ツル属(ツルぞく、Grus)は、鳥綱ツル目ツル科に属する属。ツル科およびツル亜科の模式属。模式種はクロヅル

ツル属
クロヅル Grus grus
保全状況評価
ワシントン条約附属書II)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: ツル科 Gruidae
亜科 : ツル亜科 Gruinae
: ツル属 Grus
Brisson, 1760
模式種
Grus grus クロヅル

分布

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アフリカ大陸オーストラリア大陸北アメリカ大陸ユーラシア大陸東南アジア日本

形態

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最大種はオオヅルで全長152cm。最小種はナベヅルで全長96.5 cm。属名Grusは「ツル」の意。

生態

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湿地草原水田等に生息する。地上に枯草等を積み上げた塚状の巣を作る。

食性は雑食で、果実種子昆虫類魚類両生類等を食べる。

繁殖形態は卵生。

分類

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人間との関係

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開発による生息地の破壊等の理由で生息数は激減している。ツル科は科単位でワシントン条約附属書IIに記載されているが、本科に含まれる6種2亜種はワシントン条約附属書Iに記載されている。(他属には2007年現在ワシントン条約附属書Iに記載されている種はいない。)

日本の鹿児島県出水市はツルの飛来地として知られており、国の天然記念物に指定されている。2007年現在までに本属の構成種の半数を上回る6種の飛来が確認されている。

関連項目

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