(じゅん)は、時間単位の1つで、10間のことである。旬間(じゅんかん)ともいう。

暦法
時間
SI 864000
定義 10
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概説

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1か月の日数である3010で割り切れるので、10日間を3回繰り返すと1か月になる。そこから、1つのを3つに分けた期間も「旬」と呼び、1日から10日までを上旬(じょうじゅん、初旬(しょじゅん)とも)、11日から20日までを中旬(ちゅうじゅん)、21日から月末までを下旬(げじゅん)という。上旬・中旬は10日間であるが、下旬は月によって異なり、旧暦中国暦和暦)では9日間または10日間、新暦グレゴリオ暦)では原則として10日間か11日間で2月のみ8日間か9日間である。

「旬」という単位は中国夏朝には既に存在しており、甲骨文に「旬間」の文字が見える。旬の起源は、古代に十干で日を表していたことによるものと考えられる。

これを転用して、10年間(十年紀)のことを旬年(じゅんねん)ともいう。また、10か月のことは旬月(じゅんげつ)[1]という表現もある。

フランス1793年11月24日から1805年12月31日まで(グレゴリオ暦)施行されたフランス革命暦では、旬と同様、1か月が10日ずつの3つのデカード (décade) に分けられた。デカードは、旬またはと訳される。なおフランス革命暦では、1か月は常に30日なので、デカードも常に10日である。

日本には五十日(ごとおび)の習慣があり、これに沿って給料日などが設けられている。

古代メソポタミアに登場したアッシリアには、5日間を単位とする「五曜」制度があった。

注釈

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  1. ^ 10日間、1か月のことを「旬月」とする場合もある。転じて、「わずかな日数」という意味もある。

関連項目

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