ 0-4 | |||
最大差勝利試合 |
1938年8月11日対エクアドル 9-1 | |||
最大差敗戦試合 |
1997年6月26日対ブラジル 0-7 | |||
FIFAワールドカップ | ||||
出場回数 | 5回(初出場は1930) | |||
最高成績 | ベスト8 (1970, 1978) | |||
コパ・アメリカ | ||||
出場回数 | 33回 | |||
最高成績 | 優勝 (1939, 1975) | |||
歴史
ペルーのサッカーは第1回大会の出場国の中では最も長く、FIFAワールドカップ本大会出場から遠ざかっていた国でもあった。その後は本大会に出場しなかったが、テオフィロ・クビジャスらを擁するなどして1970年メキシコ大会に出場。グループリーグでは初戦のブルガリアに3-1、続くモロッコ戦で3-0で勝利するも、西ドイツに敗れた。グループリーグを2位で突破し決勝トーナメントに進出したもののブラジルに2-4で敗れ、ベスト8という成績で大会を去った。
2大会ぶりに本大会に出場した1978年大会でも一次リーグを2勝1分の1位で突破し、2次リーグに進出したものの、2次リーグで3敗し敗退した。2大会連続で本大会に出場した1982年大会では、2引分の後ポーランドに1-5で敗れ、グループ1最下位で敗退となった。
1986年大会の予選では、最終節でアルゼンチンに勝てば本大会出場が決まったのだが後半36分、同点ゴールを許しグループ一位突破を逃すと、プレーオフでも一次ラウンドでチリに連敗して敗退した。このアルゼンチン戦で同点ゴールを許した選手が後にペルーの監督を務めることになるリカルド・ガレカであった。その後はワールドカップ出場からは遠ざかり、予選でも下位が定位置となっていたものの、ノルベルト・ソラーノやクラウディオ・ピサーロ、フアン・マヌエル・バルガス、ジェフェルソン・ファルファン、パオロ・ゲレーロといった攻撃的な選手を中心に欧州で活躍する優れた選手を輩出してきた。コパアメリカでは2011年、2015年に3位と好成績を残している。
南米予選では前半戦の第6節までで勝ち点4とベネズエラと最下位を争っていたが、ガレカ監督の若手中心のメンバー選考への方針転換により後半戦は勝ち点を積み重ね、最終的に5位に入り大陸間プレーオフへと進出した。0-2でボリビアに敗れた試合で、ボリビアが出場資格のないネルソン・カブレラを出場させたことで没収試合となり、勝ち点3を得たことが結果的にチリをも上回る要因になった[1]。
ニュージーランドとの間で行われた大陸間プレーオフはアウェーでの第1戦を0-0で引き分けたが、ホームでの第2戦を2-0で勝利し1982年大会以来、9大会ぶりの本大会出場を決めた[2]。ペルーのサッカーは伝統的に個人技、技術力が高く、守備を固めて勝負にこだわるよりも観客を楽しませる魅せるサッカーをすると言われており、欧州化が進む南米サッカーの中でも南米らしいサッカーの特徴を残していると言われている。
2018年6月9日、対スウェーデン戦に0-0で引き分けた。その結果、2016年11月15日にエスタディオ・ナシオナルで行われたブラジル戦(0-2)に敗戦以降、親善試合を含め15試合無敗(10勝5分)を記録した。これにより、1939年に記録した11試合無敗を大きく更新している。2018年大会ではグループCに入り、初戦のデンマーク戦、2戦目のフランス戦といずれも0-1で敗れ、2戦目終了時点でペルーのグループリーグ敗退が決まったが、最終戦となるオーストラリア戦に2-0で勝利し、1978年大会1次リーグ最終戦でイランに勝って以来40年ぶりの本大会勝利を収め、最終的にグループC3位となった。
2022年大会では南米予選で5位となり、大陸間プレーオフではオーストラリアと対戦したが延長戦になっても決着が付かず、PK戦の末4-5で敗れ本大会出場を逃した。
成績
FIFAワールドカップ
開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
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1930 | 1次リーグ敗退 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 4 |
1934 | 棄権 | ||||||
1938 | 不参加 | ||||||
1950 | 棄権 | ||||||
1954 | |||||||
1958 | 予選敗退 | ||||||
1962 | |||||||
1966 | |||||||
1970 | ベスト8 | 4 | 2 | 0 | 2 | 9 | 9 |
1974 | 予選敗退 | ||||||
1978 | 2次リーグ敗退 | 6 | 2 | 1 | 3 | 7 | 12 |
1982 | 1次リーグ敗退 | 3 | 0 | 2 | 1 | 2 | 6 |
1986 | 予選敗退 | ||||||
1990 | |||||||
1994 | |||||||
1998 | |||||||
2002 | |||||||
2006 | |||||||
2010 | |||||||
2014 | |||||||
2018 | グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 2 |
2022 | 予選敗退 | ||||||
合計 | 5/21 | 18 | 5 | 3 | 10 | 21 | 33 |
コパ・アメリカ
歴代記録
位 | 名前 | キャップ数 | 期間 |
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1 | ロベルト・パラシオス | 128 | 1992-2012 |
2 | エクトル・チュンピタス | 105 | 1965-1981 |
3 | ホルヘ・ソト | 101 | 1992-2005 |
4 | フアン・ホセ・ハヨ | 97 | 1994-2008 |
5 | ルベン・トリビオ・ディアス | 89 | 1972-1985 |
ノルベルト・ソラーノ | 1994-2009 | ||
7 | フアン・レイノソ | 84 | 1986-2000 |
8 | ペルシー・オリバレス | 83 | 1987-2001 |
9 | ホセ・ベラスケス | 82 | 1972-1985 |
10 | テオフィロ・クビジャス | 81 | 1968-1982 |
位 | 名前 | 得点数 | 期間 |
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1 | パオロ・ゲレーロ | 38 | 2004-2021 |
2 | テオフィロ・クビジャス | 26 | 1968-1982 |
3 | テオドロ・フェルナンデス | 24 | 1935-1947 |
4 | ノルベルト・ソラーノ | 20 | 1994-2008 |
5 | ロベルト・パラシオス | 19 | 1992-2009 |
6 | ウーゴ・ソティル | 18 | 1970-1978 |
7 | オスワルド・ラミレス | 17 | 1969-1982 |
8 | フランコ・ナバーロ | 16 | 1980-1989 |
8 | クラウディオ・ピサーロ | 16 | 1999-2016 |
10 | ペドロ・パブロ・レオン | 15 | 1963-1973 |
歴代監督
- ジャック・グリーンウェル 1939-1940
- ジジ 1968-1970
- マルコス・カルデロン 1975、1977-1978
- チム 1968-1970
- ペペ 1989
- ホセ・デル・ソラール 2007-2009
- セルヒオ・マルカリアン 2010-2013
- パブロ・ベンゴエチェア 2014
- リカルド・ガレカ 2015-2022
- フアン・レイノソ 2022-
歴代選手
- 主要大会のメンバー
- 1930 FIFAワールドカップ ペルー代表
- 1970 FIFAワールドカップ ペルー代表
- 1978 FIFAワールドカップ ペルー代表
- 1982 FIFAワールドカップ ペルー代表
- 2018 FIFAワールドカップ ペルー代表
GK
DF
- エロイ・カンポス 1963-1972
- エクトル・チュンピタス 1965-1981
- ラモン・ミフリン 1966-1973
- ルベン・トリビオ・ディアス 1972-1985
- ハイメ・ドゥアルテ 1975-1985
- ホルヘ・オルチェア 1979-1989
- ロベルト・パラシオス 1992-2012
- アルベルト・ロドリゲス 2003-
- フアン・マヌエル・バルガス 2004-2016
- サンティアゴ・アカシエテ 2004-2013
- カルロス・サンブラーノ 2008-
- クリスティアン・ラモス 2009-
- ルイス・アドビンクラ 2010-
- ミゲル・アラウホ 2014-
- ミゲル・トラウコ 2014-
- ルイス・アブラム 2016-
- マルコス・ロペス 2018-
MF
- ロベルト・チャレ 1967-1973
- テオフィロ・クビジャス 1968-1982
- セサル・クエト 1972-1985
- ホセ・ベラスケス 1972-1985
- ホセ・デル・ソラール 1986-2001
- ホルヘ・ソト 1992-2007
- フアン・ホセ・ハヨ 1994-2007
- ノルベルト・ソラーノ 1994-2009
- レイモンド・マンコ 2008-2010
- クリスティアン・クエバ 2011-
- ジョシマール・ジョトゥン 2011-
- エディソン・フローレス 2013-
- レナト・タピア 2015-
- セルヒオ・ペーニャ 2017-
FW
- テオドロ・フェルナンデス 1935-1947
- フアン・セミナリオ 1956-1959
- ペドロ・パブロ・レオン 1963-1973
- ウーゴ・ソティル 1970-1978
- フアン・カルロス・オビタス 1973-1985
- ホルヘ・ヒラノ 1984-1991
- クラウディオ・ピサーロ 1999-2016
- ジェフェルソン・ファルファン 2003-
- パオロ・ゲレーロ 2004-
- アンドレ・カリージョ 2011-
- パオロ・ウルタード 2011-2019
- アンディ・ポロ 2016-
- ジャンルカ・ラパドゥーラ 2020-
脚注
- ^ 没収試合が運命を分けた!?南米予選敗退のチリ、ボリビアの不正に泣く
- ^ ロシアW杯最後の1枠はペルーに!ホームでの第2戦でニュージーランドを下す/ロシアW杯大陸間プレーオフGOAL.com 2017年11月16日