ペッカ・クーシスト
来歴
編集クーシストは、祖父は作曲家兼オルガニスト、父はオペラも作曲するジャズミュージシャン、母は音楽教師という音楽一家に生まれた[1]。兄ヤーッコ・クーシストもヴァイオリニスト、指揮者、作曲家であった。
3歳でヴァイオリンをはじめる。東ヘルシンキ音楽院でGeza Szilvayに師事する。1983年にヘルシンキのシベリウスアカデミーに入学し、1985年にTumas Haapanenに師事。1992年から1996年までインディアナ大学でMiriam FriedやPaul Bissらに師事した[2]。
1995年、フィンランド人として初めてシベリウス国際ヴァイオリンコンクールで優勝し、併せてシベリウスヴァイオリン協奏曲のベストパフォーマンス賞を受賞。
使用ヴァイオリンはストラディバリウス、1709年クレモナ製のScotta。
演奏スタイル
編集現在の演奏スタイルは大きく3つに大別される。
- 自身がソリストまたはコンサートマスターとなり、指揮者なしでオーケストラをリーディングする(バロック、古典派作品に多い)
- 自身はヴァイオリンを演奏せず、指揮者に専念する(現代音楽作品に多い)
- ソリストとして、指揮者ありのオーケストラとともにヴァイオリン協奏曲を協演する(ロマン派、現代音楽作品に多い)。
ヴァイオリンのためのソロ作品を演奏する機会は稀である。
また、ムーミン谷のなかまたちの作曲メンバーの一人である。
脚注
編集- ^ Anna King Murdoch, "An aural homecoming", The Age, 14 March 2009, A2, p. 16
- ^ Group, Ondine Oy, A. member of The Naxos Music. “Ondine Artist” (英語). www.ondine.net. 2024年4月4日閲覧。