インフィニティ・ベンチャー・サミット

IVS (Infinity Ventures Summit、インフィニティ ベンチャーズ サミット) は、日本最大級のスタートアップイベント。

実行委員会形式が採用されており、株式会社Headline JapanをはじめとしたIVS 実行委員会によって運営されている。

概要

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「無限の可能性を持つベンチャー企業を生み出す場」という意味を込めて、2007年11月に初開催。会場に、新たな時代を牽引する企業の経営者・経営幹部・投資家、スタートアップに関わる人が集うスタートアップイベントとして、2024年までの17年間で累計約3.7万人を動員した。

開催時期は7月上旬。3日間にわたり開催される。2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響によるオンライン開催を経て、2023年より会場を京都に移転。2025年まで3回連続、京都での開催を予定している。

Business エリア(起業家と投資家が対象)とNEXTエリア(スタートアップに関わるすべての人が対象)の2つのエリアからなる。会期中とその前後を含めて参加者が主催するサイドイベントが開催されている。

特に次世代の起業家の登竜門ともいわれるピッチイベント「LAUNCHPAD」が注目されている。

歴史

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招待制(2007年 - 2022年)

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IVSは2007年11月にスタート。2022年までの間に29回のイベントが開催された。

この期間中、IVSは「招待制のインターネット経営者カンファレンス」として、IT業界の国内外の経営者・経営幹部を対象に年に2回開催されていた。

ゾーン制(2023年 - )

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2023年からは招待制を撤廃。投資家・経営者のみが参加できるゾーンに加え、スタートアップ関係人口を増やすゾーンが新設。これにより、イベントは大幅に拡大し、多様な参加者が集まる場となった。

IVS2023 KYOTO / IVS Crypto 2023 KYOTO

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日程:2023年6月28日(水)~6月30日(金)

会場:京都市勧業館「みやこめっせ」「ロームシアター京都」他

総来場者数:10,000名

3ゾーン、17ステージ、250セッション。

DAY1の6月28日には、NEXT CITY内Next Stageで行われたセッション「【特別ゲスト出演】インフルエンスキャピタルの世界投資戦略」にPivot国山ハセン氏や、シークレットゲストで元サッカー日本代表で投資家の本田圭佑氏が登壇。PRO BASE内Stage Bで行われたセッション「異端の経営者が渡すバトンはAIへ?全産業でリストラ対象拡大」にDMM.com 会長兼CEOの亀山敬司氏が登壇。DAY3の6月30日には、NEXT CITY内Start Stageで行われたセッション「スタートアップ経営塾 藤田晋 vs 次世代メガベンチャー」にサイバーエージェント 取締役 藤田晋氏が登壇するなど、著名人の登壇セッションも多数行われ立ち見をする方も多かった。

IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO

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日程:2024年7月4日(木)~7月6日(土)

会場:京都パルスプラザ他

総来場者数:12,000名

4ゾーン、11ステージ、198セッション。

全198セッションプログラムのうち女性の登壇者が1名以上いるセッションプログラムは125。女性が1名以上参加しているセッションは63%。

DAY3の7月6日には、NEXT CITY内のMain Stageで行われたセッション「次世代エンターテイメントの勝ち筋」では、元放送作家の鈴木おさむ氏、The Human Miracleの小橋賢児氏、アソビシステムの中川悠介氏、heart relationの小嶋陽菜氏が登壇。国内外から多彩な業界のトップリーダーが登壇し、様々な視点での議論が行われた。

IVS LAUNCHPAD 優勝企業

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会社名
2008年 Spring ジェイマジック
Fall ヤマハ
2009年 Spring モーションポートレート
Fall カタログ
2010年 Spring アスラテック
Fall ホットリンク
2011年 Spring ユビキタスエンターテインメント(UEI)
Fall Labit
2012年 Spring クラウドワークス
Fall スマートエデュケーション
2013年 Spring Freee
Fall Capy
2014年 Spring WHILL
Fall ギャラクシーエージェンシー(現 akippa
2015年 Spring キッズライン
Fall 農業情報設計社
2016年 Spring SmartHR
Fall SORABITO
2017年 Spring Kobe クラスター
Fall Kanazawa ecbo
2018年 Spring Taipei 楽傑科創
Winter Kanazawa AERONEXT
2019年 Summer Kobe Funds
Winter Bangkok Flowaccount
2020年 Online アダコテック
2021年 Spring 207
Fall NASU SHE
2022年 NAHA PETOKOTO
2023年 KYOTO aba
2024年 KYOTO RENATUS ROBOTICS

外部リンク

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